『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』公式大会レポート!

更新日:2014年5月12日 17:35

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3月18日より全国のゲームセンターで稼働を開始した対戦格闘ゲーム『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』。名だたる電撃文庫のキャラクターたちが出演するとあって、我々電撃ホビーウェブとしても目が離せないこのタイトルですが、去る4月13日に秋葉原のセガ1号館にて早くも公式大会「APMチャンネル『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』ファーストトーナメント」が開催されました。

 

なお、今回はキャラクターの必殺技名やゲーム用語などを多数使いますので、まだ未見という方や初心者の方は公式ホームページの操作説明や電撃オンラインの攻略記事を参照してからレポートをお楽しみください。

電撃文庫 FIGHTING CLIMAX公式ページ

電撃オンライン特集ページ

 

大会は先着32名によるトーナメントで1試合2ラウンド先取制。稼働からまだ1ヶ月経っていないタイトルですが、当日は受付開始時間前から参加希望者が列を作っていたほどで、32名の出場枠はあっという間に埋まったとのこと。改めて本作の人気ぶりを思い知らされました。

 

大会にはスペシャルゲストとして本作のディレクターである寺田氏とプロゲーマーの板橋ザンギエフ氏が駆けつけてくれました。

 

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▲寺田氏は挨拶で「すでに気づいている方もいらっしゃるかもしれませんが、このゲームは互いにあと1本で決着するファイナルラウンドまでもつれ込むと、BGMが本作の主題歌に変化します。これはまさにこういった大会のために盛り込んだ仕様です。今日も大いに盛り上がっていただけると作り手として非常に嬉しいです」と、こぼれ話を披露。

 

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▲板橋ザンギエフ氏は「まだ稼働して間もないタイトルですが、出場する皆さんがどれだけやり込んでいるのか、それを拝見するのがいちゲーマーとして非常に楽しみです」と同じ格ゲーマー目線でコメント。

 

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▲当日の司会進行は、セガのゲームイベントではお馴染みのセクシー斉藤氏が担当。板橋ザンギエフ氏や寺田氏に的確にツッコミを入れつつ、会場内を大いに盛り上げてくれました。

 

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▲当日は特別に筐体を4台用意して進行。対戦の模様は会場内に設置されたモニターでも流され、参加者以外にも大勢のギャラリーが熱いバトルを観戦していました。しかも、セガ秋葉原1号館の店員もっちー氏による実況付き!

 

出場した選手はグレードポイント(※プレイヤーの実力を数値で表したもの。対人戦の成績によって変動します。)は50万を超える凄腕ばかりとあって、大会は1回戦から凄まじいテクニックが飛び交い、会場内のテンションもまさに最初からクライマックス!

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▲どの選手も少しでも通常技が刺さったら、すかさず超必殺技であるクライマックスアーツまで繋げ、コンボ精度はほぼ完璧! 必殺技のコマンドが非常に簡単な本作ですが、相手に攻撃が命中してから素早くコマンドを入力させるいわゆる「ヒット確認」などの状況判断力も高く、ギャラリーを魅了していました。

 

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▲プレイアブルキャラクターの中では最年少の『ロウきゅーぶ!』のもっかんこと湊智花は、初心者にはやや癖が強いと感じるキャラクターですが、上手なプレイヤーが操作した際のバスケを用いた圧倒的な制圧力は脅威の一言。

 

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▲そしてこういう大会だからこそ大いに盛り上がる彼女のクライマックスアーツ「RO-KYU-BU!」。小学生は最高だぜ!

 

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▲シャナの師匠、ヴィルヘルミナによるアシスト攻撃が決まった瞬間。命中時の拘束時間が長く、相手をサーチするレバー入れアシスト攻撃は随所で活躍していました。もちろんその後はしっかりクライマックスアーツまで繋がります。

 

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▲通常攻撃の差し合いも上級者ならではの攻防といったところ。飛び込んだ相手を立ちBで捉えたら、すかさずジャンプキャンセルしてエリアルへ繋ぐなど、とっさの判断力やコンボ精度には会場内から大きな歓声が上がっていました。

 

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▲インパクトスキルによる熱い相殺合戦も見られましたが、中には相殺→相殺返し→クライマックスアーツでカウンター→さらにクライマックスアーツで暗転返し、という神業レベルの攻防まで飛び出す始末。

 

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▲出たぁ!! 加賀さんの花束による恐怖の択一攻撃だ! 加賀さんの花束殴りは拘束時間が長いため、攻撃側は下段と中段による択一攻撃がじっくり仕掛けられます。防御側は素早くリフレクションガード連打で相手を押し返さないとしっかりフルコンボまで叩き込まれてしまいます。

 

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▲キリトはやはり切り札「エクストラスキル『二刀流』」発動時の爆発力には目を見張るものがありました。通常技のリーチや攻撃力が強化されるため、迂闊な動きをするとあっという間に切り崩されてしまいます。

 

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▲こちらは大会開始時点で全国グレードポイントランキング1位だったジン氏のアスナ。リーチが長い通常技で的確に相手の技を潰してコンボへ繋ぎ、要所要所で確実にクライマックスアーツを叩き込むなど、そのグレードポイントは伊達ではありませんでした。

 

さて、ここからは準決勝からの様子をダイジェストでリポート致します。

●準決勝1戦目 サメマン(黒雪姫&キノ)VSバター(桐乃&リーファ)

準決勝1戦目はサメマン氏の黒雪姫とバター氏の桐乃。どちらもグレード全国ランキングはトップ10位内にランクインしている上級者です。突進技のアスリートダッシュを絡めた接近戦が持ち味の桐乃と、一方黒雪姫はデュエルアバター「ブラックロータス」によるリーチの長い各種技を駆使した遠距離戦が得意と対照的なファイトとなりました。w-DSC_1317

どれだけ互いの得意な間合いを保てるかがポイントなる勝負でしたが、サメマン氏は積極的に間合いを詰めてバター氏とガチンコのぶつかり合いを繰り広げます。

 

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▲バター氏がきゃとる☆みゅーてぃれーしょんで黒雪姫をゲットすれば…。

 

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▲サメマン氏も負けじとデス・バイ・エンブレイジングで桐乃を逃さずキャッチ!

 

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最終的には桐乃の投げがトドメとなり、一足先にバター氏が決勝へ駒を進めました。

 

●準決勝2戦目 OZ(シャナ&リーファ)VSにが(桐乃&キノ)

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準決勝2戦目のカードは大会中にグレードポイントが上昇してグレード全国1位となったOZ氏のシャナと、準々決勝にて先ほど紹介したジン氏を打ち破ったにが氏の桐乃。互いに接近戦を得意とするキャラクターだけに、開始から激しい接戦が繰り広げられました。

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▲ラウンド1はOZ氏のシャナがアシストのリーファを絡めた怒涛の攻めを展開して奪取。

 

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▲ラウンド2は逆に桐乃がアスリートダッシュで右へ左へ駆けまわり、シャナを翻弄。あっという間に1対1の最終ラウンドへ。

 

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激戦を制したのは、アシストを絡めた左右同時攻撃すら堅実にガードを固めてしのぎきったにが氏でした。

 

●決勝戦 バター(桐乃&リーファ)VSにが(桐乃&キノ)

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そして、会場内のテンションも最高潮に達した決勝戦は桐乃による同キャラ対決という組み合わせとなりました。バター氏はリーファを、にが氏はキノと、互いにこれまでと同じアシストを選択。

 

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▲どちらもインファイターなだけに、開幕からめまぐるしく攻守が入れ替わるスピーディーなゲーム展開に。

 

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▲にが氏はここ一番で的確に桐乃の切り札「人生相談」をヒットさせます。「死んじゃえー♪」の声と共に強烈なビンタがバター氏の桐乃を襲う!

 

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▲ラウンド1はそのままの勢いでにが氏が勝利。バター氏にとって切り札を使えずに負けたのは大きな痛手といったところでしょうか。

 

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▲続くラウンド2ではまたしてもにが氏の切り札が炸裂! 写真左上のライフバーにもご注目ください。このゲームにおける切り札の威力がお分かりいただけたでしょうか?

 

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▲負けじとバター氏も土壇場に切り札で応酬!

 

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▲そのままコンボで捕まえてきゃとる☆みゅーてぃれーしょんにご招待! そして決着は最終戦へ!

 

BGMに本作の主題歌が流れ、会場内も否応なくヒートアップする中開始された3ラウンド目。

 

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▲互いに間合いを取り、膠着状態かと思われたその瞬間、またもやにが氏の切り札が炸裂!! バター氏の桐乃の残りライフバーは危険水域へ。

 

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▲最後は起き上がりの択一に読み勝ったにが氏がバター氏のライフを削りきり、ここにファーストトーナメントの優勝者が決定!!

 

……というわけで、記念すべき『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』初の公式大会の優勝はにが氏の手に。「これまで桐乃と一緒に(アスリートダッシュで)走りこんできた努力が報われました。」と、たゆまぬ努力の結実と桐乃愛を告白。会場内は盛大な拍手でチャンピオンの誕生を祝福しました。

 

寺田氏は大会の総括として、「稼働後間もないタイトルですが、ここまで盛り上がる大会となって開発者冥利に尽きます。このゲームはプレイを重ねた回数だけ、必ず強くなれるゲームです。まだまだ新しい展望なども色々と見据えて動いていますので、今後共『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』をよろしくお願いします」とコメント。

 

板橋ザンギエフ氏は「このゲームは他の格ゲーに比べて非常にシンプルですが、シンプル故に純粋な格ゲー力が磨かれていくゲームだと思います。今後の盛り上がりも非常に楽しみにしています」とコメント。

 

かくして「APMチャンネル『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』ファーストトーナメント」は無事閉幕。会場のセガ秋葉原1号館の4Fは大勢のギャラリーが詰めかけ、終始大盛り上がりの一日でした。大会は夕方頃終了しましたが、依然として客足は途絶えず、皆そのまま店内で稼働している『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』の対戦に興じていました。

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なにより印象的だったのが、出場者のコメントを聞いていると「○○が強いから使っている」というより「○○が好きだから使っている」といういわゆるキャラクター愛に溢れた人が多かったということです。板橋ザンギエフ氏も「性能云々よりキャラ愛が優先という格ゲーは珍しいですね」と驚いていました。

 

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▲ちなみにセガ秋葉原1号館では4Fにて6×2台がフル稼働中! さらに3Fでは初心者や練習用にシングル台まで完備しています。達人同士の戦いを見学するもよし、腕試しに乱入してみるも良し! ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

この大会の模様は後日ニコ生にて配信する予定ですので、大会に参加できなかった人、もう一度見たい方はぜひそちらも視聴してみてください。今回のレポートでは伝えきれなかった準々決勝からの激戦が観戦できますよ! ニコ生放送の詳細についてはこちらをチェック!

 

なお、大会名に「ファースト」とついていることから分かると思いますが、さらなる大会の開催も予定しているそうなので、本作プレイヤーの皆さん、今のうちに腕を磨いておきましょう! かくいう私も現在255戦91勝(勝率35%)のヘタレシャナ使いです。まだまだ初心者に毛の生えた程度の腕前ですが、寺田ディレクターの言葉を信じて、ひたすら本作を遊んでいこうと思っています!

 

さらに宣伝となりますが、4月26日には最速攻略本『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』プレイヤーズガイドブックが電撃攻略本編集部から発売されます。さらなる高みを目指す上級者から、これから始めようと思う初心者まで幅広くオススメできる一冊となっていますので、こちらもよろしくお願いします!

 

<関連情報>

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