缶スプレー塗装で仕上げたストライクフリーダムに、PGザクIIの修理風景ジオラマなど、電撃ガンプラアカデミー2021年6月投稿分

更新日:2021年12月16日 18:30

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ガンプラビルダーズワールドカップ 2014年・2015・2018年日本大会ファイナリスト、2016日本大会準優勝の佐藤哲夫氏をはじめ、吉本プラモデル部の方が作品を選出するガンプラアカデミー。今回は2021年6月に投稿作品された作品から、吉本プラモデル部部長 佐藤哲夫氏、吉本プラモデル部チャーリーいたがき(どんとうぉーりー)氏注目の作品をピックアップします。全投稿作品はワンダースクールにて公開中です! 今月選ばれた10作品は以下のとおりです!

 

吉本プラモデル部 チャーリーいたがき選出作品

作品名:ダブルオーライザーキュリオス(26189さん)

『機動戦士ガンダム00』の機体で「オーライザー」をチョイスした作品を見たことがなかったので、今回選ばせていただきました!また、オーライザーと組み合わせる相手にガンダムキュリオスを選ぶあたりが、思いつきそうで意外と思いつかないアイデアで脱帽いたしました! “ガンダム要素”ではなく“可変状態”をメインとしているので、あくまでもこの機体の軸は「オーライザー」なんだと、確固たる信念を感じられて非常に素敵だと思いました!

 

作品名:1/144パブリクタイプの突撃艇(あやぽんさん)

「MS、MAだけがガンプラじゃない!」ということを再認識させられました! 正直、この機体をよく知らなかったのですが、調べてみたらものすごく再現度が高かったのでビックリしました! “完全再現”ではなくそれぞれのパーツを活かして、うまい具合にアレンジされていて凄いと思いました! グラデーションも暗い色の上に明るい色を重ねるだけでなく、黄色部分の濃い色と薄い色を組み合わせる手法も使われていて、凄く参考になりました!

 

作品名:オデュッセウスガンダムとFFユニット(カサピーさん)

絶対このキットを使うとしたら、僕も含めほとんどの人が”ペーネロペー”として使うと思うのですが、中身の“オデュッセウスガンダム”をメインとして使われていて、いままでいそうでいなかったアイデアだったので選ばせていただきました! オデュッセウスガンダムのディテールやデカールもすごいのですが、背景にしているフライトユニットもないがしろにせず、キチンと仕上げていらっしゃることに脱帽です!

 

作品名:百式damage mode(招き金さん)

カミーユに修正されたクワトロ大尉みたいな衝撃を受けました!百式=金色のイメージを持っていたのですが、この作品は黄色がいい感じにハマってめっちゃカッコいいです! 金色じゃなくて黄色を使ったことにより光らないからこそ、めちゃめちゃ汚れやダメージが際立って見えて素晴らしいと思います! “こんな方法があったのか!”と学ばせてもらいました! 塗装の可能性は「まだだ、まだ終わらんよ……!」と再認識させられました!

 

作品名:RGストライクフリーダム(都5444さん)

えぇッ!? 全部缶スプレーで塗装されたんですか!? RGはパーツ数が多く、細かく色分けされてるので、缶スプレーの費用でめちゃめちゃお金かかったんじゃないでしょうか!? 費用も気になるのですが、ストライクフリーダム全体の色合いの変え具合もすごく調和していてカッコいいです! 特に元々黒色と青色だったパーツの色変え具合がすごく好みです! エッジにパステルもいい具合にボヤけてカッコいいです!

 

 

吉本プラモデル部部長  佐藤哲夫選出作品

作品名:HGUC ペーネロペー(HIROさん)

コメントではスジボリやマスキングでの塗りわけ等頑張りましたとさらりと書いてありますが、ペーネロペーのサイズを考えるとかなりの作業だったんだろうなぁと思います! また、写真で見る限りですが、これだけ大きいパーツでもヒケ等見られないことから、表面処理もかなり丁寧にされたのではないでしょうか? 凄く清潔感ただよう仕上がりでとても好感が持てます!お見事ですー!

 

作品名:試作4号機 ガーベラ(ぴさん)

ガンダムマーカーエアブラシで全塗装ですか!? 凄い! たしかにガンダムマーカーエアブラシでもしっかり全塗装できますし、私もやったことはありますが、1/100スケールのキットでやるのは結構大変だったんじゃないでしょうか? それからブルーがとてもキレイなのですが、もちろんブルーそのもののキレイさもありますが、これはベースのカラーをホワイトではなく思いきってガンメタにした効果も大きいのではないでしょうか!? ガンメタの重厚感あるメタリックによってブルーがより一層鮮やかにそれでいて厚みのある感じになってるのかと! スゲーかっこいい!!

 

 

作品名:ザクを修理するよ。(ヤスパーさん)

こりゃまた大作ですねー! ジオラマにしても凄い情報量! 作業してる人ひとりひとりのポージングもいきいきとしてますね! また台座を斜めにカットした構図なのも、作品で見せている部分よりもさらにその外側まで拡がりを想像させてくれます! いろんな角度から眺めてみたい作品です!

 

作品名:ガナーザクウォーリア(ゆー坊さん)

プラ板によるディテール追加が光りますねー! 単純に情報量が増えるのもたしかですが、リベットを打ったり周りをスジボリしたりとプラ板をただ貼るだけでなくどういう装甲なのかイメージさせる加工をしてあるので作品全体にとても馴染んでいます! それから色のチョイスもお見事! ベースとなる色をダークグレーにしたことで、さらにプラ板工作をマッチさせていると思います!

 

作品名:MG ゲルググ ウェルテクス(七式さん)

これはめちゃくちゃ手入ってますねー! 肩のバインダーやバックパックはスクラッチですか! まいったぜ! スクラッチ部分も凄いんですが、バインダーの形状によりマッチするように肩自体の接続位置をかなり上に上げてるんでしょうか? これだけ大きなバインダーがあるのに凄くバランス良く感じます! その他細かいディテールの追加等、あげ出したらきりがないですね! さらにデカールも自作とか! いや、ホントまいったぜ!

 

 


吉本プラモデル部  チャーリーいたがき総評

「俺のこの手が真っ赤に燃える! プラモを作れと轟き叫ぶ!」

皆さんの熱意の籠った作品を見ていたら、テンションが爆熱して僕のゴッドフィンガーがプラモを作ってました(笑)。どの作品も凄かったのですが、今回は”そうきたか!”と思ったものを選ばせていただきました! また、技術やアイデア的にも色々と学ぶことが多かったです!今後のプラモ製作で敬意を込めてトレースさせていただきます! パクリじゃないです! モビルトレースシステムです!

吉本プラモデル部 部長 佐藤哲夫総評

さあ今回も凄い作品めじろ押しでした! ホントにたくさんの投稿ありがとうございました! 今回の選考のテーマは「熱量」です!

作品に対する気合いといいますか、頑張りといいますか! ただ作業量が多いというわけではなく、自分なりのこだわりやそれによって発生した膨大な努力! そんな「熱量」を感じた作品を選んでみました! 「熱量」の凄い作品って、たとえば自分があまり好みではないタイプの仕上げ方をした作品でも、圧倒されさらには「これ系あまり好きじゃなかったんだけど、こういうのカッコいいんだな!」って気づかせてくれます!
ガンプラの良いところって、愛情持ってひとつひとつのディテールに想いを込めれば作品として仕上がった時にちゃんと応えてくれるんですよね! 私ももっと気合い入れて作るぞー!

今回もたっぷりと刺激いただきました! ありがとうございますー!
次回も想いのこもった作品お待ちしておりまーす!

 

今月もたくさんの力作をご投稿くださりありがとうございました。

投稿いただいた作品から、吉本プラモデル部のメンバーが作品を選出します。プラモデルを愛してやまない芸人たちを唸らせる入魂のご投稿をお待ちしております!

 

 


 

電撃ガンプラアカデミーへの応募はワンダースクールにて受け付けています。

 

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(C)創通・サンライズ

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