【ガンダムビルドファイターズ連載】Hi-νガンダムヴレイブアメイジングスーパーウェポン(Ver.紅の彗星)の製作方法(その3)

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作例製作・文●フクダカズヤ/編集●電撃ホビー編集部

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<ガンダムビルドファイターズD-Rまとめページ>

 

『月刊ガンダムエース』(毎月26日発売)連載のガンダムビルドファイターズ外伝『ガンダムビルドファイターズA-R(アメイジング レディ)』は、既刊の『ガンダムビルドファイターズA』の続編としてユウキ・タツヤの新たなる戦いが描かれています。

 

▲月刊ガンダムエース2016年10月号では、反響続々! 「ククルス・ドアンの島」はもちろん、コミックス同時発売「ベルトーチカ・チルドレン」&「ザ・ブルーディスティニー」も注目!

▲月刊ガンダムエース2016年10月号では、反響続々! 「ククルス・ドアンの島」はもちろん、コミックス同時発売「ベルトーチカ・チルドレン」&「ザ・ブルーディスティニー」も注目!

 

本連載『ガンダムビルドファイターズD-R』では、『ガンダムビルドファイターズA-R』と連動し、その登場機体を外伝のシナリオを手がけるスタジオオルフェ 千葉智宏先生に解説していただきます。今月は、『ガンダムビルドファイターズA-R』の SP2「ホットスクランブルガンダム」に登場しているホットスクランブルガンダムについて解説されていますので、そちらもぜひお読みください!

 

 

 

今月の特集機体&作例紹介は、「Hi-ν ガンダムヴレイブアメイジング(Ver.紅の彗星)」の連載第3回目をお届け。今回はそのメインと言える装備「スーパーウェポン」を紹介。解説を、作例を手がけたモデラーのフクダカズヤ氏です。

 


 

1/144 Hi-νガンダムヴレイブアメイジングスーパーウェポン(Ver.紅の彗星)~作例その3~スーパーウェポン

 

スーパーウェポンの工作とその装備

こんにちは、フクダです。

 

3回目となる今回は本作例の本命となります「Hi-νガンダムヴレイブアメイジング(Ver.紅の彗星)』に装備できる強化武装、「スーパーウェポン」のご紹介です。

 

本仕様は、『ガンダムエース』2016年10月号に掲載されている『ガンダムビルドファイターズA-R』/SP2「ホットスクランブルガンダム」に登場したもので、バトルで破損したHi-νガンダムヴレイブアメイジングを、3代目メイジン・カワグチが改修した機体となります。

 

 

《Hi-νガンダムヴレイブアメイジング(Ver.紅の彗星)/スーパーウェポン装備》

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▲フィン・ファンネルを外し、スーパーウェポンを装備したHi-νガンダムヴレイブアメイジング。アメイジングレヴの装着方法も変更されているため、通常形態とはかなり印象も異なります。

 

▲フィン・ファンネルを外し、スーパーウェポンを装備したHi-νガンダムヴレイブアメイジング。アメイジングレヴの装着方法も変更されているため、通常形態とはかなり印象も異なります。

 

 

ウェポンパーツの組み合わせを検討

製作にはバンダイ「HGカスタマイズキャンペーン」のウェポンパーツ(以下カスタマイズパーツ)全8種をひとつずつ使用しており、組み合わせの検討もボクが担当しています。

 

本機が活躍するのは、ガンダムビルドファイターズトライ「アイランド・ウォーズ」の直前という設定ですので、ユウキ・タツヤから三代目メイジン・カワグチまでが使用してきた、歴代ガンプラのプロセスを可能な限り反映させています。作中ではすごいスピードで組み上げて登場しますが、実際に再現するとなると検討に時間がかかりました(笑)。カスタマイズパーツを大きく改造はせず、接続穴を使用して組んでいますので再現しやすいかと思います(一部加工を入れている部分に関しては後述します)。

 

▲HG「カスタマイズキャンペーン」で配布されたパーツ。A~Hで構成されています。今回は、このパーツ群をカスタマイズし、スーパーウェポンとして組み上げました。

▲HG「カスタマイズキャンペーン」で配布されたパーツ。A~Hで構成されています。今回は、このパーツ群をカスタマイズし、スーパーウェポンとして組み上げました。

 

 

《スーパーウェポン一式》

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▲スーパーウェポンのみの写真。バンダイ「HGカスタマイズキャンペーン」で配布されたウェポンパーツを使い、本作例用スーパーウェポンとして組み上げたものです。

 

 

手首パーツの変更

ヴレイブの手首ではカスタマイズパーツを持たせることができませんので、ビルドナックル「角」のMサイズに変更しています。厳密に言えばサイズと手の甲のモールドが異なりますが、「カスタマイズされていること」が前提の作例ですので、改造はせずにそのまま使用しています。

 

▲手首のパーツは、ビルドナックル「角」のMサイズに変更。スーパーウェポンをスムーズに運用するための一工夫です。

▲手首のパーツは、ビルドナックル「角」のMサイズに変更。スーパーウェポンをスムーズに運用するためのひと工夫です。

 

ウェポンパーツの工作とその装備例

 

カスタマイズパーツはキャンペーンで配布された、番号A~Hまで全8種類(一部パーツは余ります)を使用しています。本品は製品中央で継ぎ目が目立つものがあるため、接着と仕上げといった基本工作がメインになります。裏面が比較的見えやすいパーツのみ、プラ板でフタを作り接着しました。

 

アメイジングレヴを2基装着させていますが、スーパーウェポン装備の機体思想は『ガンダムビルドファイターズトライ』に登場したガンダムアメイジングレッドウォーリアです。”紅いガンダム”という共通点もありますが、「背面に武器を懸下させ戦況に応じ使い分ける」というコンセプトをベースに構成しています。

 

▲2基のアメイジングレヴを射出した状態。レッドウォーリアにあった胸の隠しミサイルの要領で、番号Hのバックパックキャノンアームのバックパックと番号Cのガトリングクローを使用し、背面から展開する隠しガトリングガンという形で表現しています。

▲2基のアメイジングレヴを射出した状態。レッドウォーリアにあった胸の隠しミサイルの要領で、番号Hのバックパックキャノンアームのバックパックと番号Cのガトリングクローを使用し、背面から展開する隠しガトリングガンという形で表現しています。

 

▲肩のガトリングを展開した図。右背面に装備されたガトリングガンは通常正面からは見えにくい位置にマウントされています。使用する場合は写真のように展開され、周辺の銃器と共に使用されるというイメージです。

▲肩のガトリングを展開した図。右背面に装備されたガトリングガンは通常正面からは見えにくい位置にマウントされています。使用する場合は写真のように展開され、周辺の銃器と共に使用されるというイメージです。

 

▲『ガンダムビルドファイターズA-R』の SP2「ホットスクランブルガンダム」から。対ホットスクランブルガンダム戦では、両腕が塞がった際に使用しました。正面から見えづらい位置にマウントされていたことが功を奏し、攻撃は成功しました。

▲『ガンダムビルドファイターズA-R』の SP2「ホットスクランブルガンダム」から。対ホットスクランブルガンダム戦では、両腕が塞がった際に使用しました。正面から見えづらい位置にマウントされていたことが功を奏し、攻撃は成功しました。

 

▲番号Dのヒートアサルトシールドのアックスは作中では未登場ですが、ザクアメイジングのナタのような組み方にしてあります。同じ穴に両側から刃のパーツを取り付けるので、ピンをちょっとだけ短く切りました。ザクⅡのヒート・ホークやザクアメイジングのヒート・ナタに近い格闘用兵器で、メイジン……いやユウキ・タツヤらしい装備ともいえます。

▲番号Dのヒートアサルトシールドのアックスは作中では未登場ですが、ザクアメイジングのナタのような組み方にしてあります。同じ穴に両側から刃のパーツを取り付けるので、ピンをちょっとだけ短く切りました。ザクⅡのヒート・ホークやザクアメイジングのヒート・ナタに近い格闘用兵器で、メイジン……いやユウキ・タツヤらしい装備ともいえます。

 

▲肩越しに見えるアックスの収納位置。シールドの内側に武器を収納するギミックになっています。これはケンプファーアメイジング(厳密にはPPSE製ですが)の銃を収納していたウェポンバインダーを思わせるので、そのまま使用しています。

▲肩越しに見えるアックスの収納位置。シールドの内側に武器を収納するギミックになっています。これはケンプファーアメイジング(厳密にはPPSE製ですが)の銃を収納していたウェポンバインダーを思わせるので、そのまま使用しています。

 

▲そのシールドには番号Gのソードビームマシンガンと番号Hのキャノンを組み合わせています。1つの装備に複数の機能を持たせた武器、これは『ガンダムビルドファイターズA』の前半に登場したマルチウェポン「マーキュリーレヴ」のオマージュです。

▲そのシールドには番号Gのソードビームマシンガンと番号Hのキャノンを組み合わせています。1つの装備に複数の機能を持たせた武器、これは『ガンダムビルドファイターズA』の前半に登場したマルチウェポン「マーキュリーレヴ」のオマージュです。

 

▲背面左側に装備される形で出撃し、戦況で左腕にマウントされます。 腕にブレードを装備しているガンプラは、3代目メイジン・カワグチ襲名後もガンダムアメイジングエクシアで使用していましたので、ユウキ・タツヤらしいカスタムといえます。

▲背面左側に装備される形で出撃し、戦況で左腕にマウントされます。
腕にブレードを装備しているガンプラは、3代目メイジン・カワグチ襲名後もガンダムアメイジングエクシアで使用していましたので、ユウキ・タツヤらしいカスタムといえます。

 

 

シールドの改修

 

シールドとソードビームマシンガンは少し穴の位置がズレていますが、プラスチックの柔軟性を活かして強引に組んでいます。形状が多少合わない(そのままでも問題ありませんが)のでシールド側をちょっと削り込み、装着感を良くしています。取り付けにはヴレイブのシールド取り付けパーツをそのまま使用していますが、ピンが長すぎるのでこちらも少しだけ短く切り、収まりを良くしています。

 

▲シールドとソードビームマシンガンの接続図。シールドの一部を削って(写真内のグレーの部分)パーツ同士を密着させています。

▲シールドとソードビームマシンガンの接続図。シールドの一部を削って(写真内のグレーの部分)パーツ同士を密着させています。

 

▲キャンペーンパーツのA、B、E、Fはほぼ説明書通りに製作。番号Bのバスターフェザーインライフルは先端のハサミを鎌のように組み替えています。エレオノーラ・マクガバンの「ガンダムナドレ・パルティータ」(フクダカズヤが作例を製作)と同様の方式です。

▲キャンペーンパーツのA、B、E、Fはほぼ説明書通りに製作。番号Bのバスターフェザーインライフルは、先端のハサミを鎌のように組み替えています。

 

▲パルティータのような鎌を作例で製作したら、劇中ではエレオリスペクトな展開に! 鎌の先端からビームが発生するエフェクトが加えられ、大迫力のシーンになっています。

▲作例にて、先端のハサミを鎌のように組み替えたら、劇中では、エレオリスペクトな展開になっていました!(エレオノーラ・マクガバンの「ガンダムナドレ・パルティータ」の作例も、フクダカズヤが製作)鎌の先端からビームが発生するエフェクトが加えられ、大迫力のシーンになっています。

 

 


 

次回は、Hi-νガンダムヴレイブアメイジング(Ver.紅の彗星)を取り上げる連載としては最終回。スーパーウェポンの塗装についてとカラーリングデータを公開します!

 

 

関連情報

 

(C)サンライズ・創通・テレビ東京

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