ガンプラをはじめとしたプラモデル生産能力を強化!バンダイホビーセンター新館が12月1日より稼動!
今年2020年40周年を迎えた「ガンプラ」をはじめとした、プラモデルを生産する BANDAI SPIRITSの新工場「バンダイホビーセンター新館」が2020年12月1日(火)より稼動! 静岡県静岡市葵区長沼にあるバンダイホビーセンターの敷地内にて、2020年11月30日(月)に竣工、12月1日より稼動することで、プラモデル生産能力の強化を図るとのことです。
生産能力強化の背景
BANDAI SPIRITSは、1969年(当時バンダイ)に静岡県清水市に工場を取得しプラスチックモデルの生産を開始。1980年より販売しているガンプラは 2020年で40周年を迎え、これまでにリアルとSDシリーズ合わせて約4,500種類を発売。累計出荷数は2020年5月に、ガンプラリアルシリーズで5億2,580万個、SDシリーズで1億7,440万個、合計7億個を突破。現在は年間販売額の5割が海外となるなど、世界規模で人気が拡大しています。
現在のバンダイホビーセンターが竣工した2006年度のガンプラの年間出荷数は722万個でしたが、ガンプラの需要に対応すべく同工場内に多色成形機を増設するなどを行い2019年度は3,126万個と約4.3倍に拡大。近年のガンダムを取り巻く環境は、横浜の山下ふ頭で18メートルの実物大の動くガンダムを展示する「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」が12月19日オープン予定。上海ではフリーダムガンダム立像の建設がスタート、さらに2021年に開催される「ドバイ国際博覧会」の日本館アンバサダーにガンダムが任命されました。また、ハリウッドでガンダムの実写映画が制作される予定(公開時期未定)など、ガンダムは全世界のファンの愛によってさらに躍進しています。引き続き国内外でガンプラの需要が高まると予想するなか、新館を稼動することで、中国および北米を中心としたさらなる成長への対応と、中長期的に安定した生産体制に備えていくとのこと。
DATA
バンダイホビーセンター新館
- 着工:2019年12月18日(水)
- 竣工:2020年11月30日(月)
- 稼働:2020年12月1日(火)
- 建設内容:現ホビーセンターの敷地内に成形建屋を作り、多色成形機6台を増設
- 建設後多色成形機台数:35台(電動25台/油圧10台) ※グループ会社貸与含む
- 建設目的:国内外で高まっているプラモデルの需要に対応するため
- 建設効果:建設計画時(2019年)の約1.4倍の生産が可能
- 建物呼称:バンダイホビーセンター新館 ※それに伴い、現バンダイホビーセンターは本館となります
- 全体敷地面積:12,261㎡
- 延床面積:「本館」8,767㎡(3階建て) / 「新館」1,488㎡(平屋)
- 従業員数:133名(請負含め従事者:167名)(2020年11月現在)
「バンダイホビーセンター新館」の特徴
新館建設に伴い下記設備などを新たに導入予定とのこと。
- 小型AGV2台(AGV=自動搬送機)による効率化
- 生産成形管理システム(見える化)によるリアルタイムでの把握、効率性のアップ(2021年3月導入予定)
バンダイホビーセンターについて
バンダイホビーセンターは、BANDAI SPIRITSのガンプラをはじめとしたプラモデル(※)の生産拠点として静岡県静岡市葵区長沼にて2006年に竣工。バンダイホビーセンターでは、自社のオリジナル技術である1つの金型に4つの色、4つの異なる素材を同時に成形できる特別な成形機「4色射出成形機」を使うことで、単色成形では4枚になるランナーが多色成形では1枚になるなどプラモデルの作りやすさや組立後のカラーリング再現の追求を行うとともに、使用電力量の低減や使用材料の省資源化といった環境負荷低減も目指しています。現在も多色成形技術を活用したさまざまな技術を生み出しプラモデルを進化させています。
(※)BANDAI SPIRITSのプラモデルは、ガンプラをはじめ、『ドラゴンボール』『宇宙戦艦ヤマト』『ウルトラマン』『ワンピース』『ポケットモンスター』『仮面ライダー』『ドラえもん』『エヴァンゲリオン』など、さまざまなキャラクタープラモデルを展開しています。また、「カップヌードル」のプラモデルや3才からを対象としたプラモデル「ENTRY GRADE」シリーズなども発売しています。
(C)創通・サンライズ
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