打倒マツダチーム!「タミヤRCカーグランプリ メディア対抗ロードスター1時間耐久レース」で優勝を狙った結果【動画付き】

文●アカザー/撮影●ジャイアン鈴木

2015年11月28日にタミヤから発売された「1/10 RCカー マツダ ロードスター(M-05シャーシ)」(本体価格 11,800円)。

 

この発売記念として「タミヤRCカーグランプリ メディア対抗ロードスター1時間耐久レース」の第2戦が先日タミヤサーキットで開催されました。我が電撃ホビーウェブチームもチームを編成し、この耐久レースに参加!

 

準備は万端!しかしレースには思わぬ落とし穴が!!

 

昨年開催された第1戦では、ラスト5分でトップを同一周回まで追い詰めるも、バッテリー切れでスローダウン。最後はトップのマツダチームに2周差を付けられ、2位でフィニッシュ!

※このレースの模様は動画をご覧ください。

 

なので、今回狙うのは表彰台のてっぺんのみ! 前回はチーム員2名での出場で、バッテリートラブルなどが起きたため、今回はチーム員を4名に増員。第2戦のルールである“女性ドライバーがチームに居れば周回数を10周プラス”のボーナスもゲットしたかったのですが、女性ドライバーの確保には失敗。しかし、精鋭メカニックとドライバーの確保には成功したので、たぶんなんとかなるはず!

 

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優勝を狙うマシンは1万円のリーズナブルチューン!

さらに、第1回大会ではノーマルカーによるイコールコンディションのレースだったのが、この第2戦ではタミヤのオプションパーツによるチューニングが解禁(レギュレーションでパーツ指定あり)に。これは電撃ホビーウェブの金の力で成金マシンをつくるぜ!と意気込んでいたのですが、編集部から「RC入門者の参考にもなるように、チューニング予算は1万円以内でお願いします」とのオーダーが。

 

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まぁ、確かに以前出場したレースでつくった大人げないマシンよりも、決められた予算のなかで、コストパフォーマンスの良いチューニングを施すのも楽しいかも!というワケで今回は、基本のベアリング交換、CAVダンパー(2本で1,100円)、青いTRFパーツはアルミモーターヒートシンクだけ、といったライトチューンで臨みます。

 

あ、ボディは第1戦後にタミヤ広報の山本さんから「電撃ホビーさんは次回はもっとボディを頑張ってください(笑)」との励ましのメールをいただいたので、電撃ステッカーなどをアップデート。

 

▲前回は媒体ステッカーがタックシールというていたらく。痛車グラフィックスのコスプレイヤーさんにマシンを持ってもらい華やかさを演出するも、いかんせん手抜きボディというのがまるわかり。

 

▲今回は媒体ステッカーを『エーワン 手作りステッカー 下地が透けない3セット』で出力。他にも耐久車っぽく見えるようにステッカーチューン。これで見栄えも、他車にも負けてないハズ!

 

レース前の練習走行でマシン調整!敵情視察も忘れずに!

前回は集合時間10分前にタミヤサーキット入りしたにもかかわらず、他のチームはすでに到着済み。会場入りしたチーム順にゼッケンナンバーを受け取り、これが決勝グリッドになるということを、12番グリッドからのスタートで学んだ俺たちは、今回は集合時間の1時間前に到着! 見事ゼッケンナンバー2番をゲット!え?2番?そうです、今回もまた1番のりは朝5時起きで広島から来たマツダチーム! やはり今回もマツダチームがいちばんの強敵とみた!

 

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開始1時間前に到着したもうひとつの理由は、マシンのセッティングを行なうため。オプションパーツは取り付けただけだと、その性能をすべて引き出せないこともあり、重要なのはコースにあわせたとセッティングなのです!というワケで、セッティング開始!したとたん、数周でピットイン。

 

ドライバー曰く、車がまっすぐに走らないとのこと。ボディを外して調べてみたところ……「ハイトルクサーボセイバー」を付けた際に、パーツをひとつ組み付け忘れていた模様。そうそう、こういうコトがあるからね。練習走行は大切なんですよ!(笑)

 

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修理してピットアウト!からのピットイン!はやっ!

 

今度は“車がピキピキと反応しすぎて難しい”とのこと。その後も“ストレートスピードが遅い!”“このモーターはダメだろ!”と、ドライバーからダメ出しの連続。足回り関係は敏腕メカのなかがわ氏が対応し、モーターはタミヤ広報の山本氏からもらうことで、なんとかレースが出来る状態までセットアップ完了!いやぁ、1時間前に来て本当に良かった~。

 

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07b ▲最終的に『ツーリングカースプリング(ショート)』を使って、前は黄色、後ろは赤。車高は前が4.5ミリで後ろが5.5ミリというセッティングに。

 

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▲仕上げに、タミヤ広報の山本さんから新品の540モーターをゲットして、気持ちトルク感が増した!ような気がする(笑)。

 

お次の課題はバッテリー戦略。

 

前回の耐久レースでは、ここいちばんのベストラップはニッカドバッテリーの「タミヤ ニカドバッテリー 7.2V カスタムパック」が速いものの、ランタイムが10分程度。バッテリー交換は1回につき、40秒ほどかかるので、ランタイムが20分以上あるリフェバッテリー「タミヤ LFバッテリー LF1600-6.6V レーシングパック」を使ったほうがいいとの結論に。それを踏まえて、今回はリフェバッテリーを3本使っての2ピットストップ作戦でいくことに決定。一発の速さはないものの、ピットストップを減らしてトータルでアベレージを稼ぎレースをすすめていく方向なのだ。

 

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レース前の最後の仕上げは、インタビューと称しての前回優勝マツダチームの敵情視察! マツダチームのエースドライバー下川さんによれば、今回のレースは前回とは周回方向が逆。なので、バッテリー交換のしやすさを考えて、バッテリーの抜き差しを車体の右から(ノーマルは左から交換)出来るように、コネクター位置などを変更したとのこと。

 

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さらに、女性ドライバーはパワーの出方がマイルドで運転のしやすいリフェバッテリーを使うというドライブ戦略も。さすがマツダチーム、レースシミュレーションもバッチリということですな。これは間違いなく手強い!

 

耐久レーススタート!準備万端のはずが……いきなりトラブル発生!?

そんなこんなでいよいよレースがスタート!

 

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今回は2番グリッドからのスタート。フロントローのマツダチームについて行くべくスロットルオン!……あれ?あれ?

 

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いきなりスタートに失敗し、後続集団に飲まれる俺! ていうかストレートで後続車に次々にブチ抜かれていくんだけどー! ウチの車すげぇ遅いんだけどー! 最初は、他車がニッカドバッテリー搭載でウチだけリフェだから、スピードが遅いのかなー?と思っていたんですが、どうやらそうでもないらしい。ただ単純に俺たちのマシンが遅い!

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前回の雨の耐久レースでは、スピードコントローラーに水が入りスローダウンしたチームがいくつかあったことを思い出し、もしやスピードコントローラーの不具合かも?との疑念が頭をよぎるもレースは進行中! ピットインしてスピードコントローラーを交換しようものなら、その時点で優勝は夢と消えるのでこのまま走るほかに道はなし!

 

マシンは立ち上がり加速も悪いので、ストレート前のコーナーではなるべくスピードを落とさないようなライン取りを心がけ、かつ削れるところはタイトにインベタで走るという我慢の走りをこなしつつ、ノルマの20分の走行を終えてピットイン。

 

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この時点でトップのマツダチームから遅れること6周の4位。うーん。厳しい。

 

その後、セカンドドライバーからサードドライバーへと作戦どおりに2ピットストップでバトンを繋ぎつつ周回を重ねるも、いかんせんトップのマツダチームとはベストラップで約1.5秒もの差が! 結果トップから21周遅れの4位でゴール!

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お疲れ様でしたー!(泣)

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そして、マツダチームの皆さん2連覇おめでとうございます!

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マシントラブルの原因を究明するまでがレースです!

そんな感じであっけなくレースは終了したんですが、俺たちのレースはまだ終わらない!帰り支度をする他チームを横目に、TRFのプロレーサー前住さんを捕まえて、なぜスピードが出なかったのか?マシントラブルの原因を調査開始!

 

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すると、ものの数分で原因が判明!

 

原因はなんと、マシンではなくプロポのスロットルトリム!

 

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▲レース後のプロポのスロットルトリム(中央右のダイヤル)はこの位置。ダイヤルが右を指しています。

 

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▲正しいトリム位置はコレ。ダイヤルが中央を指しているのが正解。

 

これがどういうことかを、“カッコ良く”某人気自動車漫画『イニシャルD』的に言えば、ハチロクのエンジンを高回転型に載せ替えたのに、タコメーターを付けていなかったために、いちばんおいしい高回転域を使わずに遅かったというアレ!

 

まぁ、カッコ悪く言えばスロットルを全開にしていたつもりが、7割ぐらいしか開けていなかった状態に気付かずに1時間走っていた、と。因みにレース後に20分間走行したバッテリーを調べたところ、3本とも半分ちかく残ってました………。orz

 

ちくしょう、タミヤサーキットに沈む夕日が目に染みるぜ!

 

落ち込むマヌケな俺に、前住さんは「先日、エキジビションレースに出て、いいところを見せなきゃダメなのに、全車から2ラップダウンをくらいましたよ。原因はダメなバッテリーに気付かずにレースに出ちゃったコトでした(笑)」と失敗談を明るく笑顔で語る姿に元気をもらい、最後はニッカドバッテリーを積んでタイムアタック! って、まだ走るのかよ、俺(笑)

 

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数周後にマツダチームと同等のベストラップを叩き出し、チーム全員が笑顔になったところで、俺たちの耐久レースは終了! 全くトップ争いに絡めなかったのは悔しいけど、でもやっぱりみんなでワイワイやるラジコンは楽しいのです! 皆さんも仲間を集めてラジコンレースに出てみては如何でしょう? 子供の頃のワクワクした気持ちがよみがえりますよ~!

 

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<DATA>
タミヤ 1/10 電動RC カーシリーズ
マツダ ロードスター(M-05シャーシ)

  • 発売日:2015年11月28日
  • 価格:12,744円 (本体価格 11,800円)
  • 商品形態:電動RC(ラジオコントロール)カー組立てキット
    ※プロポ等RC 装置、走行用バッテリー、充電器は別売です。
  • 商品情報ページ:http://www.tamiya.com/japan/products/58624/index.htm
  • 販売ルート:全国の模型、ホビー専門店、タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店、タミヤショップオンラインなどで販売
  • 基本スペック
    ・シャーシ形式 M-05
    ・全長378mm(ボディ含む)
    ・ホイールベース225mm
    ・駆動方式…前輪駆動 540 タイプモーター標準装備
    ・サスペンション…4輪ダブルウィッシュボーン

 

<別途必要なもの>
ファインスペック2.4G 電動RC ドライブセット

 

<関連情報>

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