TAMASHII NATION ONLINE 2021「ロボット大集合スペシャル」出演者が語る超合金魂の試作品レポート!!
TAMASHII NATION ONLINE 2021にて配信された「ロボット大集合スペシャル」。私、五十嵐浩司はそのうち第2部と第3部に出演させていただいた。番組内で公開された試作品を実際その場で見ていたという縁もあり、超合金魂を中心に紹介していきたい。
1.超合金魂 真ゲッター1
今年商品ナンバー100の大台に乗り、来年誕生25周年を迎える超合金魂。その歴史のなかでゲッターロボシリーズも数多くラインナップされているが、真ゲッター1はかつてスーパーロボット超合金で発売されたのみで、超合金魂には加わっていなかった。それだけに満を持しての立体化といえるだろう。来年は漫画『ゲッターロボ號』に真ゲッター1が登場してから30年。良いタイミングではないだろうか。
2.超合金魂 ワンエイト
現在受注中の大鉄人17から、弟ロボットに当たるワンエイトの試作が展示された。これまで商品化されたワンエイトは映像のスーツを参考に、ウェザリング表現を施されていたが、超合金魂はメタリックの輝きが美しい。これはワンエイトが石ノ森章太郎氏によるワンセブン案のひとつであり、そのデザイン画をイメージしたカラーリングといえる。個人的にはこの鮮やかなシルバーのまま商品化を希望したい。
3.超合金魂 MFS-3 3式機龍
かつて超合金やさまざまなカテゴリーで商品化されてきた3式機龍。超合金魂は、何より30センチはありそうな大型サイズに驚かされる。このボディに内蔵される超合金魂ならではのギミックに期待できそうだ。また、デザイナーの西川伸司氏が監修を行っていることもポイントで、西川氏は超合金 魂MIX メカゴジラ(生頼範義ポスターVer.)でもこだわりを見せてくれた方でもあり、形状の落としどころが楽しみである。
4.超合金魂 キングエクスカイザー
『勇者エクスカイザー』から初のラインナップ。展示試作は、ボディにエクスカイザーが入っていない状態とのことで、現状さらなるブラッシュアップが期待される。また、ドラゴンカイザーとの超巨大合体も視野に入れているとのこと。
5.超合金魂 超竜神
『勇者王ガオガイガー』に登場。超竜神は「超合金魂計画20th」(2017年発行)に検討スケッチが掲載されて以来、商品化が待たれていた。試作品は形状重視パーツを使用している形態とのことで、左右合体ギミックがどう再現されるか楽しみである。
6.超合金魂 プライヤーズ
超合金魂ガオガイガー用のオプションパーツの試作も展示された。オプションパーツとはいえ、そのボリュームはただごとではないサイズである。超合金魂ガオガイガーの遊びを広げるアイテムとして、商品化決定が待たれる。
7.超合金 獅子王凱(エヴォリュダー・ガイ)
超合金の歴史は1974年から続いている。そのなかでロボットではなく、人間型ヒーローの超合金も長い間作り続けられていた。この獅子王凱はその系譜を感じさせる。過去に発売された「聖闘士聖衣神話シリーズ」や「超合金 アーチャー」など、人型フィギュア+ダイキャストパーツを用いたアイテムで見られた蓄積が、どのように活かされているのか楽しみだ。
8.HI-METAL R エルガイムMk-II
最後はHI-METAL Rからのピックアップ。『重戦機エルガイム』からシリーズ後半の主役メカである。全高はエルガイム(Mk-I)よりも大きく、背面ブースターを含めれば30センチ近かった。番組内で公開されたスライドによると、ムーバブルフレーム(内部骨格)をHI-METAL Rで初めて再現することも示唆されていたので、かなり豪華な使用になる模様。番組中のMK-IIはホワイトとグレーの中間色のごとき独特のカラーリングであり、そこをどのように表現するかも気になるところだ。
【総評】
超合金魂もナンバーGX-100を数え、今後の動きがどうなるのか期待と不安が入り混じりつつ見ていたが、配信番組で紹介されたラインナップには若い血を感じさせるものがあった。来年で25周年を迎える長期シリーズだけに、若返りは絶対的に必要であろう。今後もさまざまな年齢層にアピールが可能な、絶妙なバランスのラインナップに期待したい。
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