魔装機帝ゼルヴォイドをスクラッチする!<第4回>【週刊 電撃スパロボ No.032】
今週の「電撃スパロボ!」は、ついに完成した魔装機帝ゼルヴォイドの勇姿をお届け! PSP用ゲームソフト『スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD』で登場した、その禍々しいフォルムを再現しています。もはやフルスクラッチといっても過言ではない作業量を前後編に分けてお届けします。これを見ればゼルヴォイドを製作できる……かもしれません。
古木 誠人…『スパロボ』関連ではキット改造やスクラッチを多く担当。
※これまでの製作の過程は、以下のバックナンバーをご覧ください。
■魔装機帝ゼルヴォイド(前編)
ノンスケール スクラッチビルド
製作・文:古木誠人
編集部担当氏の軽いノリ? 妄想?(笑)で始まりました、ゼルヴォイド立体化計画! 私も、軽いノリで「了解でーす!」などと、返事をしてしまいました(笑)。まぁコトブキヤさんの出来の良い「サイバスター(精霊憑依Ver.)」を見たらゼルヴォイド欲しくなりますよネ! 「ちょっと改造すればゼルヴォイド出来るんじゃない?」なんて思いますよネ~。
……でもちょっとじゃなかったです(笑)。
使用するキットはもちろん昨年発売された「サイバスター精霊憑依Ver.」です。なるべくキットを活かす方向で製作してみました。
▲基となったキットである「サイバスター(精霊憑依Ver.)」と完成した作例の比較(サイバスター(精霊憑依Ver.)作例製作:富永高志)。今にして思えばベースキットは通常のサイバスターの方が良かったか……とも思うが、やっぱり「サイバスター(精霊憑依Ver.)」と並べたかったのだった。 |
※「サイバスター(精霊憑依Ver.)」作例についてのバックナンバーはこちらからどうぞ
今回からは、これまでもちょっとずつお届けしてきた、各部の工作について、実際に完成した作例をご覧いただきつつまとめて解説してきたいと思います。
●頭部
完成したゼルヴォイドの胸部アップと、工作途中の写真。当然のようにパテが盛られた箇所のほうが多い。 |
トサカ前面、頭部側面、マスク部を設定画に合わせて、ポリエステルパテ(以下ポリパテ)やプラ材で形状変更しています。特にマスク部は左右でディテールが違っていて、外装が残っている左面と、外装下の素顔(?)が顕になった右面という構造になっています。実際に工作もこの二層構造を再現。一度、キットのディテールを削り落とし、鉛筆などでアタリを書き込みながらディテールを彫り込んでいます。また、左半分の外装にポリパテを盛り付け、削り込んで形状出しとディテールの追加を行っています。トサカ前面のクリア部は、一度、ポリパテで原型を作り、クリアレジンに置き換えて再現してみました。
▲頭部左面は外装が大きく残っているため、見るアングルによって全く違う表情を見せる。 |
●胴体
形状が複雑で、造形として厄介な部位なので、ひたすらポリパテの盛り削りで形状出しを行っています。キットをベースにしているので、腹部や首、肩関節のパーツを挟み込みする箇所があります。ここは、ある程度形状出しが終了した時点で胸から腹部を埋め込んでいます。塗装の便を考えたら、後ハメ加工などできれば良かったのですが、今回は塗装時にマスキング作業を多用して対応しました。胸部や腹部の各クリアパーツは、市販のものやポリパテで作った原型をクリアレジンに置き換えて再現しました。
▲背面。ウイングやスラスターの基部などはキットのものをそのまま使用しているのがわかる。 |
また、背面部の中央スラスター部は、プラ材や市販パーツで作り、接続部をキットから移植しています。
●腕部
こちらも左右対象ではないので、まず、左右対象の肩アーマーを、キットのパーツをベースにポリパテとプラ材で形状出し、片側一組作り、複製して左右揃えます。
右腕は、肩パーツとヒジ関節はキットのパーツをベースに加工して使用。上腕と前腕はポリパテを削り込んで新造しています。右手首はキットのパーツをそのまま使用しています。
左腕は、肩パーツは、キットのパーツにポリパテを盛り付けてディテールを追加して対応。ヒジ関節は市販パーツを使用しています。上腕、前腕はポリパテと市販パーツで新造。左手首は、指が4本なのでキットのパーツを加工して対応しています。左右の上腕、前腕は重量軽減のため、レジンに置き換えています。
……というわけで、今回は上半身を中心にお届けしましたゼルヴォイド。次回は下半身の工作と塗装を中心にお届けしていきます。
(1月18日更新の電撃スパロボ! に続く)
<関連情報>
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