RVV(ラウンド・バーニアン・バリエーション)ネオファムバリエーションについての考察2 【連載】電撃ロボラボPLUS Vol.13 

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01RVV(ラウンド・バーニアン・バリエーション)2回目は、ネオファムの各種性能向上を図り、トゥランファム開発後も第一線で運用する目的で改修されたアップデートモデルの考証の続きをお届けします。また、今回からNAOKIさんによる作例製作もスタート! 設定考察、立体製作の両面からRVVを展開していきます!!

 

※これまでのバックナンバーも併せてご覧ください。

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海老川兼武さん(以下:海老川)「ちょっと気になっているのが、”カスタム”という名称も色々と含みがあるので、確定させるのはどうかな~と思っているのですが、いかがでしょうか?」

 

サンライズ渋谷さん(以下:渋谷)「カスタム=改の括りも色々あって、パーソナルカスタム、規格を統一しての改修機、現場環境に合わせたワンオフな仕様等々、一言で表す、括るというのは難しいですね。現状では暫定的にカスタムと呼称して、これからバリエーションの種類がまとまったところで固めましょうか」

 

ということで、「ネオファム・カスタム」はひとまず暫定名称ということで、今後のバリエーション展開合わせで、あらためて名称を定めることになりました。ここからは前回よりスキップした残っているディテール面での話を追っていきます。

 

サンライズ井上さん(以下:井上)「腹部の形状は通常のネオファムと同じですけど、なぜか上のハッチ部が赤くなっているんですよね。どうして塗り替えたんだろう?」

 

NAOKIさん(以下:NAOKI)「アップデートした際に、ハッチとして認識しやすい色にした……とか?」

 

井上「確かにそれはあるかも。他にハッチの防弾性を何らかの形で上げたとか。バイファムのコクピットが腹部だと分かって、そこを敵から狙い打ちされるようになった……というエピソードもありますし」

 

NAOKI「材質の変更など、地味なアップデートがあったりしたとか?」

 

海老川「形状が同じなので、そこまでの変更はないのでは? まずは認識対応に合わせて色を変えてみたんじゃないかと。ここも赤くなると雰囲気がオシャレになりますよね(笑)」

 

渋谷「でも、そこは変えたんじゃないですか? 前回の話でもあった、他のパワーアップ箇所のように10パーセントくらいとか僅かに強化された~みたいな素材に変更という感じで。全部を新素材に変えるとコストとか色々と大変なので、あくまでパイロットを守るために重要なこの部分のみ変更してみたと」

 

NAOKI「ここだけが10~20パーセントほど、ホンのちょっと硬めになりました的な」

 

海老川「少しだけ強度を上げるというのも、加工とか大変だとは思いますよね~。裏打ちして補強とか涙ぐましい努力があったのでしょうか……」

 

井上「パイロットに聞かれて、安心してください、別物ですよ……って技術者が囁くくらいの強化具合なのかな~と(笑)」

 

カラーパターンの変更から浮かび上がった胴体、腹部のハッチが新規パーツなのかという疑問。色の違いをただの塗り替えとするのもロボラボ的には面白みがないので、ちょっとだけ強化パーツと解釈することにしました。

 

NAOKI「腹部以外にもパーツ変更されている部分がちょこちょことカラーが違いますが、このあたりの意味合いについてはどう解釈しましょうか?」

 

渋谷「はっきりと形の違う部分は強化パーツだとしても、手首とか色が違うだけのところは……ここも10~20パーセント程強化されている? とか」

 

井上「工場よりおろしたてのメカ色として、金属地肌や目止め塗料の色そのままという考え方でも面白いかもしれないですね。時間の都合、予算の折り合いなどで全パーツ塗り直しまで行かなかったみたいな感じで」

 

海老川「手首あたりは、最初は塗っていたものの使っていくうちに色ハゲしていくから、関節などと同じでじゃあそのまま、もしくはコーティング程度になったという考え方も。大河原さんのRVバリエーション案だと拳がグレーというのがわりといるので、基本系からの派生モデルでは塗装が簡略化されていったという解釈をしてもいい気はします」

 

という感じで「ネオファム・カスタム」後編は終了です。基本形はネオファムと共通する部分が多いので、ディテール、フォルム共に迷いも少なく考証がまとまりました。
次回は……再びネオファム! 今度は地上型のバリエーションをお届けします! ネオファムの新たな魅力が広がる一体となりそうですよ~、お楽しみに!

 

続きまして、ここからはROBOT魂〈SIDE RV〉ネオファムの最新情報として、届いたばかりのテストショットを紹介!

 

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05ROBOT魂〈SIDE RV〉ネオファムのテストショット。こちらは春節(中国の旧正月)休みを挟んで中国より届いたばかりです。まだファーストショット品ではありますが、それでも成形品になったことで、以前の試作からさらに引き締まった印象が感じられると思います。

 

そしてNAOKIさんによる「ネオファム・カスタム」製作の途中経過をお届けします!

 

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12ベースにROBOT魂を使い、頭部やバックパックなどの追加パーツを新たに作り起こすという形でNAOKIさんが作例を進めています。頭は製品を芯にポリエステルパテで形状を画稿に合わせ加工中。可動部分は基本的に活かす方向で作業していますが、ヒジ関節が通常のネオファムとディテールが異なるので、どう処理するか悩みながら仕組みを検討しているとのこと。バックパックはプラ材とツインムーバーのパーツの組み合わせで製作中。下部のユニットは背面からポッドが入ることを想定して可動式にしてあります。次回は完成版をお披露目します。

 


<ROBOT魂担当コメント>
皆様こんにちは。オカモトです。

 

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ついに工場よりテストショット品が到着いたしました!!
写真の物は、まだあくまで最初の形状チェックをするためのサンプルです。原型から商品仕様になる段階で変わってしまっているところや、成形パーツになってうまく形が出せていない箇所、勘合の良くない部分等をチェックして、その後、修正・調整を加えます。
テスト品ともなると、いよいよ製品になるんだな~と完成のイメージが見えてきて、俄然テンションが上がります!
引き続き、ROBOT魂〈SIDE RV〉ネオファムの製品進捗具合はこちらでお届けしていきますので、今後も記事内容と併せてお楽しみに! それではまた次回!!


 

次回「電撃ロボラボPLUS」は、2016年3月25日更新予定です!

 

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