【ガンダムビルドファイターズ連載】Hi-νガンダムヴレイブアメイジングスーパーウェポン(Ver.紅の彗星)の製作方法(その2)
『月刊ガンダムエース』(毎月26日発売)連載のガンダムビルドファイターズ外伝『ガンダムビルドファイターズA-R(アメイジング レディ)』は、既刊の『ガンダムビルドファイターズA』の続編としてユウキ・タツヤの新たなる戦いが描かれています。
本連載『ガンダムビルドファイターズD-R』では、『ガンダムビルドファイターズA-R』と連動し、その登場機体を外伝のシナリオを手がけるスタジオオルフェ 千葉智宏先生に解説していただきます。今月は、『ガンダムビルドファイターズA-R』の SP2「ホットスクランブルガンダム」に登場しているホットスクランブルガンダムについて解説されていますので、そちらもぜひお読みください!
ガンダムビルドファイターズD-R 機体解説:ホットスクランブルガンダム
今月の特集機体&作例紹介は、「Hi-ν ガンダムヴレイブアメイジング(Ver.紅の彗星)」の連載第2回目をお届け。前回は、Ver.紅の彗星本体と、付属する多彩な武装について紹介しましたが、今回は多彩な武装の組み合わせ例と、そのカラーリングについて、モデラーのフクダカズヤ氏に解説してもらいたいと思います。
1/144 Hi-νガンダムヴレイブアメイジングスーパーウェポン(Ver.紅の彗星)~作例その2~武装の組み合わせ例とカラーリング
こんにちは。フクダです。今回は、「1/144 Hi-νガンダムヴレイブアメイジングスーパーウェポン(Ver.紅の彗星)」ということで、武装の組み合わせやカラーリングについて、お話ししたいと思います。
装備一覧とその組み合わせ例
アメイジングレヴD+D形態
両手にロングビームライフルを装備した「アメイジングレヴD&D」状態。これまでは雑誌を2冊購入しなければ再現できなかったロングビームライフルの両手持ちが、「Ver.紅の彗星」を1つ購入するだけで再現が可能となります。つまりは、「アメイジングレヴA&A」で、ビームガトリングガン両手持ちという装備も可能ですので、様々な組み合わせにチャレンジしてみてください。
Hi-νガンダムヴレイブアメイジング フルパッケージ
キットに付属する武装をフクダが全種装備させてみた作例オリジナルの形態。アメイジングレヴの武装、通常のビームライフル、さらにはキットに付属しているバズーカまで装備させています。
ガンダムビルドファイターズ風に言うならば”Hi-νガンダムヴレイブアメイジング フルパッケージ”になるでしょうか。すべてのパーツを装備しながら、写真のようなポーズも取れますので、かなりプレイバリューは高いと言えます。
アメイジングヴレイブブースター
単色ではありますが、アメイジングレヴも本体同様に紅の彗星化した成形色で再現されています。2つセットの利点としてもう1つ挙げられるのは、前シリーズ『ガンダムビルドファイターズA』の後半に登場した「アメイジングヴレイブブースター」も再現可能な事。組み方については言及されていないようですのでコミックスを片手にトライしてみてはいかがでしょうか。
こちらもヴレイブ本体同様、作例オリジナル形態としてアメイジングレヴやアメイジングヴレイブブースターを組み換えて遊んでみたりしてみました。
アメイジングレヴ(フェニックス形態)
1基のアメイジングレヴに新規パーツとなるメガビームライフルを2つ、ネオレールガンを1つ組み合わせた作例オリジナルの形態。形状とカラーリングが相まってその姿はフェニックスを思わせるものになりました。
アメイジングヴレイブブースター(怪獣形態)
鳥のイメージだった「ヴレイブブースター」、SF戦闘機色の強かった「アメイジングヴレイブブースター」ですが、組み換える事でまた違った印象になります。本キットはオプションパーツだけでもここまで自由に遊べることを示したものです。まだまだ組み換えの余地はありますので、新しい形態を生み出してもらえればと思います!
本体の工作
続いては、Hi-νガンダムヴレイブアメイジングVer.紅の彗星(以下ヴレイブ)の工作と塗装についてです。
まずヴレイブ本体の工作です。基本的にはストレート組み。ヴレイブ制作の定番となっている省略されたモールドの復元とヒケの処理、端末を適度な加減でシャープ化。フェイス部のみダボピンを切って塗装後に接着する後ハメ加工を行っています。
アメイジングレヴも本体と同様の工作がメイン。一部継ぎ目が目立つ部位がありますので、そこだけ継ぎ目消しを行っています。
省略されたモールドの復元
まずヴレイブ本体の工作です。基本的にはストレート組み。ヴレイブ制作の定番となっている省略されたモールドの復元とヒケの処理、端末を適度な加減でシャープ化。フェイス部のみダボピンを切って塗装後に接着する後ハメ加工を行っています。
アメイジングレヴの継ぎ目消し
アメイジングレヴも本体と同様の工作がメイン。一部継ぎ目が目立つ部位がありますので、そこだけ継ぎ目消しを行っています。
塗装について
塗装はまとった粒子が輝いている設定からメタリックカラーをメインに使用しています。(カラーリングデータは最終回となる4回目に記載いたします)
本体のピンクはメタリック感を落とし、スミ入れ後にメタリック塗料でコーティングしています。使用したのはGSIクレオスの「GXクリアシルバー」に「GXラフシルバー」を混ぜたもの。クリア系塗料にメタリック塗料を混ぜる事になりますが量を調整すれば下地に影響を与えることはありません。ラフシルバーは輝度の高いギラギラの顔料なのでプラフスキー粒子っぽい効果を狙っています。
最後に赤のパール塗料で全体をコーティングし、見る角度でやんわり赤く光る効果を入れています。
次回はいよいよ、『ガンダムビルドファイターズA-R』の SP2「ホットスクランブルガンダム」に登場した、スーパーウェポンを紹介します。
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