「フレームアームズ・ガール スティレット」(コトブキヤ)を作る<その4>

更新日:2016年2月2日 11:37
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フレームアームズ・ガール (以下FA:G)スティレットの制作記事第4回。
フレームアームズ・ガールコンテストの締切りも迫っておりますが、電撃ホビーウェブでの作例はまだ完成していない……。
ちょっと、聞いてますか? 製作者のちいたわからしさん! 貴方に言ってるんですよ!?

 

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フレームアームズ・ガール・ユニバース2015 –FAGU2015-
http://www.kotobukiya.co.jp/event/event-55308/

 

 

■モデラー:ちいたわからし……電撃ホビーマガジン2015年7月号ではフレームアームズ・ガール 轟雷の作例も担当した、フレームアームズ大好きモデラー。

 

■第1回記事:「フレームアームズ・ガール スティレット」(コトブキヤ)を作る<その1>

■第2回記事:「フレームアームズ・ガール スティレット」(コトブキヤ)を作る<その2>

■第3回記事:「フレームアームズ・ガール スティレット」(コトブキヤ)を作る<その3>

 

 

ちいた:あの、冒頭の文章でスゴイ煽られてるんですけど……。

 

編集部:いやいや、結構な時間が経ってますからね、そりゃ煽りもするでしょう。

 

ちいた:二回までの記事で「成型色活かし」で1体仕上げてるので安心しちゃってるんでしょうね。

 

編集部:他人事みたいに言ってないで、早くクファンジャル化がどこまで進んだのか、見せてくださいよ。

 

ちいた:こんな感じになっております。

 

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編集部:えっ!? いや、えぇっ!!?

 

ちいた:スティレットのバリエーション機のクファンジャルをさらに加工してますよ。

 

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編集部:クファンジャルに改造するってそういうことじゃないでしょ!
ポーズも意味不明だし!
『FA:G』スティレットはどこいった!!?

 

ちいた:安心してください。ちゃんといますよ。

 

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編集部:色々違う! 前回まで加工していたスティレットは、どこにいったのかと聞いてるんです!

 

ちいた:あぁ、そっちね。

 

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編集部:それでいいんだけどそれじゃないっ!
あぁ、もう面倒くさい。
第3回記事で↓の状態だったスティレットです!
まさかこのネタ仕込むのに注力してて、できてないんじゃないでしょうね!?

 

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ちいた:やだなぁ、ちょっとしたお遊びですよ。
ちゃんと作ってますよ。
こんな感じになりました。

 

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編集部:よかった……ちゃんと作ってる……本当に良かった。
しかし随分と世紀末感が溢れる構成になりましたね。

 

ちいた:わりと早い時期にこの構成は決めてたんですけどね。
クファンジャルの逆脚構造を活かすことと、メカとしてのフレームアームズ(以下、『FA』)のバランス考えながら作ってたら、「もう少し作ればクファンジャルも作れるんじゃね?」と思いまして、作っちゃいました。

 

編集部:ちいた氏、この連載で何機作る気なんですか……。
でもクファンジャル状態に戻せつつ、『FA:G』の乗り物としてもまとまった感じにできてるのは流石ですね。

 

ちいた:わーい! 褒められた!
まぁ、『FA』とモデリングサポートグッズ(以下、M.S.G)のおかげなのですけどね。
組み換え前提、色々な拡張パーツがあるから「作りたい形のイメージ」があれば、わりと簡単にまとまった感じに組み上げられるのです。

 

編集部:なるほど、ちいた氏は何も凄くないと。

 

ちいた:おっと! ちゃんと進んでいることを確認して急に辛辣さを取り戻しましたね!

 

編集部:ハリセンで叩かれないだけマシだと思ってください。
それはそうと、そろそろ製作工程の説明をお願いします。

 

ちいた:はーい。まずは『FA:G』スティレットの経過から。

 

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編集部:胸に装甲がついたくらいで前回とそんなに変わりませんね。

 

ちいた:そうですね。前回も記載しましたが、クファンジャルっぽい部分は全て乗り物のほうに寄せたので、『FA:G』スティレットはシンプルにまとめました。
流石に胸は前回のままだとアレなので、元のモールド活かしつつピッチリしたインナーを着てる感じにしました。

 

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編集部:装甲は胸に合わせて横幅を延長して、ノーマル状態のインテークらしき部分に大きな胸を逃がしたんですね。

 

ちいた:そうです。完成時に成型色活かしのスティレットと合わせることも考慮して、スティレットの素体っぽく見えるように意識してみました。
さて、ここからはクファンジャル部分の解説です。

 

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編集部:『FA』形態での説明なんですね。
通常のクファンジャルとも違う感じですが、これって何か設定があるんですか?

 

ちいた:よくぞ聞いてくれました!
『FA』公式ページで配布されてる「モデリングサポートマニュアル」に載ってる機体です。
5ページ目の「欧州軍所属 第101対地攻撃隊 SA-16d ブロック5 クファンジャル デザート迷彩」仕様です。(以下、ブロック5)

 

※参考:フレームアームズ公式ページ
http://fa.kotobukiya.co.jp/

 

編集部:おぉ! こういう設定もあるんですね。

 

ちいた:設定というより楽しみ方の提示ですね。
わりと『FA』初期の頃につくられたものです。
ミリタリーテイストの設定がたくさん提案されてるので、そういうのが好きな人にはたまらんです。

 

編集部:なんか長くなりそうなので、そろそろ製作の解説に戻りましょう。

 

ちいた:では通常のクファンジャルと違うブロック5のための加工箇所から解説していきます。

 

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ちいた:まずは肩。
片側2基あるスラスターが1基になり、代わりにスネの装甲板が肩に付いてます。
装甲板にはボールジョイントを仕込み、ついでに塗装後に組み立てられるよう後ハメ加工をしました。

 

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ちいた:次に頭部。
頭頂部のアンテナが付かない仕様なので隙間をパテで塞ぎ、ソレっぽいモールドを彫り込みました。

 

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ちいた:腰部スカート。
ここはプラ材でスクラッチになるので手間はかかりますが、そんなに複雑な形状ではないので自作パーツの初挑戦には丁度良いかもしれません。

 

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ちいた:太モモ装甲。
通常のクファンジャルには小型ジェットエンジンのような部品が付くのですが、この仕様だとスティレットのモモを使用します。
インテーク(?)部はなんか寂しかったので、シャッター状のプラ板でデコレートしました。

 

編集部:結構加工してますね、これが無ければもっと早く完成したんじゃないでしょうか?

 

ちいた:ほ、ほら、『FA:G』の乗り物としても使う部分ですし、『FA』『FA:G』両方押しの企画なのでこういうところはキッチリしないとね。
続いて普通のクファンジャルを作る際にも使える加工箇所を説明していきます。

 

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ちいた:背中の装甲です。
分割線が中央にくるのが気になるので接着して分割位置を変更。

 

編集部:バルチャー作例のときも似たような加工してましたね。

参照:「フレームアームズ・ガール スティレット」(コトブキヤ)を作る<その2> 電撃ホビーウェブ

 

ちいた:これが気になるのはモデラーのサガですね。

 

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ちいた:ジェットエンジン。
マスキングが面倒になる箇所なのでタービン部分を切り抜いて後ハメできるようにしました。

 

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ちいた:脚部。
フレームに装甲を挟み込むので、ここもそのままだと塗分けが困難になるので、画像の位置で分割、塗装後に組み込めるようにしました。

 

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編集部:これは『FA:G』が跨がる部分ですね。

 

ちいた:余ったスティレットの脚部が丁度良いサイズだったので、両足の外側の部分を貼り合わせて、
ウィングが付く部分をフットレスト(足置き場)をつなぐジョイントにしています。
シートは市販の1/12バイクのシートを使用しています。

 

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ちいた:フットレスト部分です。
ジョイントはM.S.Gの「メカニカルジョイント」を使用。
繋ぐのに困ったらとりあえずコレを使うとソレっぽく見えるのですごく便利です。
足置き場はプラ材の組み合わせでアメリカンバイクに見られるフットレストを意識しました。

 

編集部:もしかして、この構成なら他の『FA』にもこの部分を使えば、『FA:G』を乗せることができるんじゃないですか?

 

ちいた:バランスが難しい機体もあると思いますができると思います。

 

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ちいた:続いてハンドルです。
M.S.Gの「グリップ」に付属しているブレーキレバー付きのグリップを使用しています。
ハンドルバーの部分はプラ棒をライターで炙って過度なアップハンドルにしています。

 

編集部:なんか本当のバイクみたいですね。

 

ちいた:ブレーキケーブルとか油圧シリンダーとかもっとバイクっぽく作ることもできるんですが、この作例のノリでそこまで凝ってバイクっぽくしても不毛な気がしたので、それらしく見える範囲で留めました。

 

編集部:「あの映画」的なイメージを再現したかったんだろうとは伝わりますね(苦笑)。

 

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ちいた:先ほどバランスの話を少ししましたが、前後が長くなるのと『FA:G』が乗る分重くなるので、脚部にローラーを増設して安定性を増しています。

 

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ちいた:アーキテクトの脚部ジョイントに、M.S.Gの「エクシードバインダー」のジョイント、同「セントリーガン」のローラーを部分を組み合わせて画像のような構成になってます。

 

編集部:「エクシードバインダー」のジョイント、スライド機構を残すことで重心バランスを調整できるんですね。

 

ちいた:細身のクファンジャルはそれだけでは心許なかったので……。

 

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ちいた:『FA』シリーズのシュトラウスに付属している股関節の幅を拡張するパーツを使用し、横幅を広くすることで転倒のリスクを減らしています。
以上で全工作終了です。最後にこの全体像をもう一回見てみましょう。

 

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編集部:だんだん『FA:G』の作例記事なのか、『FA』の作例記事なのかわからなくなってきましたね(汗)。

 

ちいた:前回までで『FA:G』部分の解説はほとんど終えてますからね(苦笑)。

 

編集部:なんでしょうか、全然悪くないんですが、なんかカッコイイと言いにくい……あえて言うなら「バカだなぁ」でしょうか?

 

ちいた:ちょっと! カッコイイって言いなさいよ!!

 

編集部:いや、今回は冒頭から工程の説明に入るまでは間違いなくバカなノリでしょう!
悔しかったら次回ちゃんと完成させて持ってきてください!

 

ちいた:ぐぬぬ、年内に終わるよう頑張ります。

 

編集部:いや、さすがにうちの会社もそろそろ冬休みに入るんじゃが……。

 

ちいた:あっ。

 

 

<DATA>

フレームアームズ・ガール スティレット

■NONスケールプラスチックキット

■全高:約150ミリ

■価格:4,800円(税抜)

■原型製作:清水 康智

■発売元:コトブキヤ

 

<関連情報>

フレームアームズ・ガール スティレット コトブキヤ製品ページ

フレームアームズブログ

アーキテクトマン公式twitter @faman_type001

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「XFA-CnV バルチャー」(コトブキヤ)を作る<その5・完結編> 電撃ホビーウェブ

 

 

(C) KOTOBUKIYA


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