連載100回記念!BLADE氏、たにめそ氏、柳瀬敬之氏、藤岡建機氏、黒星紅白氏に特別インタビュー!シリーズ最新作のシルエット画像も初公開!【電撃デスクトップアーミー通信No.100】

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

デスクトップアーミーの最新情報をお伝えする「電撃デスクトップアーミー通信」も今回でついに第100回。

 

そこで今回は、これまでに『デスクトップアーミー』オリジナルシリーズのデザインを担当してきたデザイナーさんに特別インタビュー! また、記事の最後にはオリジナルシリーズ最新作となるアイテムの情報を本邦初公開しちゃいます!!

 
 

デザイナースペシャルインタビュー

BLADE氏

(デザインアイテム:シルフィーシリーズ、フレイヤシリーズ、シルフィーIIシリーズ)

“”“”“”

――『デスクトップアーミー』のデザインの依頼があったときのお気持ちはいかがでしたか?

「机の上に小さいカワイカッコイイものがいっぱい」というのは大好きなので、プラモデルより小さい『デスクトップアーミー』のサイズ感に惹かれてお仕事受けさせていただきました。最初に実物のシルフィーを見たときは小さいのに細かなパーツ密度があって驚きました。

 

――D-phoneをデザインするにあたってこだわったポイントはどこになりますか? また、開発の中で印象に残っていることがございましたらお聞かせいただけないでしょうか?

D-phone本体もその武装も、スマートにかっこいいよりはなんとなくモコモコしているというか、かっこいい中にもカワイらしさがあるようなデザインになるようにがんばりました。そういうなんとなくの雰囲気の部分を実際の立体開発の際にうまく汲み取っていただけて、とても理想的カワイカッコイイものになりました(^^)。

 

また、開発担当のP・D氏がお仕事開始当初からとにかく精力的なのが『デスクトップアーミー』作業の変わらぬ印象です。デザインのネタ出し的に描いたアイデア落書きのようなものも拾ってくださって、実際にイベントの特典パーツとして制作していただいたり、シルフィー装備バリエーションデザインの指定にも「この機体は高速で敵陣に切り込み一撃離脱するタイプです!」みたいなかっこいいブンドドのイメージがはっきりあって、こちらもそのイメージを掴みやすかったです(^^)。

 

たにめそ氏

(デザインアイテム:クロムシリーズ)

“”

――『デスクトップアーミー』のデザインの依頼があったときのお気持ちはいかがでしたか?

まだ正式に企画が立ち上がった直後だったのですが、仕様として小サイズ低価格路線の可動武装の女の子は当時あまりなかったもので、魅力を感じました。

 

――D-phoneをデザインするにあたってこだわったポイントはどこになりますか? また、開発の中で印象に残っていることがございましたらお聞かせいただけないでしょうか?

基本的なボディのデザインはすでにBLADEさんがやられていたものの流用であること、6体の大まかな兵種はすでに決まっていたので、武装バリエーションの割り振りからはじまって単体の形をもちつつ武装の組み合わせでなにかギミックを組めるように進めることに。P・D氏からの指定はエアバイクのような乗り物だったのですが、せっかくバイクならタイヤがあったほうがよかったので、2パターンの組み合わせができるようにし、武装を配置していきました。

 

名前が犬ベースになったのはBLADEさんデザインの第1弾が猫ベースだったことを受け途中から変更されたもので、初期はサイクロプスやエルフなどモンスターのような仮名がついていました。また、基本素体は共通でもバリエ感を出したかったのと頭部を覆うバイザーやメットをつけたかったので、髪型を干渉しないようオールバックにして前髪をいろいろ変えることで個性を出そうとしてたのですが、パーツ節約の関係上うまくやれなかったのが残念です。

 

一応前髪のラフはいくつか描いてたのですが、後のクロム警察仕様の際の配信用3Dデータでちょっと違う前髪が用意されてたりします。当初はヒジ膝が固定の仕様だったのでその状態でも持ったり乗ったりできるよう武器やバイクのデザインを整えた記憶があります。結果的にヒジ膝が動くようになったのは表現の幅が広がってよかったなと。開発途中のことではないですが、武装の組み換えで大型のバイクを個人的に作ったら、それを小説の挿絵用に拾っていただけたのは嬉しかったですね。

※「デスクトップアーミー ラプンツェルの魔塔」挿絵ラフ

 

柳瀬敬之氏

(デザインアイテム:ミレニアシリーズ、ドレッドシリーズ、ドレッド-ロウシリーズ)

“”“”“”“”

――『デスクトップアーミー』のデザインの依頼があったときのお気持ちはいかがでしたか?

最初の打ち合わせ時に第1弾の試作原型を拝見いたしました。膝の関節は当初試作ではありませんでしたが、途中から追加されたり、顔がどんどん可愛くなったりと、P・D氏の気合が随所に感じられて、いい意味でプレッシャーになりました。小さいながらも完成品フィギュアとしてクオリティも高く、デザインしてみたいという欲求は高いものの、デフォルメされたキャラクターデザインは初めてだったので、自分にできるのだろうか?という不安も多々ありました。キャラデザインはやってみたいものの、場数はあまりにも少ないので、P・D氏は不安だったと思います(笑)。案の定パッケージイラストで顔が可愛く描けなくて、随分と苦労を最後までおかけしてしまいました……。

 

――D-phoneをデザインするにあたってこだわったポイントはどこになりますか? また、開発の中で印象に残っていることがございましたらお聞かせいただけないでしょうか?

「武器を多数持っていて、武器の組み合わせでパワーアップできたりする『デスクトップアーミー』」という発注でした。第1弾、第2弾との差別化として、最初は髪の毛もメカパーツで表現できないかと提案させていただきましたが、可愛さが上手く表現できず没になったり(パラディンの額パーツはその時の名残)、キャラデザインの部分では変遷が多く、苦労いたしました。

 

様々なタイプの装備、ガスマスク特殊部隊、アサシン、騎士タイプなどのラフを描きましたが、トータルとしてミリタリーテイストに統一、武器によるキャラクターの変化、主に銃器、装甲も武器の一部になって組み換え遊びができるものを目指すことになり、数も多いので武器の名前を考えているうちに、P・D氏の方から武器名の頭文字でA~Zをすべて埋めるということを提案され、一瞬気が遠くなりましたが、アイデアはP・D氏が多数出してくれたので、なんとかデザインを進めることができました。パラディンまで商品化できたので、正直やり切った感はあります。

 

デザインは大変でしたが、商品が届き、小さいながらも自分のデザインがキッチリ表現されて顔や、可動や細かいパーツまで表現された多数の武装をずらっと机に並べたときの嬉しさで、めちゃ報われました。もう一度『デスクトップアーミー』のデザインをお願いされるとしたら、普通にロボットをデザインして、それをデフォルメ上手な方にアレンジをお願いすると思います(笑)。

 

藤岡建機氏

(デザインアイテム:フレアシリーズ、ヴァルカシリーズ)

“”“”

――『デスクトップアーミー』のデザインの依頼があったときのお気持ちはいかがでしたか?

昔から好きだった機械と少女の玩具がらみということで、お話をいただいた時は嬉しく思いました。

 

――D-phoneをデザインするにあたってこだわったポイントはどこになりますか? また、開発の中で印象に残っていることがございましたらお聞かせいただけないでしょうか?

オリジナルデザインのBLADE先生が築いたかわいらしく、カッコいいフォーマットを崩さぬよう努力したつもりです。商品化未定になった時は頭を抱えましたが、みなさんが応援してくださったお陰で玩具が立体化され、その嬉しさは今でも続いています。

megahouse_180613_13

 

黒星紅白氏

(デザインアイテム:アリッサシリーズ、メリッサシリーズ)

“”“”

――『デスクトップアーミー』のデザインの依頼があったときのお気持ちはいかがでしたか?

しっかり立体が破綻しないようにデザインするとか無理だと思ったのですが、私のデザインしたキャラクターが(大変ありがたいことに)今までにいくつか立体化できているということは、なんとかなるのかもしれないと考え、お引き受けすることにしました。

 

――D-phoneをデザインするにあたってこだわったポイントはどこになりますか? また、開発の中で印象に残っていることがございましたらお聞かせいただけないでしょうか?

大きい武器というのがオーダーにありましたので、そこから聖遺物を核にして、能力を引き出すとともに保護するための装置として、結果巨大になってしまった武器を考えつきました。プラモデルのパーツにドラマがあったら面白いと思い、聖遺物は欠けていたりダメージが入っているものにしました。

 
 

オリジナルライン最新作のシルエット画像を初公開!

2021年に5周年を迎える本シリーズの最新アイテムとして、完全新作のオリジナルデザインの商品企画が進行中! エメラルドグリーンも映える剣&シールドらしきものを携えたスタイリッシュな雰囲気がシルエット画像からも伝わってきますね。担当しているデザイナーの情報も含め、本アイテムの続報は今後の連載記事の中で紹介していきますので、ファンの方は引き続き本連載をお見逃しなく!!

 

 

(C)MegaHouse

関連情報

 

関連記事

上に戻る