『蒼穹のファフナー EXODUS』皆城総士生誕祭イベント開催!! 『EXODUS』最終話放送を終えた、キャスト陣の胸中が語られました!
昨年12月27日(日)シネマート新宿にて、『蒼穹のファフナー EXODUS』皆城総士生誕祭イベントが開催されました!
今回はその様子をレポートでお届けします!
『蒼穹のファフナー EXODUS』第26話(最終話)が放送され、イベント前日の26日には「最終!緊急クロッシング特番」※の配信が開始されるなど、非常にアツいタイミングで行われた今回のイベント。
※参照:『蒼穹のファフナー EXODUS』最終!緊急クロッシング特番が好評有料配信中! 前後編で合計約2時間の大ボリューム!!
登壇者の挨拶もほどほどに、早速行われたのは劇場スクリーンでの最終話上映!
大迫力の映像にファンのボルテージは最高潮になりつつ、総士や真矢の印象的なシーンでは思わず涙ぐむ方の姿も。
上映が終わると、第1部としてまずは最終話を振り返ってのキャストトークが開始されました。
先頭を切った喜安さんは、「(アザゼル型の)ベイグラントってアレに似てるよね?」というコメントとともに、ゼロファフナーの足を踏ん張るポーズや、ランラン鼻歌を歌いながらのスキップを披露し、会場から笑いを誘いました。
松本さんは、要咲良の母・澄美の台詞に対する石川静さん(澄美役)の発言に触れ、11年前のTV第一シリーズから続く父・誠一郎へ向けた台詞の流れや、その重さに対する感慨深さを語りました。
続いて、「最終話の収録に当たってどのような心境で臨んだか?」というテーマに、松本さんは最終話終盤のビリーや美羽とのシーンを挙げ、誰が死んでもおかしくないという状況を受け止めなければならないと覚悟した真矢の成長ぶりに、そうならざるを得なかったこれまでの道のりの凄まじさを感じましたと語りました。また、音響監督の三間さん※の「『蒼穹のファフナー』という作品は、登場人物が死ぬ物語ではなく、短く限られた時間の中でどう強くたくましく生きたかを見てもらいたい物語なんだ」という言葉に触れ、これは悲しいお話ではなく、希望に溢れた物語なんだなというコメントに、石井さんと喜安さんも大きく頷いていました。
石井さんは総士が“いなくなった”ときの一騎の反応について、成長した一騎がそれを受け入れたのに対し「僕自身が受け入れられなかった」とし、一騎に対する想いの深さと、予想以上の一騎の成長振りに対する驚きを語りました。
※参照:三間 雅文 @Sunma47 twitter (『蒼穹のファフナー EXODUS』プレーバックと題した、各台詞の解説は要チェック!)
そしてシリアスな空気が続いた後には、「二代目総士を誰が演じるか?」というトークに。
松本さんの「やっぱり総士は喜安さんじゃないと」「喜安さんが若い声を出す努力をしないと」「演じる覚悟がないんですか!?」という畳み掛けるような発言に、喜安さんは思わず「こんな大勢の前で言われたら、(覚悟が)あるとしか言いようがないじゃないか!」という返しが飛び出し、会場からは拍手が起こりました(笑)。
引き続いて、イベントは第2部へ進行。
事前に募集されたファンからの総士へ向けた祝福メッセージを紹介。
祝福メッセージの中に“今日は特別に、一騎にポエムを読んでいただいてはどうか”という提案があり、石井さんが「君は知るだろう。会場で、劇場で、各々の居場所で、君の誕生日を祝う者たちがいることを。それが俺たちの祝福だ。総士、お誕生日おめでとおおおおおおおお!」というメッセージを叫びつつ紹介しました。これには「僕にはこのテンション耐えられない」と思わず苦笑い。
次は、いよいよ生誕祭イベント恒例となるケーキの登場!
一騎と総士のデュエット曲「太陽と月」をBGMにケーキが登場。
プレートに描かれた『蒼穹のファフナー EXODUS』第2クールエンディングの総士の顔が凛々しいです。
ケーキを前に、石井さんから一騎として総士へお祝いの「コール&レスポンス」が贈られました。
「自ら痛みを伴おうと思う。遠見も総士も痛みを背負ってくれるだけでいい。」と言うノリノリな様子の石井さんに、「痛いよ、一騎くん」と返す松本さんと、「よせ、よすんだ、一騎ーーー!!」と思わず叫ぶ喜安さん。
会場との「コール&レスポンス」を終え、満足げな石井さんに、喜安さんが一言。
「一騎、無に還れ」。
話はケーキに戻り、「11年間冷たくしてごめんね、今日は優しくケーキをあげたいと思います」とケーキを差し出す松本さん。
ケーキの「あ~ん」はいつもは石井さんからというのが恒例でしたが、今回は初めて松本さんから喜安さんへ!
しかし、「たーべてね♪」と大きく差し出されたケーキを前に、顔をしかめる喜安さん。
満面の笑みを浮かべる松本さんと、会場から拍手と「おめでとう」という言葉が送られる中、無表情でケーキを味わう喜安さん。
しかし喜安さんの表情を見て、「やっぱり私からじゃないみたい」と石井さんへフォークを手渡しました。
「早くこの口を黙らせてあげて」という松本さんに、「さぁ、お食べ」とノリノリの石井さん。
調子に乗って何度もフォークを差し出す石井さんに、次第に睨み顔になる喜安さん。
ケーキを飲み込み、「おまえたち……分かっちゃいないさ」という喜安さんの言葉に、声を上げて笑うお二方。
「(ケーキ)おいしかったです、ありがとうございました!」という喜安さんの言葉で締めくくり、イベントは次の告知コーナーへ。
今回のイベントで解禁となったBD&DVD8巻のジャケットイラスト&特典情報。
さらに石井さんから、堂馬広登のキャラクターソング「全力LOVE」が、以前行われた特番の後に収録され、第8巻の特典として付く旨が告げられると、ファンから歓声と拍手が上がりました。
三夜連続!!ニコニコ生放送にて『RIGHT OF LEFT』『EXODUS』振り返り一挙配信決定!
<ニコニコ生放送>
三夜連続!振り返り一挙配信!
配信日程:
2016年1月20日(水)20時~「RIGHT OF LEFT」、「EXODUS」第1話~第6話
2016年1月21日(木)20時~「EXODUS」第7話~第16話
2016年1月22日(金)20時~「EXODUS」第17話~第26話
http://fafner-exodus.jp/news/20151227.html
2016年1月30日(土)にオールナイトイベント開催決定!
詳細は後日発表しますので、お楽しみに!
http://fafner-exodus.jp/news/20151227_02.html
告知コーナーが終わると、最後に登壇者からファンに向けてメッセージが贈られました。
石井さん
「『EXODUS』の話が出てから始まるまでとても長く感じましたが、始まってみたらあっという間に最終回を迎えてしまいました。こうやって終わってしまうのが、とても寂しく、虚無感に襲われていますが、凄い力と時間をかけてひとつ作品を作り上げました。そしてずっと追いかけてくださった皆さん。こうしてひとつのことに熱中していただけるというのは凄いことで、ここまで付いてきてくださって、本当にありがとうございました。願わくば、今後も何かあったらいいなと思いますが、まずはひとつおしまいということで。作品は今後も残っていくものですので、ずっと見続けてください。ずっと応援してください。ありがとうございました。」
松本さん
「11年、本当に終わりました。11年前からやっていて、今とでは見える景色が全然違いますね。私たちの戦う場所は収録現場ですが、毎回毎回気づきや発見があって、そういう風に私たちが迎える現場はそうないものなので、本当にいい現場ですといつも言っていました。この11年間続けることができたのは、皆様のファフナーへの愛が私たちを突き動かしてる部分が凄く大きかったです。私たちも作品に対して愛を持っていますし、本当に愛で支えられている作品だと心から思います。11年間、どうもありがとうございました。この作品をこれからも愛し続けてください。本当にどうもありがとうございました。」
喜安さん
「皆城総士生誕祭は随分前から開催していただいていますが、今年は総士のためにという以上に作品に対する評価だと思っておりまして、ここにこうして集まってくださる皆さんがいて、それで初めて(総士は)続きを生きることができました。皆さんが泣いたり笑ったりしてくださるということが作品に対する評価だと感じていますし、そういった作品との幸運な出会いに本当に感謝しています。欲を言えばもっとやりたいこともありますし、できたこともあるだろうと思います。どこかで一度終わったと思って腹をくくった作品が、こうしてまた帰ってくると名残惜しさは10年前の10倍も100倍もありますが、彼(総士)が言いましたので。何度でもと。その彼の言葉を信じて僕もしばらく待ってみようと思っています。(二代目総士を演じるために)できる勉強はしてみようと思います(笑)。今はまずこの作品を皆さんの中で何度でも何度でも思い返していただいて、何度でも何度でも楽しんでいただければ、こんな幸運なことはありません。僕もそうやってしばらく味わっておこうかなと思います。本日はどうもありがとうございました。」
<DATA>
蒼穹のファフナー EXODUS
<関連情報>
蒼穹のファフナー EXODUS 公式Twitter @fafnerproject
「『蒼穹のファフナー EXODUS』に見る3DメカニックCG」公開講座レポート 電撃ホビーウェブ
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