マトリックスを越えた!? キアヌの新作アクション映画いよいよ公開!

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キアヌ・リーヴスの新たな魅力が光る最新のアクション映画がついに公開です! 『マトリックス』では映画史に残るアクションを見せてくれたキアヌが、またまたすごい銃と格闘の技を披露してくれます。その爽快感は『マトリックス』を超えたとか(!!)。これは必見です!

※一部解説にネタバレを含んでます。

 

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文/百鬼

■ストーリー

最愛の妻を病で亡くしたジョンは、深い哀しみにありながらも、彼女が遺した小犬と趣味の69年式マスタングとともに、平穏な日常を送っていた。ある日、ジョンのマスタングに目を付けたロシアン・マフィアの若者たちがジョンの家を襲撃。ジョンから何もかもを奪い去ってしまった。やがて、彼らはその身をもって思い知ることになる。世界でもっとも敵に回してはいけない男を目覚めさせてしまったことを……。

 

■解説

キアヌ久々の本格アクション作品。というか、ついに『マトリックス』を超えるかもしれない代表作への出演となった。本作でキアヌが演じる“ジョン・ウィック”は、まさしく“最強キャラ”なのだ。動きに無駄がない。さすがに『リベリオン』でクリスチャン・ベールが見せた“ガンカタ”とまではいかないが、生身の人間が可能と思われる最小限の動きで銃弾を避けつつ攻撃したり、そもそも撃たれる前に撃ったり刺したり、蹴飛ばしたりの連続だ。上下左右から攻撃を受けても、まるで相手の動きを予想してるかのような華麗なステップで反撃するという感じで、本作最大の見どころは、キアヌ演じる最強の“元”殺し屋ジョン・ウィックの暗殺名人芸といえるだろう。ちなみに、公式資料によると、このジョンの技は、カンフーと銃術を合わせた“ガンフー”なんだそうだ。

 

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そんなことで、アクションを観るだけでも十分元が取れる作品だけど、やっぱりキャラが立っているからこそ、アクションシーンも活きるというもの。ジョン・ウィックというキャラも良いけれど、脇を固めるサブキャラの皆さんも、実に良い。とりあえず目立つところでは、ジョンのライバル殺し屋を演じるウィレム・デフォー。相変わらず良い味出してます。デフォーの役どころは、まさにお約束どおりなので、安心して観ていられる。さらに敵となるロシアン・マフィアの皆さんも、それぞれシーンの盛り上げに大いに貢献してくれるわけだが、注目すべきはジョンVSロシアン・マフィアの外側にいる第3勢力のみなさん。

 

本作の世界観では、殺し屋たちの安息の場として、一軒の超高級ホテルが登場する。ここの人たちが、とにかく素晴らしい。その中心にいるのが支配人ウィンストン氏。演じるのはイアン“海賊黒ひげ”マクシェーン。その底知れない不気味さで、ひょっとしたらこの人、ジョンより強いんでは? と妄想できるほど。そして、このホテル関係者もそれぞれが味わい深いキャラばかり。当然のように彼らが出てくる“続編”を期待してしまう。とにかく、この殺し屋ホテルの面々には大注目だ。

 

 

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久々に“カッコいい”キアヌ・リーヴスの登場だ。顎髭と長髪で新たなイメージに挑戦。黒ずくめのスーツ姿ってのが実にカッコいいのだ。ひょっとしたらコスプレの世界でも流行っちゃうかも!?

 

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ジョン・ウィックの趣味は、バリバリのアメ車を乗り回すことなのだが、本作では最初に事件のきっかけとなる69年式マスタングのほかに、70年式シボレー・シェベル、11年式ダッジ・チャージャーと夢のアメ車が続々登場し、荒々しく図太いエキゾーストを聴かせてくれる。

 

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この人の存在はある意味安心(?)なウィレム“グリーン・ゴブリン”デフォーさん。見た目は悪そうだけど、ひょっとして良い人?? という微妙なサジ加減を演じさせたら、この人の右に出る人はなかなかいない。

 

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ロシアン・マフィアのボスとその“バカ息子”。このバカがしでかしたことで、巨大なマフィア組織が存亡の危機に瀕してしまうわけです。ちなみに、奥にいるのはロシア語がわからないアメリカ人の悪徳弁護士さん。

 

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奥さんがジョンに遺したビーグル犬のデイジーちゃん。このワンコをきっかけに、ジョンは立ち上がるわけです。亡き妻が遺した唯一の絆だから……!? 果たしてそうなのだろうか。答えはラストシーンにあるのだ。なかなか驚愕の事実だぞ!

 

 

 

<DATA>

ジョン・ウィック

監督:チャド・スタエルスキ/製作:デヴィッド・リーチ、ほか

出演:キアヌ・リーヴス、ウィレム・デフォー、イアン・マクシェーン、ほか

配給:ポニーキャニオン

上映時間:100分

10月16日全国ロードショー

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