「ガンダムカンファレンス AUTUMN 2023」レポート!ガンダムメタバース期間限定オープンの詳細を発表!「GUNDAM NEXT FUTURE」の概要や小室哲哉氏のトークセッションも!

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2023年9月15日(金)、バンダイナムコグループが2025年に向けた新たなガンダム戦略をご紹介する「ガンダムカンファレンス AUTUMN 2023」がオンラインにてとり行われました。

 

会にはバンダイナムコグループ ガンダムプロジェクト チーフガンダムオフィサーの藤原孝史氏が登壇し、ガンダムシリーズ45周年とガンプラ45周年に向けたプロジェクト「GUNDAM NEXT FUTURE ROAD TO2025」の三本柱を紹介。その内容として、以下の進捗についての発表が行われました。

 

  1. 「ガンダムメタバースプロジェクト」の詳細
  2. 10月に行われる「GUNDAM NEXT FUTURE -EAST/WEST/DIGITAL-」の概要
  3. ガンダムを活用した社会貢献プロジェクトである「GUDA(GUNDAM UNIVERSAL CENTURY DEVELOPMENT ACTION)」

 

①「ガンダムメタバースプロジェクト」の詳細

まず発表されたのが、世界中のガンダムファンが交流でき、さまざまなガンダムコンテンツに触れられる場所として提供されるメタバース空間「ガンダムメタバース」の進捗について。

2023年10月6日(金)~10月17日(火)の間、ついに期間限定で第1回目のサービスを開始することが発表され、今回のサービス対象地域は日本とアメリカになる旨が伝えられました。これについて、藤原CGOは「我々にとってもあらたな取り組みとなりますので、この期間の結果やファンの皆様からのフィードバックをもとに、さらなるアップデートを重ねてまいります。ぜひ期間中にアクセスいただき、忌憚ない意見をいただけますと幸いです」とコメント。なお、本日より公式ホームページが公開され、そこでの事前登録が開始されるとのことです。

▲3Dのメイン空間イメージ。プレイヤーはアバターを用いて空間内の多彩なコンテンツにアクセスすることができます。

 

※事前登録にはバンダイナムコIDが必要です。

続いて発表されたのは、第一回オープン時のサービス内容について。ファン自身が作った(UGC)ガンプラの写真やスキルの紹介動画を展示する「UGCミュージアム」が設けられることや、そこでガンプラ作成の技術やノウハウについてもガンダムメタバースから発信していく旨が伝えられました。

▲ファン自身が作ったガンプラが並ぶUGCミュージアムのイメージ。※期間限定オープン時には、事前に準備したものが並びます。

 

▲「UGCミュージアム」には、ソニーグループと共同開発した技術を用いて、実際のガンプラをスキャンしてCGに変換したものも展示。「(スキャンについて)今後はさらにクオリティを追及していく予定ですが、現時点でも独自のカラーリング、ディテールを高いレベルで再現できていると思いますので、ぜひメタバース空間でごらんいただければと思います。将来的にはファンコミュニティとこのミュージアムがより密接になり、ガンダムメタバースの3D空間自体がファンの聖地となることを目指しています」(藤原CGO)

 

さらに、メイン空間はガンダムの世界観に浸れるスペースコロニーをモチーフにした3D空間になることや、チャット、スタンプ、エモート(感情表現)などの基本機能に加えてファン同士の会話を支援するAIキャラクター「メロウ」が実装されることなども、あわせて伝えられました。また、メタバース空間内には、ECショップもオープン。第1回目のオープンでは、6種類のイベント限定ガンプラが販売されることがアナウンスされました。

▲第1回オープンでは、見ず知らずのファン同士が盛り上がる話題を提供するなど、会話をサポートするAIキャラクター「メロウ」も実装予定。(第1回オープンでは日本語と英語のみ対応)そのほか、デジタルジオラマの展示やカードダスマシンなどのコンテンツも用意されるとのことです。

 

▲ECショップ空間のイメージ。

 

▲メタバース内で販売される限定ガンプラ6種。

 

加えて、メタバース内に設けられたライブ会場では、ガンダム作品にゆかりのあるアーティストによるメタバースライブを実施。『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2 OPを担当したyamaさん、『ガンダムビルドメタバース』のOPを担当するBACK-ONさん、同作のEDを担当するLINKL PLANETさんの参加が告げられ、藤原CGOは「メタバースならではのパフォーマンスにご期待ください」と続けました。

▲ライブ会場のイメージ。果たしてどのようなパフォーマンスが繰り広げられるのでしょうか?

 

▲『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2 OPを担当したyamaさん。

 

▲『ガンダムビルドメタバース』OPを担当するBACK-ONさん。

 

▲『ガンダムビルドメタバース』EDを担当するLINKL PLANETさん。

 

ガンダムメタバースプロジェクトについての最後は、今後の展望について。10月の期間限定オープン後は機能改修やコンテンツアップデートを行い、第2回のオープンは、2024年春ごろを予定していると発表されました。また、第2回のオープン時には、将来的なCtoC(Consumer to Consumer:個人間取引)実現に向けた取り組みとして、NFTを用いたファンコミュニティの構築を予定していることが告げられました。

 

②「GUNDAM NEXT FUTURE -EAST/WEST/DEGITAL-」の概要

 

続いて紹介されたのは、10月6日(金)~10月17日(火)におこなわれるイベント「GUNDAM NEXT FUTURE -EAST/WEST/DEGITAL-」の概要について。「EAST」は10月6日(金)~10月9日(月)新宿住友ビル 三角広場にて開催され、「WEST」は10月14日(土)~10月16日(月)グランフロント大阪にて開催。そして開催期間をまたぐように、「ガンダムメタバース」がデジタル会場になる旨が発表されました。

 

また、このイベントでリアルとデジタルをつなぐ存在としてビルドシリーズ10周年記念映像である『ガンダムビルドメタバース』が紹介され、作品のPVが初公開されました。あわせてビルドシリーズ過去作の主人公たちが『ガンダムビルドメタバース』に新しいガンプラで参戦することや、「GUNDAM NEXT FUTURE -EAST/WEST/DEGITAL-」のリアル会場&デジタル会場で、全3話が最速上映されることが伝えられました。

※リアル会場での『ガンダムビルドメタバース』最速上映は、EAST会場のみとなります。

 

 

なお、リアル会場では、ガンダムメタバースプロジェクトの世界観や、そこで将来的におこなわれるガンプラバトルのイメージをヒューマンサイドで楽しめる270度LEDシアター、『ガンダムビルドメタバース』に登場するガンプラの最速展示、さらには「ガンプラスキャンバトル」の第3回テストも実施予定。来年に劇場公開を予定している『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の最新情報をもとにした展示も公開予定とのことなので、こちらも見逃さずチェックしたいところです。また、「GUNDAM NEXT FUTURE -EAST/WEST/DEGITAL-」リアル会場では、蜷川実花さんによる、ガンプラリサイクルプロジェクトで回収した使用済みランナーを用いたインスタレーション作品も展示予定。イベントの詳細については公式ホームページでご確認を。

 

③GUDAの進捗について

「GUNDAM NEXT FUTURE ROAD TO2025」の最後の項目として紹介されたのは、ガンダムを活用した社会貢献プロジェクトである「GUDA(GUNDAM UNIVERSAL CENTURY DEVELOPMENT ACTION)」の進捗について。

 

まず、2021年にスタートした「ガンダムR(リサイクル)作戦」に、2年間でのべ19万人が参加し、全47都道府県すべてで取り組みがおこなわれた旨が紹介されました。また、2025年に開催される大阪・関西万博を通じて、大阪ヘルスケアパビリオンと、ガンダムパビリオンが連携協定を締結したことを報告。2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会と連携して、大阪・関西万博のさらなる機運醸成と、SDGsの達成に向けて、GUDAという取り組みを推進していくことが告げられました。

 

 

その第1弾として、大阪府内の小学校を対象に、持続可能なものづくりのための取り組みについて学ぶことができる「ガンプラアカデミア」を展開予定だと紹介。今回は、よりSDGsへの理解が深まるように、使用済みランナー回収の仕組みについても構築していくとのことです。また、今後は大阪・関西万博の機運醸成のために、回収後のランナーを使ったインスタレーション作品を製作し公開予定であることや、さらには回収したランナーを大阪・関西万博で活用する企画も検討中であることがあわせて伝えられました。

 

④小室哲哉さんとのトークセッション

発表のあとは、音楽プロデューサーであり、日経メタバースコンソーシアムアドバイザーの小室哲哉さんと、藤原CGOによるトークセッションが開幕。小室さんはガンダムとの出会いについて聞かれると、「『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のEDテーマの依頼をいただいて、富野監督に『ガンダムとは』というお話を一時間以上はうかがったんです。それをもとにわからないながらも、アムロとシャアを中心に“陰と陽”をイメージして、『暗い部分と明るい未来』を共存するようなものにしようとして曲を作りました」と述懐。ガンダムメタバースについて問われると、「ただ入るだけではなくて、自分の大切なもの(ガンプラ)を持って見せに行くというか、自分だけではなく、クリエイトしたものとともに入っていくというのはちょっと新しいかもしれないですね」とコメント。その後も藤原CGOとメタバース談義を交わしていました。

▲メタバースについてトークする藤原孝史CGO(左)、小室哲哉さん(右)

 

次回のガンダムカンファレンスは、2024年に開催予定。ガンダムメタバースの今後の展望も楽しみです!

 

 

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