紫にこだわった強化型ZZガンダムに、重厚感あふれる黒立ち上げ塗装のガンキャノンなど、電撃ガンプラアカデミー2021年1月投稿分
ガンプラビルダーズワールドカップ 2014年・2015・2018年日本大会ファイナリスト、2016日本大会準優勝の佐藤哲夫氏をはじめ、吉本プラモデル部の方が作品を選出するガンプラアカデミー。今回は2021年1月に投稿作品された作品から、吉本プラモデル部部長 佐藤哲夫氏、吉本プラモデル部副部長 鈴木Q太郎(ハイキングウォーキング)氏注目の作品をピックアップします。全投稿作品はワンダースクールにて公開中です! 今月選ばれた10作品は以下のとおりです!
吉本プラモデル部 副部長 鈴木Q太郎選出作品
コメントにある通り強そうなグフです! 確かに強そうなんですが、カッコ良くもありますよね! 荒々しいグフがこの大剣を持つことによりカッコ良くスマートになってる感じがします。強そうでカッコ良い! そう、まるで宇梶剛士さんのようなグフですね。宇梶さんは芸能界最強と呼ばれてますがこのグフはグフ界最強なんだと思います! なんだかんだ言ってグフ界最強と言えるのはやはり工作、塗装がしっかりしているからだと思います!
これはカッコ良いですね! ウェザリングが綺麗! 汚してるのに綺麗とは矛盾してますがプラモ業界あるあるですね! なぜカッコ良いのか? 私は考えました。基本が凄くしっかりとされてるからなんじゃないかと思いました。ディティールアップをプチと言い、短めでシンプルなコメントに私はヒロハル49さんは凄く慎み深く奥ゆかしいできた方なんだと思いました。そんな方の作品って惹かれますよね!
良い! カッコ良いのはもちろんなんですが、缶スプレーを使って塗装したって凄いですよね。私尊敬して憧れます! だって缶スプレー塗装って難しいですもんね! 私缶の塗料はサーフェイサーか、たまにクリアコートぐらいしか使ってなくて本塗装では使いません。絶対失敗するんです(笑)。缶スプレーで完成させて感動させる! そんな完璧な作品を簡単に作るOtuさんに俺は感心して感謝して感極まってます! 缶サイコー! イエーい!
黒立ち上げからの赤はとても大変だったんじゃないかと思います。何度も重ねてやっと出た赤! その成果がこのガンキャノンのカッコ良さに繋がっているんでしょうね! ご本人も言う通り重厚感が凄いですね! 5キロの鉄アレイぐらいの重さに見えますね! 私このガンキャノンで筋トレしたいです。本当にこのガンキャノン持って走ったら2、3キロ体重落ちるんじゃないかというぐらい重厚感がありますね。
作品名:ズゴックくん達!ジャブローにでも行きますか!(りん丸さん)
初めての投稿ありがとうございます! MG筆塗りということですよね? なんとまあ凄い! 私、MGぐらいの面積広いキットに筆塗りしたことなくてこれは凄いことだと思います。これから汚し塗装チャレンジするとのことですが、もうすでに良い感じで汚れてませんか? だいぶカッコ良いんですけど。しかしズゴック3体は凄い! アルフィーですね。例えが古いか……少年隊天点しぶがき隊……今の若い例えが思い付きません……おじさんを許してください。
吉本プラモデル部部長 佐藤哲夫選出作品
作品名:MSカタパルトデッキ(SDガンダム用)( うすいあおさん)
今まで何作品も見てきたこのMSデッキのジオラマですが、意外にもSDでそれを再現された作品ってかなり珍しいのではないでしょうか!? 何度見てもどうしてもワクワクしてしまうMSデッキジオラマですが、こうしてSD化するとまたコミカルさもプラスされて凄く楽しい雰囲気になりますねー! 特に整備中のガンダムのちょっと間抜けな感じがめちゃくちゃ可愛い!! 飾っておくのも素敵ですが、あっちこっち動かして遊びたくなる作品です! こういうの好きー!
これは塗料に対しての機体のチョイスが抜群にハマってますね! マジョーラという偏光塗料で、角度によって色味が違って見えるという性質を最大限に活かすには、このハンマハンマというモビルスーツの中でも「面が多い」機体が最適じゃないでしょうか!? 何色も重ねて、少しずつ面によって違う色を出したかのような深い味わいが出ています! うん! ナイスマジョーラ!!
作品名:「そうよ、私は女よ!だからここにいる!あなたの敵になった!」HGUC 1/144 パラスアテネ(めおぷら夫さん)
これはまた「厚み」を感じさせる良いグリーンを作りましたねー! スレートブラックはちょっと青みのあるブラックでしょうか? こういう鮮やかなグリーンって、キレイだけどそれだけに少しポップな感じに仕上がりがちなんです私の場合。鮮やかなのに重みがあるこういうグリーン、私も上手く出せるようになりたいなぁー! 過度にならないくらいの良い加減のスジボリもステキっす!
「紫を使いたくて」この一言に全てが集約されているのではないでしょうか!? ホントに清潔感あふれる美しい紫! ホワイトやグレーの色味加減もおそらくこの紫を一番綺麗に魅せるために調整されているのではないでしょうか? やはり「何をどう魅せたい!」というのが最初から決まっている作品は必然的に統一感が出て、しっかりまとまりますよね! 色々自分の中の設定を楽しみながら作られているのが伝わってきます! 貴方のことをPPP(パーフェクトパープルペインター)と名付けます。
作成期間1カ月ということですが、おそらくホントに無駄のない1カ月だったのではないでしょうか!? 改造にしても、ベースのサイズにしても、小物の配置にしても全て最小限でありながら必要なものは完璧に揃っているこの感じ! ウェザリングやデカールも「これ以上」だとクドイし「これ以下」だとちょっと寂しい。2丁拳銃さんのネタを使わせていただきますが「ちょうどええ!!」
吉本プラモデル部 副部長 鈴木Q太郎総評
何度かやらせていただき毎回のことなのですが、選ぶのが悩みます! あくまで審査ではなくて5作品選ばせていただいているだけですので本当皆様の作品全て素晴らしい! なので皆様、振り向かないで。皆様がプラモを作るテーブルはお前の生まれた故郷だ。覚えているかい初めてプラモを作った日のことを。温かいぬくもりの中で組み立てたプラモを。皆様ふりむくな皆様。男はプラモを作るもの作るもの。ただ明日へと明日へと永遠に……。
吉本プラモデル部 部長 佐藤哲夫総評
今回もたくさんの投稿ありがとうございます! まあいつも皆さん塗装に対しては凄いこだわりを持った作品がたくさん送られてくるのですが、今回は「塗装の先」が見えてるニュータイプの方がこんなにいるんだと驚かされましたね! この色を活かすにはこの機体で! この設定で! それに合わせるのはこの色で! といった具合に、最終的に「魅せたい色」が定まっているからこそそれに向かって説得力のある工作をされていたり! ただ指定された色をキレイに塗るというだけでなく、自分の色を持つというのも見る人を魅了する力となるんだなぁーと感じました! 私もその辺のこだわりを持っていつか「見える!私にも見えるぞ!」と言ってみたいものです!
今月もたくさんの力作をご投稿くださりありがとうございました。
投稿いただいた作品から、吉本プラモデル部のメンバーが作品を選出します。プラモデルを愛してやまない芸人たちを唸らせる入魂のご投稿をお待ちしております!
電撃ガンプラアカデミーへの応募はワンダースクールにて受け付けています。
(C)創通・サンライズ
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