巨大な冷却装置を背負ったジムスナイパーに、可変機に改造されたミカエリスなど、電撃ガンプラアカデミー2023年1~12月投稿分まとめ
今回のガンプラアカデミーは2023年1~12月に投稿作品された作品から、各月1作品ずつ電撃ホビーウェブ編集部がピックアップします。全投稿作品はワンダースクールにて公開中です! 選ばれた12作品は以下のとおりです!
>>電撃ホビーウェブ presents 電撃ガンプラアカデミー
電撃ホビーウェブ編集部のピックアップ12作品
1月ピックアップ作品
ウェットティッシュなどを網目状に広げてマスキング材にする、いわゆる「大理石塗装」を施したキュベレイですが、この塗装法、ランダム性が高いというか、好みのバランスに仕上げるのが意外と難しいんですよね。ERorさんのキュベレイはそのあたりをクリアして、バッチリ決まっていると感じました。クリアレッドによる色調の変化もカッコいい!
2月ピックアップ作品
作品名:MG 1/100 RX-178 クワトロ・バジーナ専用ガンダムMk-Ⅱ(のぶさん)
丁寧な工作にカラーチップやメタルパーツによるディテールアップ、仕上げのデカールワークと、文句のつけようのない王道に超カッコいい作品です! メインカラーの彩度や明度を意図的に下げるのは勇気のいる作業だと思いますが、カラーリングのバランスもバッチリ決まっていますね! 写真の上手さやポージングもお見事!
3月ピックアップ作品
意外とこれまでに見なかった、MGパーフェクトガンダムのそろい踏み。これがガンプラで再現できるなんて、本当にいい時代になったものですね。さらに作品をよく見ると、初代の素体をMG Ver.2.0にコンバートしてすべてVer.2.0ベースでそろえていたりと、ものすごく芸が細かい! 圧巻です!
4月ピックアップ作品
アイデア勝負の作品をつくるときに、ハロプラのようなシンプルな立体は非常に相性がいいですよね。ぴさんの作品も素晴らしいアイデアで、「こうきたか!」と思わず唸ってしまいました。さらにアイデアのみでなく、レイアウトのセンスや仕上げの丁寧さもハイレベル! このハロが店先に飾ってある床屋は、模型好きな店主が経営しているんだろうなぁ(笑)。
5月ピックアップ作品
この時代のBB戦士は個性的で、本当に魅力的な造形をしていますよね。ただ、四半世紀以上前のキットですから、エッジやスジボリを整えて精度を出そうとすると、なかなかに骨が折れるのもまた事実。それをここまで丁寧に仕上げてしまうとは! 脱帽です!
6月ピックアップ作品
数ある機体のなかでも、近年の「まさかこの機体がガンプラとして発売されるとは……」ランキング上位に入るであろうサイコ・ドーガ。それはさておき、あやぽんさんの作品は丁寧な仕上げでカッコいいですね~。写真ではちょっと確認しにくいのですが、小説版の設定を拾った「サイコ・フレームの光が装甲の継ぎ目から漏れている」というアイデアも素敵です。軍旗も迫力!
7月ピックアップ作品
なによりもネタのチョイスにやられてしまいました(笑)。プラ板で作られたという増加装甲も雰囲気が出ていてすごくカッコいい! そして「ZEON ALIVE!」の書き文字……控えめにいって最高です!
8月ピックアップ作品
作品名:SDガンダムエアリアル『SASUKE』スタイル(B★Jさん)
先ごろ発売された「隠密ガンダムエアリアル」といい、ガンダム・エアリアルは忍者モチーフととても相性がいいですね。佐助&才蔵とのミキシングがバッチリ決まっていて、まったく違和感がないです! シェルユニットの複雑な模様も、いい感じの装飾のように見えますね!
9月ピックアップ作品
作品名:ディランザ グエル専用機more Silver(ぴさん)
「塗装は一番のディテールアップ」という言葉がありますが、それを体現するような作品だと感じました。オリジナルのカラーリングがバシッと決まっていてとてもカッコいいですね。特にディランザはグエルカラーの印象が強いと思うので、パープル&シルバーのメタリックカラーは新鮮です! 写真もカッコいい!
10月ピックアップ作品
作品名:ミカエリス ナイトメア・スタッグ(ScareCrowさん)
カラーリングも相まって、初見ではまったくミカエリスには見えなかったのですが、各パーツをしっかりと確認していくと、ちゃんとミカエリスなんですよね(笑)。ものすごいミキシングセンスです! 変形形態も超カッコいいので、ぜひワンダースクールのサイトで確認してみてください!
11月ピックアップ作品
そのままでは散らかってしまいそうなパーツの組み合わせを、カラーリングやマーキング、すり合わせで見事に調和させているバランス感覚はお見事! 基本工作も丁寧で、本当にミキシングのお手本のような作品だと感じました。バイザーのドクロマークも超カッコいい!
12月ピックアップ作品
背面のバインダーや脚部の増加スラスターなど、追加パーツがしっかりとなじんでおり、一体感のある仕上がりになっていますね。カラーリングパターンもカッコいい! 完成品トイでの発売が発表された「アムロ・レイ専用ディジェ」とならべて、解釈を比べてみるのもおもしろそうです。
電撃ホビーウェブ編集部の総評
今回もたくさんのご投稿ありがとうございました。今回は2023年度にご投稿いただいた作品のなかから、各月ひとつずつピックアップして紹介させていただきました。塗装仕上げに重点を置いた作品あり、ミキシング作品あり、ジオラマ調の作品あり……と、さまざまな楽しみ方をしている投稿作品を眺めていると、ガンプラの楽しみ方も多様化しているなぁ……こういうところから、また新しい潮流がはじまるんだろうなぁ……と、ワクワクしてしまう次第です。これからも、投稿をいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします!
電撃ガンプラアカデミーへの応募はワンダースクールにて受け付けています。
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