「ウルトラを超えろ」円谷プロがシリーズの原点を手がけた脚本家・金城哲夫をたたえるクリエイティブアワードを設立
『ウルトラマン』シリーズ放送開始50年を記念し、円谷プロダクションは「円谷プロダクション クリエイティブアワード 金城哲夫賞」を創設。シリーズの原型を築き上げた脚本家・金城哲夫さんの功績を改めてたたえ、『ウルトラマン』のように長く愛される作品を生み出すべく、テレビドラマの企画・脚本を募集します。
金城哲夫さんは沖縄・南風原町出身の脚本家。玉川大学文学部に在学中、“特撮の神様”円谷英二さんと出会い、1963年に円谷特技プロダクションに入社しました。20代という若さで『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ウルトラセブン』など、当時の子どもたちを熱狂させるような特撮テレビ映画作品を次々と立案。メインライターとして脚本の執筆を手がけつつ、放送局や制作現場との調整も行いました。
このたび設立されたクリエイティブアワードは、そんな日本の特撮史に大きな足跡を残した金城哲夫さんを超える創造力を求めたもの。受賞作品は映像化に向けて円谷プロがサポートを行ない、さらに受賞者は作品制作に参加する機会もあるとのことです。
審査員を務めるのは映画監督の大友啓史さん、映画監督・脚本家の高橋洋さん、小説家の田中芳樹さん、劇作家・脚本家の中島かずきさん、そして円谷プロダクション社長の大岡新一さんとそうそうたる顔ぶれ。応募受付は7月7日(木)からのスタートとなります。このクリエイティブアワードによって生まれた作品が、『ウルトラマン』のように50年後も愛される作品となるかも知れません。気になる方は、ぜひチャレンジを!
DATA
円谷プロダクション クリエイティブアワード 金城哲夫賞
- 募集内容:テレビドラマ(30分×13話程度を想定)の企画書と第1話の脚本 ※SF、ファンタジー、サスペンスなどジャンル不問
- 応募期間:2016年7月7日~11月30日
- 賞金:大賞(1篇)100万円/佳作(数篇)10万円
- 発表:2017年2月26日(予定) ※都内で授賞式を開催(詳細未定)
- 主催:円谷プロダクション
審査員
- 大友 啓史(映画監督)
- 高橋 洋(映画監督・脚本家)
- 田中 芳樹(小説家)
- 中島 かずき(劇作家・脚本家)
- 大岡 新一(円谷プロダクション社長)
関連情報
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