電撃FC、セガ神楽坂店予選トーナメントレポート!
我らが電撃文庫のキャラクターたちが参戦しているお祭り対戦格闘ゲーム『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』(以下、「電撃FC」)において公式全国大会『夏の電撃文庫FIGHTING祭』の予選大会が、ただいま全国25店舗のゲームセンターで開催中です!
今回はそんな予選大会のひとつ、セガ神楽坂店にて7月13日に開かれたトーナメントの模様をお伝えいたします! 今回もまたキャラクターの必殺技名やゲーム用語などを多数使いますので、未見という方や初心者の方は公式ホームページの操作説明や電撃オンラインの攻略記事を参照してからレポートをお楽しみください。
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参加受付は開店時刻となる10:00からということもあって、当日は開店前からエントリーのために並ぶ選手たちもいました。
▲ちなみに筐体はすぐに電撃FCをプレイする人たちで埋まり、こちらも本番さながらの熱い対戦が繰り広げられていました。午前中からグレードポイントが50万以上の猛者がごろごろ集まり、本日のセガ神楽坂はちょっとした修羅の国と化していました。
最大32名となる選手枠は午後にさしかかる頃にはすべて埋まり、未だ衰えない「電撃FC」の人気ぶりを再確認。トーナメント枠を決め、16時30分頃から開始された予選大会ですが、今回も全国ランカーが多数出場しているため、1回戦からレベルが高い対戦が繰り広げられ、会場内も大いに盛り上がりました。
▲全体的にアシストには稼働当初から猛威を振るった加賀香子さんはなりを潜め、キノとリーファが目立ちました。どちらも牽制、コンボパーツとして使いやすい上に、加賀さんへのカウンターとして機能するのも大きな理由でしょうか。
▲その他にも黒猫やましろなどを起き攻め用として使いこなしている選手もあちこちで散見されました。特にましろのレバー入れSで出現するネコたちは最後の1匹がUターンしてくるため、忘れた頃に命中して反撃への布石となる場面も。
▲バスケによる圧倒的な制圧力がウリの、もっかんこと湊智花は起き攻めに持続が長い「氷の絶対女王制~アイスエイジ~」を重ねる戦法が猛威を振るっていました。相手には投げ+中段+下段の3択を迫れるため、しっかり対策を練っていないと一方的に攻め続けられます。
▲選手たちのレベルの高さを象徴するシーンとして、やはり中下段の見切りがしっかりできているということでしょうか。下段ガードへ意識を集中させて、おもむろに中段技であるインパクトブレイクを放つのはよく使われる戦法ですが、トーナメントを勝ち上がっていく選手はしっかり見切ってガードしていたように思えます。
▲通常、パワーアップブラストを確実に命中させるにはキャンセルサポートによるアシストが不可欠ですが、中には空中コンボ中にジャンプキャンセルして無理やりニュートラル状態へ持って行き、パワーアップブラストを当てる、いわゆる自力パワブラコンボを実戦投入している選手もいました。
▲本日の優勝候補のひとりと言われていたOZ選手と準々決勝でぶつかったのは林田奈々選手。両者は一進一退の手に汗握る攻防を繰り広げ、OZ選手が残り数ドットまで体力を減らされながらも執念の逆転劇を見せてくれました。林田奈々選手の方も、OZ選手が「本当なら2回負けていた」と述懐するほどの実力の持ち主で、会場内を大いに湧かせました。
さて、ここからは準決勝の様子をダイジェストでお伝えいたします。
●準決勝1戦目 バター(桐乃&リーファ)VS 佐倉綾音(深雪&黒猫)
追加されて1ヶ月ほどしか経過していない深雪で勝ち進んできた佐倉綾音選手と、これまでも公式大会に参加して強豪たちと激闘を繰り広げてきたバター選手による対戦カード。互いに得意な間合いが異なるので、近づかせまいとする深雪とそれを掻い潜る桐乃という、熾烈な間合いの取り合いがポイントとなりました。
▲佐倉綾音選手は起き攻めに黒猫を使って択を仕掛けますが、バター選手はリフレクションガードでこれを拒否!
▲第二ラウンドはここ一番で深雪の切り札「コキュートス」が炸裂し、佐倉綾音選手も積極的に攻め込みますが……。
▲チャンスと見れば堅実にコンボを完走しきるバター選手の桐乃が第二ラウンドも取り、決着!
●準決勝2戦目 OZ(シャナ&リーファ)VS とも(シャナ&リーファ)
こちらはメインもサポートも全く同じシャナ&リーファでの一戦。シャナ同士によるスピーディな試合展開となり、攻守の切り替わりもめまぐるしく、まさに息もつかせぬバトルとなりました。どちらも全国ランキングに名を連ねる強豪であり、ハイレベルなコンボも飛び交いました。
▲攻防どちらにも使える切り札「審判」ですが、今回は切り返し用に使われることが多々ありました。
▲どちらも攻撃が刺さったとみるや、すかさずクライマックスアーツまで繋ぐなど、反応速度やコンボ精度は流石といったところ。
▲最終的にはOZ選手のEX紅蓮の大太刀からの紅蓮の双翼まで繋ぐ3ゲージコンボが決まり手となり、OZ選手が決勝へと駒を進めました。
●決勝戦 バター(桐乃&リーファ)VS OZ(シャナ&リーファ)
決勝戦はどちらもグレードが100万を超える凄腕プレイヤー同士によるハイレベルな試合に。互いにリーファをサポートに選択していることから、同じタイミングでリーファの攻撃が発動したり、と上級者ならではの読み合いが繰り広げられ、ギャラリーを大いに湧かせました。かくいう記事を書いている私も、かつてはOZ選手と同じくシャナを使用していたのですが、OZ選手のシャナはクライマックスアーツの決戦奥義の3発目をディレイで入力してしっかりフルヒットさせたり、切り札効果中に空中溜めCのエクステンドアクション後、2段ジャンプして攻めを継続するなど、プレイしている人なら分かる高等テクニックがポンポン飛び出しました。
▲1ラウンド目はOZ選手が切り札「審判」を発動させて一発逆転を狙うものの、桐乃の切り札「人生相談」による平手打ちで決着。
▲続く2ラウンド目、追い詰められたOZ選手は切り札+パワーアップブラスト状態でゲージは4本というこの上ないチャンスを作り、逆転を狙いますが…。
▲最終的に同じくパワーアップブラストを発動させたバター選手がそのままゲージを吐き出してトドメをさし、バター選手が優勝となりました!
こうして『夏の電撃文庫FIGHTING祭』セガ神楽坂予選大会はバター選手の優勝で幕を下ろしました。会場内は選手以外にも観戦、応援に訪れたギャラリーが詰めかけ、大賑わい。中には「いいよーまだゲージ残ってるよー!」「はい、ナイスコンボ!」といった声援も飛び交い、まさにスポーツを観戦しているような気分になりました。消費税率引き上げによりゲームセンター業界の不況が叫ばれていますが、今日のような盛り上がりを見る限り、まだまだゲームセンターという文化は大丈夫なんじゃないかと個人的に思ったり。
ちなみに、大会を取材した私もちゃっかり予選には参加していたりします。新キャラの大河を使って参戦したのですが、あえなく1回戦負けという不甲斐ない結果に……。
インパクトスキル「殴り込みじゃあああっ!」の小ジャンプ中にキノのレバー入れアシストを発動して敵を打ち上げ、大河は着地後即EX地獄突きを入力して最大まで溜め、落下してきた敵に最大溜めの「滅びろー!!」を直撃させるネタコンボ「タイガーヴァンガード」(勝手に命名)を披露しようとしたものの失敗。1ラウンドこそ勝ち取れたものの、結果的に対戦相手のもっかんのバスケに翻弄され負けてしまいました。
なお、都内の大会はまだ残されています。直近では7月19日にセガ池袋GIGOで開催されるので、私のように負けた人も、まだ参加していない人も是非エントリーしてみてはいかがでしょうか? 当日は寺田ディレクターやセクシー斉藤氏などのゲストが出演するほか、電撃FCの物販コーナーもあるので、参加しない方も楽しめること間違いなし!
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