君はもう遊んでみたか……?新生ダイアクロンシリーズ第1弾!「ダイアバトルスV2」を!!
圧倒的な支持をもって迎えられた、新生『ダイアクロン』シリーズ第1弾「ダイアバトルスV2」が、ついにタカラトミーより2016年5月に発売されました。
その熱気も冷めやらぬうちに、6月9日(木)より東京ビッグサイトで開催された「東京おもちゃショー2016」では、早くも第2弾の情報が解禁されました。第2弾の速報については、タカラトミーのダイアクロン公式サイトや電撃ホビーウェブの速報レポートでご確認ください。
ここでは、新製品「ダイアバトルスV2」の商品版で、実際に遊んでみた感想をお伝えします。
これまでにも「電撃ホビーウェブ」では、本品の開発状況を追った記事を掲載してきましたが(⇒1980年代伝説のロボット玩具『ダイアクロン』が35年ぶりに復活!第一弾は、男心を刺激する3体合体ロボ「ダイアバトルスV2」!!)、実際に商品となったものを手にするのは、これが初めて。商品化発表当初の期待感に負けない商品仕様になっているのかどうかを確かめてみました。
「ダイアバトルスV2」は、ダイアクロン隊の汎用主力戦闘マシンで、ダイアバトルスシリーズの最新後継機。3機合体システムと優れた空中機動力、可変戦闘システムを搭載しているという設定です。
“三つのメカがひとつになって”完成する合体ロボット「ダイアバトルスV2」。各関節(ラチェットのクリック感も心地よい)が可動するので、さまざまなポージングが楽しめます。顔もヒーローロボットらしい表情(口元の締まり具合が最高!)で、彩色もキレイで好感度“大”です。
こういった“飛翔ポーズ”をとらせてもサマになりますね。個人的な趣味で、80年代テイストが入っちゃってますが……。
メッキ処理も美しい「クラッシュキャリバー(宇宙開発用の光粒子削岩カッターを格闘戦用に転用した武器)」を両腕に持たせた“決めポーズ”もバッチリ!!
で……、こちらが合体メカその1、「バトルス01」です。合体ロボット「ダイアバトルスV2」のコア(頭と胸部)となる、万能戦闘マシンです。
合体メカその2、「バトルス02」。高速飛行戦闘マシンという設定で、胸部武装ユニット+空中機動ブースター、単座型ポットモジュール機で構成されています。
合体メカその3、「バトルス03」。陸上攻撃型ハイパワーマシンという設定で、脚部可変機動ユニットとそれを制御する複座型ボレットモジュール機で構成されています。
「バトルス02」ボレットモジュール機と「バトルス03」ボレットモジュール機を合体させることで完成する「攻撃支援戦闘機 ボレットファイター」。
「バトルス03」ボレットモジュール機の後部。格納庫(グレーの部分)の中には、武装バイクが収納されています。バイクを収納したままで、各種メカへの合体が可能です。
後部格納庫を展開した状態。地上攻撃支援用の武装バイク・ロードヴァイパーの姿が確認できます。
ロードヴァイパーは、オンロードもオフロードも制覇できるという設定。ダイアクロン隊員を1名乗せることが可能。前輪部を引き出すことで走行形態にすることができます。
ライディング状態をイメージ! ダイアクロン隊員とバイクの大きさの比率もバッチリです!!
本品には、ダイアクロン隊員が4体付属しているので、写真のようにメカと組み合わせて配置することで、『ダイアクロン』シリーズならではの遊びが楽しめます。
※脚には磁石が組み込まれています。
「ダイアクロン隊員」。通常版隊員3体付きですが、初回生産分のみ限定特典隊員1体(右)が付属します。
「バトルスV2」の基本形態である“3機合体モード”のひとつ、「バトルストライザー」。全マシンがひとつに集合合体した姿。この他に「スクランブルモード」と「マニュアルモード」の合体バリエーションがあります。
「バトルス01」「バトルス02」「バトルス03」の3機が揃わない状態での戦闘時や、損傷などによって起動不可能なった状況に陥った時に使う形態で、この他に「クローラー」「グライド」「フォートレス」といった姿を変えることができます。
さて、ここまで新商品の「ダイアバトルスV2」について、ご紹介してきましたが、なぜ新商品なのに「V2」なのか……この点についてご存知ない方のために、少々説明しておきましょう。
「ダイアクロン」は、1980年にタカラトミー(当時はタカラ)の“オリジナルSF玩具”シリーズとして誕生しました。オリジナルSF玩具シリーズとは、透明のボディにメカパーツが組み込まれた1/6スケールのアクションフィギュア「変身サイボーグ」(1972年発売)、10センチの手のひらサイズのアクションフィギュアを中心に、同スケールの乗り物や基地などを導入することで、よりキャラクターの世界観を広げることで大ヒットした「ミクロマン」(1974~1980年発売)といった、タカラトミー独自の企画によるトイシリーズの総称なのです。
「ダイアクロン」とは、ダイヤのように固い友情と団結を持ち、サイクロンのように力強い仲間たち……という意味を込めて造られた名称で、独自のストーリー、1/60スケール(約3cm)のダイアクロン隊員のフィギュアが乗り込める同スケールのロボット(変形ロボット遊びが楽しめる!)や基地、ビークルといったバラエティーに富んだ商品展開は、当時の男児玩具の人気要素を全て詰み込んでいたと言っても過言ではありません。
この画期的なコンセプトが、後に米国、ヨーロッパ、アジア各国で大ヒットした「トランスフォーマー」シリーズへと受け継がれたのです。その「ダイアクロン」シリーズの初期に発売され、人気を博したのが「ダイアバトルス」。頭と胸の部分がスーパーカーに変形し、腕と脚がそれぞれ戦闘機に変形するという商品でした。これが1号機にあたる存在で、世界観をそのまま引き継いだ新生「ダイアクロン」世界に登場する「ダイアバトルスV2」は、いわばそのパワーアップした後継機。それゆえに、「V2」という名称がつけられているのです。
それでは、作品設定の中だけではなく、トイ自体も数倍にパワーアップして帰ってきた「ダイアバトルスV2」本体についての紹介に戻りましょう。
ここからは、本品の特徴的な変形&合体ギミックについて見ていきましょう。ロボット形態の中核となる「バトルス01」操縦席のキャノピーは開閉が可能。中にダイアクロン隊員を乗せることができます。同様に「バトルス02」と「バトルス03」の操縦席にも各隊員を座らせることが可能です。
「バトルス01」から「ダイアバトルスV2」への変形時の連続写真。背部のスイッチを押すことで、自動でコクピット部が胸部を収納、同時に頭部が出てくるという本品“イチオシ”のギミック!
同じく、「バトルス01」から「ダイアバトルスV2」への変形時の様子。腕のカバーを開け、拳(銃口部)を180度回転させることで、「ダイアバトルスV2」の拳が現れます。
通常、両肩の「バトルス01:アームランチャー」には、「フリーゾンパルスターキャノン」と呼ばれる武器を装備。目には、見る角度によって光って見える“集光ギミック”を採用しています。
これは最近の「トランスフォーマー」商品でも多く使われているアイデアで、『ダイアクロン』の長所を継承した『トランスフォーマー』によって培われた技術が、今度は新生『ダイアクロン』に受け継がれているなんて……とても素敵な話ですね。
「バトルス01:アームランチャー」は、パーツの差し替えによって「ハンマーマグナム」(超電動レールガン)にチェンジすることも可能!
こちらは、「スラッグキャノン(長距離射程ビーム砲)」を装着した状態。
付属の「キャリバーハンガー」を取り付けることで、「クラッシュキャリバー」(剣)をマウントすることができます。
商品には『ダイアクロン』の世界観やストーリーが書かれてるオリジナルパンフレットも付属。
当時の玩具にもパンフレットが付属していたことを考えると、これも『ダイアクロン』らしさの追求のひとつと感じます。ダイアクロン公式サイトでは、デジタル版のストーリーで新しい情報も掲載されていますので、そちらもぜひチェックしてみてください!
当時も、マンガやテレビアニメ化前提で商品化されていたわけではなく(トイの発売後にマンガ連載は行われたが)、オリジナル路線で生み出され、ヒットした『ダイアクロン』シリーズ。
今回の新生『ダイアクロン』も、テレビアニメ化をベースとした企画ではないので、これもまた往年のファンにとっては、当時と同じ体感ができるのは嬉しいことでしょう。そして、今回の商品がきっかけで『ダイアクロン』のファンになった方達は、いきなり登場した“ハイスペック”なトイの虜になっちゃってください。
ロボットのトイが好きな人、とにかくギミックが大好きな人、お菓子のおまけサイズのミニメカが大好きな人、そひて、世代を超えて楽しめる高いプレイバリューを誇る変形&合体ロボットトイが「ダイアバトルスV2」です。
ちなみに、「ダイアクロン」とはロボットの名前ではなく、部隊名称。つまり、主役は変形ロボットではなく、「ダイアクロン」部隊なのです。部隊が主役ということは、周辺アイテムをどんどん増やしていくことで、自然と世界観は広がっていきます。新生『ダイアクロン』、今後のラインナップにも期待大です!!
DATA
ダイアバトルスV2
初回生産限定版「ダイアクロン隊員」限定レッドカラー Ver付き
- 発売元:タカラトミー
- 価格:15,000円(税抜)
- 全高(ロボット形態):約220ミリ
- ABS、PVC、POM ほか製
- 発売中
- 商品内容:ダイアバトルス1体、ダイアクロン隊員3体、ダイアクロン隊員用攻撃支援機バイク1台、オプション武装3種
※初回生産分には限定特典ダイアクロン隊員(1体)付き
※対象年齢15歳以上
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