第28回東京国際映画祭に、牙狼シリーズ最新作 『媚空-ビクウ-』が登場! 舞台挨拶レポート

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文・写真/浅井 渚

 

2015年10月22日に開幕した「第28回東京国際映画祭」のパノラマ部門にて、劇場版『媚空-ビクウ-』が上映され、雨宮慶太総監督、大橋 明監督、秋元才加さん、須賀健太さん、朝倉えりかさん、佐野史郎さんが舞台挨拶に登壇。この日が『牙狼〈GARO〉』シリーズ10周年記念作品となる本作の世界初公開とあって、会場には多くのファンがつめかけていました。

 

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▲写真左から……雨宮慶太総監督、大橋 明監督、媚空役の秋元才加さん、代知役の須賀健太さん、紗夜役の朝倉えりかさん、絶心役の佐野史郎さん。

 

 

本作は、雨宮慶太総監督による『牙狼〈GARO〉』シリーズの10周年記念作品。雨宮総監督の生み出す独特の世界観が人気を博している本シリーズの最新作であり、テレビシリーズ『牙狼〈GARO〉-魔戒ノ花-』に登場した闇斬師・媚空のスピンオフ作品とあって、ワールドプレミアムにはたくさんのファンが来場しました。上映直後の舞台挨拶にキャスト陣と雨宮総監督、大橋監督が登場すると、会場内は大きな拍手に包まれました。
それでは、キャスト&監督からのコメントをお届けします!

 

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――まずは雨宮総監督へおたずねします。総監督としてこの作品を制作しようと思ったきっかけと、今のお気持ちをお聞かせください。
雨宮:以前から秋元さんとお仕事したいと思っていましたが、なかなかスケジュールが合わなかったんです。テレビシリーズで、初めて媚空というキャラクターでお仕事することが実現し、その時に媚空というエピソードがすばらしかったので、ぜひ媚空単体の物語を見てみたいな……と思い、本作の企画がはじまりました。こういった場所で一番最初に公開し、お客様に見ていただけたことに、非常に感激しています。

 

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――次に、大橋監督へおうかがいします。大橋監督が『牙狼』シリーズでメガホンを取られるのは、劇場版では2013年の『牙狼外伝 桃幻の笛』以来となります。今回は、媚空の物語を撮影するに当たって、どんな気持ちで臨まれたのでしょうか?
大橋:雨宮総監督から「(牙狼の監督を)またやってみる?」と誘っていただき、ぜひやりたいです、とお話しました。雨宮総監督からは、「今までの牙狼シリーズにあまりこだわることなく、媚空の新しい世界を作って下さい」という発注だけを受けました(笑)。僕は元々スタントマン出身なので、今までのアクションの作り方とは違うチャレンジをしよう、と心がけました。

 

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――今回の作品は、テレビシリーズ『牙狼〈GARO〉-魔戒ノ花-』に登場したキャラクターのスピンオフとなっていますが、再び媚空を演じることになった秋元さん、この話を最初にもらったときの感想をお聞かせください。
秋元:次につながったというか、“チャンスをいただいた”という気持ちが強かったです。同時に、従来の牙狼ファンの方だけでなく、『媚空-ビクウ-』を通して、新しく牙狼の世界に触れる方にも楽しんでいただける作品にしたいと思いました。のちに、東京国際映画祭で上映されることが決まったんですが、今日上映後に皆さんのお顔を目にしたら、牙狼の世界をアジアだけでなく、世界に向けて広げていきたいという思いが強くなりました。

 

――劇中では、アクションにさらに磨きがかかり、肉体美も披露されていますね。
秋元:自分としてはまだまだ行けたかなという思いもあります。2カ月前ぐらいから週3回ジムに通って身体を作りました。次もし機会があったら、ロッキーみたいな身体にしたいと思います(笑)。

 

――秋元さんは今回、エンディングテーマも担当していらっしゃいますが、どんな気持ちで歌ったのでしょうか?
秋元:媚空の気持ちであったり、内面を代弁しながら歌わせていただくような感じでした。歌詞にしっかりと耳を傾けると、媚空のアンサーソングにもなっていると思うので、そこにも注目して聴いていただきたいと思います。

 

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――続いて須賀さん、代知役の役作りで心がけたこと、注意したことはありますか?
須賀:台本をいただいたときに、今回の作品での代知のポジションはヒロイン的だと感じたので、一番お客様に近い存在でありたいな……というのを常に考えながら撮影に臨みました。気持ちに素直に演じようと心がけました。アクションを映像で残せたのが、自分にとって一番嬉しいです。

 

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――朝倉さん演じる紗夜は、終盤での豹変ぶりが見事でした。演じてみたご感想は?
朝倉:紗夜はすごく二面性のある女性で、媚空のような信念のある女性というのはまた違った、執念深いというか、執着心の強い女性の役だったので、媚空とはまた違う考えの強さをどう表現していいか、自分なりに考えながら演じさせてもらいました。あと、私もアクションが初めてだったので、秋元さんと一緒にやらせていただいたときはビクビクしながらやっていたんですけど……。
秋元:怖かったですよね、ごめんなさい(笑)。
朝倉:とんでもないです(笑)。相手がこんなに綺麗な女優さんだったので「ええっ!?」と思ったんですけど、大橋監督が「何も考えずに行け!」と言って下さって、秋元さんも「力いっぱいやって下さい!」と言ってくれたので、すいません……と思いながら全力でやらせてもらいました。ありがとうございました(笑)。

 

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――佐野さんは、牙狼シリーズは初参加ですね。絶心役を演じていかがでしたか?
佐野:牙狼シリーズ10周年という記念碑的な作品に参加させていただいたことを光栄に思っております。朝倉さんには、物語上やられました……女性は怖いですね(笑)。絶心は、最後の最後に登場ということで、責任重大だったんですが、現場は皆さんとグリーンバックでの撮影で、何を対象に演技していいか、なかなか難しかったですね(笑)。とはいえ、こうした作品は数多く演じさせていただいておりますので、皆さんとがっぷり一緒にやれて、非常に楽しかったです。

 

舞台挨拶のあと、キャスト&監督はレッドカーペットにも登場しました!

 

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劇場版『媚空-ビクウ-』は2015年11月14日より新宿バルト9ほか全国ロードショー。お見逃しなく!

 

 

<関連情報>

牙狼〈GARO〉媚空-ビクウ- 公式サイト

 

 

(c)2015 「媚空」雨宮慶太/東北新社

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