ROBOT魂トゥランファム開発状況を訊く!【連載】電撃ロボラボPLUS Vol.22

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トゥランファムバリエーション作例公開を控え、今回はそのベースとなるROBOT魂<SIDE RV>トゥランファムの最新進捗状況を、開発担当氏のコメントを交えながらお届けします!

 

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※これまでのバックナンバーも併せてご覧ください。

 

 

プレミアムバンダイでの受注もスタートし、着々と開発進行中のROBOT魂<SIDE RV>トゥランファム。今回は開発担当のオカモト氏(バンダイコレクターズ事業部)に現在の状況を伺いながら、最新テストショットを公開していきます!

 

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――現在、開発としてはどのくらいまで進んでいるのでしょうか?

 

 

つい先ごろまでは金型の調整をしておりました。形状の仕上げであったり、可動域の見直しや調整を最終段階まで何度も行うんです。今回お持ちしたのはいったんそうした要素が確定して出てきた最新のテストショットです。この過程の中で、海老川さんやNAOKIさんに触っていただき、ご指摘いただいた修正ポイント、アドバイスも極力反映する形で進めていきます。

 

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▲可動部分など、光造形試作では耐久度的な面で検証できなかった部分が確認、調整される。股間節周りは最初のテストショットの段階で可動に難があったので、切り欠き面などが見直されている。

 

 

〈SIDE RV〉第1弾の「バイファム」の時は、『電撃ロボラボ』での考証を元に、ある程度コストを度外視した作り込みで立体化していました。ですが、現在はその当時と比べると生産コストも上昇しており、「バイファム(ツインムーバー装備)」では同じバイファムに追加パーツを加えた仕様でもかなり価格帯が変わってきているのが現状です。そこで、「ネオファム」以降の開発においては、バイファムのレベルの高い仕様をキープしながらいかにコストを削減するかという点でもいろいろ試行錯誤しながら進めております。社内では「このままだと(コスト的に)商品化は無理なんじゃないか」とも言われることもありましたが、なんとか社内を説得して情熱で商品化を押し切り、「トゥランファム」まで進んでくることが出来ました。おかげさまで今のところトゥランファムの受注状況は良好でして、ご支持いただいている皆様の期待に沿う仕上がりにせねばと痛感しております。

 

 

――細かい商品仕様や、ポイント的な部分を教えていただけますか

 

ちょうどナンバー部分シールの仮データが上がってきたところで、2、8、11が付きます。これはツインムーバー装備と同じような質感のシールになります。手首は握り拳に平手2種、ライフルのトリガー用とフォアグリップ握り用が付属します。また、前作のネオファムでは成形色のままだと一部赤が透けやすい部分があって部分的に上塗りの彩色を加え好評だったのですが、今回のトゥランファムは色味的にあまり透けない色が主体になるので、オーバーコート的な彩色はなくても十分な質感になると思います。他にポッドは翼を収納時の折りたたんだ状態にすることができます。かなり小さいサイズに可動を仕込んでいます。

 

 

tr04rtr_pdf▲付属となるナンバリングシールのデータ。腹部と左右上腕に貼る3種を用意※画像は製作途中のものです。

 

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▲ポッドは指先大くらいの大きさながら翼が可動し、収納時の状態にすることが可能。

 

 

ポイントとしては、前段階のテストショットでは股関節部分の可動範囲が狭かったのですが、海老川さん、NAOKIさんにご指摘いただいた所を可能な限り調整し、最新版では広くなっております。ヒジのあの曲げと合わせて設定画の立ちポーズがきれいに決まるのがこだわりのポイントですね。スカート部分が割れて動くので、脚部をだいぶ広げてポーズ付けすることが可能になっています。あとはスリング・パニアーの接続軸が伸縮するので頭に干渉せず、前傾してマウントさせた際などにもシルエットが美しくまとまるのもポイントかなと。頭部センサー部分は海老川さんに新たに描いていただいたディテールを再現しておりまして、クリアーパーツごしに中身が見えます。クリアー部の成形色は製品ではうっすらとグリーンになる予定です。

 

 

 

tr07_▲トゥランファムの設定画でおなじみの独特な立ちポーズもばっちり決まる。

 

tr08▲スリング・パニアーは接続軸が伸縮するので、上方にマウントした際のシルエットも美しく決まる。

 

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▲頭部センサーは細かなディテール部分も再現されている。

 

――最後にユーザーに向けて一言お願いいたします

 

自分は’80年代ロボットを多く担当しているのですが、バイファムは熱い支持を寄せてくれる、アンケートをしっかり返してくれるユーザーさんが多いんです。しっかりとその熱い意見をフィードバックしまして、期待にそえられる熱のこもった商品をお届けできればと考えております。また、他のシリーズも同じように引き続き良いものをリリースしていきたいです。これからもぜひ、楽しみにしていただければと。

 

次回はNAOKIさんによる重換装スリング・パニアー付きのトゥランファム作例をお届けする予定です。お楽しみに!

 


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