ネオファムが進化した!? ネオファムバリエーションについての考察3 【連載】電撃ロボラボPLUS Vol.14

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RVV(ラウンド・バーニアン・バリエーション)3回目は、地上型ネオファムのバリエーション機を考証します。本編設定においても型式番号やスペックデータなどは用意されており、ファンからの存在の認知度は高い地上型ネオファム。これをベースに、より地上型らしいイメージ、ディテールを盛り込んだ機体をRVVラインナップに加えます。

※これまでのバックナンバーも併せてご覧ください。

 

新たに海老川さんに描いていただくネオファムを「地上型」と据え、設定を積み上げる議論が展開したこの日の会議。実は海老川さん、この会議の前段階で議論のきっかけとして、設定ラフをあげてきてくれました! 今回はその設定ラフをもとに細部を交わされた会議の様子をお届けします。

 

img-212163021-0001こちらが海老川さんにお持ちいただいたアイデアラフ。宇宙用のネオファムを地上に下ろして使ったのでは? という前提で描かれたそう。

 

NAOKIさん(以下:NAOKI)「この機体は、生産時期的にカスタムよりも前になりますか?」

 

海老川兼武さん(以下:海老川)「そうですね、自分がデザインを起こすのに想定していたのは前になります。それこそディルファムの生産前くらいの機体……というイメージで考えていました」

 

NAOKI「肩のディルファム型のシールド、これはどのように取り付けられているんですか?」

 

海老川「肩アーマーに接続しています。外装にマウント部を直付けして、これは肩の丸い部分を利用して取り付ける仕組みです。例えばシールドは、ディルファム用の前身になったタイプ……的な考え方で描きました。またはディルファムの生産がまだ初期段階にあり、これから増産するけどれもネオファムの地上型をより局地専用に特化させるのに、先に作ったパーツだけ使ってみようか……というイメージかと。あとは、地上ではいらないであろうバーニア類を取っ払って……みたいな感じで」

 

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12ネオファムとディルファムの設定を並べてみると、今回の海老川氏のアイデアラフから2つの間をつなぐストーリーが見えてきます。

 

NAOKI「ネオファムのアメリカ感はイキで……(笑)」

 

海老川「そうですね、個性というか固有のキャラクターイメージもありますので肩のトゲはもちろん残す感じで(笑)。とりあえず2案ほど描いたラフでは、一方はアンテナをディルファムと同じような形状にしました。このタイプはより地上に特化したものということで、最初はセンサー部もディルファムみたいな2つ並びの形状でいこうと考えました。でもちょっとやりすぎかなと思って……」

 

NAOKI「確かに、印象がネオファムからかけ離れそうではありますね」

 

海老川「カラーイメージとしてはディルファム寄りの配色で想定しているのですが、極力ネオファムのルックスでその色のほうがインパクトあるかなと。ラフの段階でアンテナはディルファム型とブレードタイプの2パターン用意して、カスタム、コマンダー機的なものとの差異で変えてもいいのかな……みたいにも考えていたのですが……。でもこの機体の先にディルファムがあると考えれば、結局2本タイプが最適という評価で標準仕様になったのではないかという気もしています」

 

サンライズ井上さん(以下:井上)「なるほど、ダイバーシティアンテナみたいな感じでしょうか……」

 

海老川「元々あったセンターのアンテナ用バルジはそのまま残っているけど、外した後にはカバーが取り付けられている感じですね。頭部側面にある小型アンテナ基部は活かされて、地上用アンテナが装着されていると。宇宙用で用いていた小型の姿勢制御用バーニアもだいたいカバーされていて、背面のメインスラスターだけはジャンプなどで使えるからとりあえずは残しているけど、仕様は地上用にチューンされているのではないでしょうか」

 

NAOKI「ネオファムにおいて、ある種のアイデンティティな要素? アメリカ感の延長みたいなところで、右肩のトゲは前よりも大きくしてみるとか……どうですかね?」

 

海老川「まあ、仮に技術者はやりたいって言っても、コストとか生産性で無駄になるからダメって言われるんじゃないですか(笑)」

 

井上「肩の数字はどうしましょうか?」

 

海老川「これって部隊番号ですかね、それとも基地のナンバーみたいな? ディルファムが基地にいる時って入っていましたっけ?」

 

井上「入っていなかったような気がする……」

 

海老川「基地の通し番号、それとも機体ごとのナンバーなのか……、どちらかで意味合いが違ってくるかとは思うのですが……。バイファムとかに入るのは機体の番号ですよね。その概念を踏襲するのなら基地の通し……は違う気もしますね」

 

井上「ディルファムの設定画を見返してみると、3と5、7がありますねぇ。基地に3と5がいるシーンがある」

 

海老川「これはもう機体番号ですね。通常のネオファムはナンバー入っていませんけど、これに入れるのであれば機体毎に違う数字になるのが正しいかと」

 

サンライズ渋谷さん(以下:渋谷)「いくつかのナンバー違いがいたほうが、世界に広がりが出てくる気はしますね。例えば作例にする際に、並ぶ姿があると機体のドラマ性であったり、見る側の想像が働くのかなと」

「武器はディルファムのビームガンをと思っていますけど、劇中での戦闘シミュレーターのシーンにチラっと映るロケットランチャーも考えています。グリップとストックの部分が共用タイプで、本体の交換で使い分けできるようなタイプですね。前にバイファム考証の際に話した、ビームガン分割の仕組みに仕様を合わせた感じです」

 

海老川さんが新たに描き進める、地上型ネオファムのバリエーションタイプ。ネオファム地上型~ディルファムの間に入る改修機体というコンセプトで、仕様変更部分のイメージが議論され、それを基に一同で話を詰めていきます。

 

海老川「バックパックはディルファムに寄せた雰囲気の新パーツ……と最初は思っていたのですが、ここが大きく変わると、あくまで機体をカスタマイズした程度の改修機というコンセプトから外れてくる気もします」

 

渋谷「仮にイメージとしては、スラスターがなくなってそこにカバーされている程度の小改造というのが、コストや時間的な背景を考えると”らしい”仕様という気もします」

 

NAOKI「汎用性を残したほうがいいのか……、でも、スリング・パニアー装備みたいな極端な方向に振ってみてもいいような……」

 

海老川「ユニットをまるごと変えるみたいな? 例えば元からのバックパックにラック状のマウントアダプター的なパーツをかませて、トゥランファムのスリング・パニアーを付けられるようにしてみるとか……。でも、この機体はどちらかというと本来は拠点防衛などに回されるディルファムの代用としての位置付けになると思うので、飛ばさないとは思いますね。あまり行動範囲の拡大は想定されていないのではないかと。なので、脚部と同じでバーニアに蓋くらいの変更がちょうどいいのかなと」

 

井上「地上用は本当にバーニアがないんでしょうね。じゃあなんでラウンド・バーニアン?(笑) でも体当たりとかして倒れたら壊れそうだし、あえて外しているという感じでしょう。ディルファムも現場の判断でバーニアはいらない……ってああいう形になったのかと」

 

海老川「資料本にもディルファム誕生にまつわる記述がありますね。本来、宇宙空間での戦闘用に開発されたものだが、惑星殖民が進むにつれて地上作業、戦闘用としての必要性が生じ、地上用RVが誕生した。ディルファムはベルウィック星で開発されたもので、ベースとなったのは地上用ネオファムであった。開拓間もないベルウィックの工業生産能力を考慮し、ネオファムと共通した機体構造や部品を数多く共有するタイプとして生み出されたのである。したがって性能、構造的には大差なく、ネオファムと同時に大量生産可能な基本タイプとなった……。この考え方を基準とすると、共用部分が多いのならシールド等の装備兼用も差し支えないのではないかと」

 

地上型バリエーション、盛り上がってきたところですが後半は次回更新にて! 
なお、NAOKIさんによる「ネオファム・カスタム」作例も公開予定です。お楽しみに!

 


<ROBOT魂担当コメント>

皆様こんにちは! オカモトです。今回は「RVV」オリジナルの機体ですね!私もネオファムの工場サンプルを手に持ち、ワクワクしながら読んでおります。

 

 

 画像は、工場サンプルのチェック中の様子です。膝の可動や腹部のコクピットの開閉等、盛り込まれた各部のギミックがきちんと機能するように、可動の渋みや勘合などをチェックしています。
 
ただいま受注中の本商品、皆様のお手元に届いた際にはROBOラボPLUSで検討・考証されたギミックや形状が、商品に落とし込まれている点を楽しんで頂きたいです!
 
それでは、次回をお楽しみに!

 


 

次回「電撃ロボラボPLUS」は、2016年4月8日更新予定です!

 

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