『007 スペクター』4作目にして原点回帰? 今度の『007』は往年のファンも喜ぶネタ満載!

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起用された際にはファンの間から賛否の声が聞かれたダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドですが、高評価に支えられ今回で4作目です。今回はタイトル通りいよいよあの「スペクター」が登場します。『007』の巨大な犯罪組織といえばコレ、ということで、どのように描かれるのかが見ものです。これによって、さらにシリーズが加速するのでは? そんな期待もふくらませつつ、ぜひご覧ください!

※一部解説にネタバレを含んでます。

 

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文/百鬼

■ストーリー

ジェームズ・ボンドは独断で潜入したメキシコで騒動を起こし、帰国後、MI6で新任のMから叱責を受けた。しかし、すべては、今は亡き前Mの指示によるものだった。さらに監視が厳しくなる中で、Qやマネーペニーの協力の元、ボンドはローマへ向かい、メキシコで殺した男の葬儀に行き、その妻から闇の組織に関する有力な情報を得た。組織の会合に出かけたボンドだったが、謎の首領にあっさりと正体を見破られてしまう。一方、ロンドンではMI5のCが暗躍し、MI6解体を目論んでいた……。徐々に明らかになる巨大な悪の組織“スペクター”、そして、迫りくるMI6解体の日、さらにボンド自身に秘められた秘密……!? 果たしてボンドは、“スペクター”の陰謀を阻止することができるのだろうか……!?

 

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■解説
シリーズ21作目の『007/カジノ・ロワイヤル』(2006年)から始まった6代目ジェームズ・ボンド、ダニエル・クレイグもついに4作目。けっこう真面目なシリーズというか、なんか「悩めるボンド」というのを敬遠していた人も多いかも。しかし、ここにきてQやマネーペニーなど、往年の007ファンが大喜びしそうなワードが登場しまくるのが、この『007 スペクター』だ。タイトル・ロールにもなっている“スペクター”も、久々に『007』に帰ってきた。そう、本作はいろんな面で『007』シリーズの“お約束”が帰ってきた作品なのだ。

 

まずは冒頭の「ガンバレル・シークエンス」。あの銃口のシルエットの中で、歩いてきたボンドが振り返りざまに銃を撃つというシークエンスは、まさに『007』ならではの重要なアイコンなのだけど、なぜかダニエル・クレイグ版での採用は初めて。前作から登場していたQやマネーペニーも、本作から本格始動といってもいいだろう。Qが活躍するということは、いかにも『007』らしいガジェットが登場しまくるということ。もちろん、乗車はアストンマーティンで飲み物はウォッカ・マティーニ。まさしく『007』は、こうでなくっちゃ感満載なのだ。

 

また中盤のクライマックスは、元プロレスラーのデイヴ・バウディスタとの豪華列車内での大格闘。これは『007/ロシアより愛をこめて』(1963年)のショーン・コネリーVSロバート・ショウの名場面の再現だ。さらに、前作で非業の死を遂げた女性Mに替わって、“文字通り”男性に戻ったというのも、ある意味では英国らしい原点回帰(?)なのだ。

 

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特に注目なのは、やはりタイトルの“スペクター”。『007』のヴィランといえば、“国際犯罪組織スペクター”。そして、首領は“ブロフェルド”。本作の悪玉は、クリストフ・ヴァルツ演じるオーベルハウザーなのだが、果たして“ブロフェルド”は、いつ出てくるのか!? というのが最大のお楽しみでもあるのだ。そこで重要になるのが、“ブロフェルド”といえば“白猫”。

 

『オースティン・パワーズ』シリーズなどでも散々パロディのネタにされてきた“ブロフェルド”だが、膝に抱えた“白いペルシャ猫”が必須アイテム。猫抜きで“ブロフェルド”は語れないのだ。もちろん、“お約束”満載の本作にも、“白猫”は登場する。そして、この猫が現れたシーンで“ブロフェルド”が“初登場”するのだ。きっと『007』ファンなら、ついニヤニヤしてしまうシーンに違いない。

 

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本作のボンド・ガールといえば、“『007』史上最年長ボンド・ガール”で話題のモニカ“1964年生まれ!!”ベルッチさん。1968年生まれのダニエルとのラブシーンは、序盤の見どころのひとつだろう。昭和生まれの50歳にして、いまだに『ドラキュラ』(1992年)や『マレーナ』(2000年)の頃の妖艶さを保ち続けているところは、さすがの一言だろう。

 

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ボンド・ガールのワイドショウ的な話題はモニカ・ベルッチの独占状態だけど、実はこちらがヒロインのマドレーヌ・スワンを演じるレア・セドゥ。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011年)の女殺し屋役や『美女と野獣』(2014年)でベルを演じた女優さんだ。父親がMr.ホワイトだったために、ボンドと“スペクター”の争いに巻き込まれてしまうという役どころ。しかし、ボンドと行動を共にするうちやがて……な関係に。列車内大格闘終了直後、ボンドに「この後どうするの?」と聞くのだが、ここで大爆笑してしまいました。なぜかは劇場でチェックだ。

 

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『007』のガジェット担当Q。ダニエル版のQは、いかにもなオタク青年風味。今回は開発部署でガジェット紹介するだけではなく、ボンドのいるオーストリアまでやってきて、ちょっとしたピンチにも遭遇する。ほかにもマネーペニーやMも積極的に事件に関わってくる。今回の『007』は、ボンドだけの孤独な戦いではなく、MI6のチーム戦でもあるのだ。

 

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これが今回話題のボンド・カー、アストンマーティンDB10。4.7リットルV8エンジン搭載で、基本的にはV8ヴァンテージ改に近いけど、本作のために10台だけ製作されたコンセプトカー。最高速は305kmを誇り、3.2秒で時速100kmに達するポテンシャルを秘めている。サメをモチーフにしたデザインらしく、ノーズから全体へかけての流線型なシルエットが美しい。これとジャガーC-X75によるローマでのカーチェイスも大きな見どころだ。もちろん、劇中ではさまざまな秘密兵器やらなにやらを搭載可能。ただし、まだロールアウトしたばかりだというところには注意しようボンド君。

 

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<DATA>

007 スペクター
監督・脚本・製作:サム・メンデス/音楽:トーマス・ニューマン
出演:ダニエル・クレイグ、クリストフ・ヴァルツ、レア・セドゥ、レイフ・ファインズ、モニカ・ベルッチ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリスほか
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
上映時間:148分
12月4日全国ロードショー

⇒上映スケジュールはこちら

 

 

<関連情報>

映画『007 スペクター』公式サイト

http://www.007.com/spectre/?lang=ja
SPECTRE (C) 2015 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc., Danjaq, LLC and Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved

 


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