センタイリングで遊びが広がる『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』よりDXテガソード大登場!!バンダイ企画スタッフインタビュー（後編）

公開日：2025年1月20日 10:05

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取材・文●五十嵐浩司（TARKUS）／協力●池田元気

スーパー戦隊シリーズ50周年記念作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』。後編は株式会社バンダイトイ事業部の木村覚志氏と内藤慎平氏のお二人にDXテガソードやセンタイリングに関するお話を聞いてみた（文中敬称略）。

――テガソードとキーアイテムが「指輪」になったことの繋がりは？

木村：歴代戦隊ヒーローの顔が指輪になると面白いのでは？　という案があったんですよ。そこから、なりきりアイテム＝ロボというコンセプトを元に、「リングをロボの顔にすれば、なりきりとロボットの両方を担うアイテムになるのでは？」という方向へ発展して行きました。一方でプレックスから指輪を素敵に見せるには連動アイテムを「手」の形にするのが良いのでは、という提案があり、東映さんからもそれは面白いという賛同をいただいて、テガソードとセンタイリングの連動が構想されていきました。

▲DXテガソードに付属するセンタイリングゴジュウウルフ。クリアーパーツで成形されており、テガソードのLED発光に合わせて赤く輝く。

――センタイリングも重要なアイテムですね。

木村：5人が変身に使うセンタイリングはゴジュウジャーの顔の形になっています。また、テガソードの頭部となるセンタイリングは、番組内ではゴジュウジャーたちが左手人差し指に付けています。『ゴジュウジャー』では歴代スーパー戦隊を「ユニバース戦士」という括りで呼んでいるんですが、ユニバース戦士のセンタイリングもありまして、絵柄の面を回転させるとそのスーパー戦隊の名前が現れるギミックがあり、テガソードにセットするとそれぞれの戦隊をイメージしたサウンドが鳴る仕掛けです。たとえばブンブンジャーは車のエンジンのような音がそれぞれ鳴ります。

▲DXセンタイリングセット。キングオージャーとブンブンジャー、リュウソウジャーとドンブラザーズがそれぞれ２個セットで発売。

――DXテガソードにはゴジュウウルフとテガソードレッドのセンタイリングが付属しますが、他のメンバーのリングはどの商品に付属するのでしょうか？

木村：ゴジュウウルフ以外のメンバーが変身に使用するセンタイリングは、２個セットのフォーマットで発売されます。

▲DXセンタイリングゴジュウレオン＆ゴジュウティラノ（上）、ゴジュウイーグル＆ゴジュウユニコーン（下）。ゴジュウウルフ以外のセンタイリングはそれぞれ２個セットでの販売となる。

木村：また、ロボの頭部になるセンタイリングは、各ヒーロー専用のなりきり武器に同梱という形式ですね。ゴジュウジャーのメンバーにはそれぞれ専用武器がありまして、いずれもワンアクションを内蔵しており、たとえばティラノハンマー50は口をガブガブするアクションが内蔵されています。

▲上からDXレオンバスター50、DXティラノハンマー50、DXイーグルシューター50、DXユニコーンドリル50。いずれもワンアクションを内蔵したヒーローの武器であり、DXテガソードに強化パーツとして合体する。DXテガソードの頭部となるセンタイリングも付属。

――なりきり武器に付属するセンタイリングがDXテガソードの頭部になるわけですね。

木村：頭部のリングだけでなく、ハンマーや、銃などのなりきり武器そのものがテガソードに合体して、フォルムを大きく変化させることがセールスポイントになります。武器が合体すると、メンバーのカラーリングに合わせてLEDが発光し、さらに長押しすることで各メンバーの必殺技の名前が鳴るようになっています。

――変身アイテムだけでなく、なりきり武器もロボットと連動するんですね。

木村：東映さんからの提案で、ヒーローとテガソードの結びつきをより明確にするために、ゴジュウウルフだとテガソードレッド、ゴジュウレオンではテガソードブルーと各ヒーロー専用のロボ形態を用意しています。その結果、シルエットが差別化され、戦闘スタイルも明確になりました。そして実は、DXROBO UNIVERSEシリーズとの連動もあります。「DXテガソード」の両腕とDXROBO UNIVERSEのジョイント部分が共通なので、両腕の組み換え遊びができるんですよ。