【この秋観たい映画!!!】『スター・トレック BEYOND』シリーズ最大のアクションが味わえるJ・J版スタトレ第3弾!

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人気SFシリーズ『スタートレック』が、J・J・エイブラムスの手によりリブートされ、新たな『スター・トレック』シリーズとしてスタートしてから早7年。待望の最新作の公開です! 予告編をご覧になった方はご存じの通り、エンタープライズが盛大にブッ飛んでるじゃん、オイオイ! とツッコミたくなりますが、歴代エンタープライズって結構壊れてるので大丈夫。なワケないんですが、今回もクルーが知恵と勇気でピンチを切り抜けてくれることでしょう。国内アニメファンが共感をおぼえるような展開もあったりするようですので、解説を参考にその真偽のほどもぜひご確認ください!

※一部解説にネタバレを含んでます。

 

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ストーリー

U.S.S.エンタープライズが5年間の宇宙調査に就いて3年が経った。カーク船長も様々な任務の中で成長を遂げ、いまや連邦の一翼を担う存在となっていた。

しかし、亡き父と同じ年齢を迎え、英雄だった父に追いついていない自分に焦りを感じた彼は、エンタープライズを副長のスポックに託し、新たな道を模索しようとしていた。

 

一方、スポックも別次元の自分自身でもあるスポック大使の訃報に接し、大使の精神を継ぐことで自分なりの道を見出そうともがいていた。

 

そんなある日、未踏の惑星に不時着した探査船の救出任務を帯び、カーク船長以下クルーは目的地に向かう。すると、到着と同時に謎の異星人軍団の襲撃を受け、一瞬の間にエンタープライズは大破。クルー全員は脱出を余儀なくされてしまう。

 

エンタープライズの円盤部はかろうじて惑星に不時着するが、もはや残骸でしかなく、散り散りとなったクルーのほとんどは、謎の異星人クラールの捕虜となってしまった。

 

カークとチェコフは墜落した円盤部を目指し、スポックとボーンズはクラールの残党狩りから逃げ続けていた。その頃、ひとり取り残されたスコッティは、危ういところを謎の戦士ジェイラに救われ、とある場所に匿われる。
ところが、そこは100年ほど前に消息を絶ったはずのU.S.S.フランクリン(NX326)だった。

 

やがてフランクリンに集うカーク、スポック、チェコフ、スコッティ、そしてボーンズ。反撃のチャンスはやってきた。しかし、すでにクラールは次なる目標へと飛び立とうとしていた。

 

連邦の宇宙基地ヨークタウンへと……。

 

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解説

J・J・エイブラムスによる“ケルヴィン・タイムライン”スター・トレックの第3弾。今回のメガホンを握るのは、J・Jではなく、『ワイルド・スピード』シリーズのジャスティン・リン監督。中盤のクライマックスに用意されたカークのバイクアクションは、まさに独壇場だろう。

 

このバイクアクションに限らず、序盤のエンタープライズ轟沈シーンも、それだけで本編のクライマックスといって良いほどのアクションシーンが満載だ。前作は、オリジナル作品を知っているのと知っていないのとでは、評価が分かれ気味だったこともあったけれど、今回はその心配はない。

 

もちろん、オリジナルの、特に『TOS』(スタートレック最初のシリーズ)へのオマージュは、はっきり言って前作以上。
とはいえ、たとえ前作を観ていなくてさえ楽しめる作品に仕上がっている。なぜなら、今回のスター・トレックは『マクロスF』なのだ!!(超個人的見解)

 

エンタープライズを襲うバジュラの群れ!! クライマックスで宇宙基地ヨークタウンを襲うバジュラの群れ!!! とりわけ、このヨークタウンを襲うシーンなどは、まさにマクロスの移民船団を襲うバジュラの群れそのもの。そして、やっぱり宇宙を救うのは“歌”なのだ!!

 

もちろん、前作及びシリーズとしての『スター・トレック』のエピソードやキャラクターなどを知っていれば、知っているほど楽しめるポイントが多いのも確か。
本作は、『TOS』でスポックを演じてきた故レナード・ニモイ(2015年2月27日没)と、本作のチェコフ役アントン・イェルチン(2016年6月19日没)に捧げられている点も感慨深い。劇中でも死没したことになったスポックだが、その存在がいかに大きなものだったか。

 

そして、極めつけが、このスポックの“友人たち”!! “ケルヴィン・タイムライン”上の『スター・トレック』に、初めてオリジナルのエンタープライズ・クルーが“登場”するぞ。

 

そんなこんなも織り交ぜつつ、ジャスティン・リン監督の下で、パワーもスピードも数段アップしまくった本作は、IMAXでの鑑賞がおススメ!クルーたちと同じ緊張感を味わえるエンタープライズ轟沈シーンはもちろん、画面一杯に拡がる宇宙基地ヨークタウンの絶景は、今回の最大の見どころのひとつだ。

 

そして、今回轟沈してしまったエンタープライズ号だけど、シリーズはまだまだ続くはず。当然のようにU.S.S.エンタープライズも再建され、宇宙の彼方へ旅立っていく。
同じコンスティテューション級で、ちょっとだけフォルムは変わっているけど、「U.S.S.エンタープライズ」の船名の下に書かれた型式名は絶対に見逃すな!!

 

03U.S.S.フランクリンのメインデッキに集結したエンタープライズのクルーたち。

 

ところでU.S.S.フランクリンの型式はNX326。クラスでこそ、本作では“スターシップ級”になっているけど、『スター・トレック エンタープライズ』シリーズの“NX級”のU.S.S.エンタープライズはNX-01。

 

一応、“ケルヴィン・タイムライン”では、そのU.S.S.ケルヴィンがネロに撃沈させられて歴史改変が起こる2233年までは、同じ歴史をたどったことになっているので、本作のU.S.S.フランクリンもNXシリーズの系譜の中の一隻なのだろう。

なので、クラスはちょっと違うけど、NXシリーズっぽいフォルムのなかなかカッコいい艦体だ。

 

04本作の最大の見どころでもある宇宙基地ヨークタウン。基地というより、宇宙に浮かぶ大都会というところだが、都市部の下には広大な宇宙港が広がっていて、戦艦のメンテどころか建造も可能。次回作(予定)に登場するエンタープライズは、ここヨークタウンで建造されることになる。

 

05チェコフとカークは、エンタープライズ轟沈後に行動をともにして、クルー奪還のミッションを遂行することになる。ところで、左側のチェコフ役アントン・イェルチンにとって、本作が遺作となってしまった。

そのせいか、本作ではチェコフの出番がけっこう多い気がして、その代わりウフーラとスールーの出番がややカットされているかのような印象を受ける。

 

ところで、アントンが主役としての遺作『グリーン・ルーム』(2017年2月公開予定)には、スタトレ『TNG』シリーズのピカード艦長ことパトリック・スチュワートも出演している。こちらも要チェックだぞ。

 

06新キャラのジェイラとスコッティ。すごく強い女性戦士で、クラールの副官を仇と付け狙っているようなシリアスキャラ……のはずが、なぜかスコッティの相棒的な立ち位置になってしまうので、いつの間にかギャグ要員になっているあたりが微笑ましい。

 

次回作以降レギュラー入りしていそうなキャラのひとりだ。

 

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DATA

スター・トレック BEYOND

  • 監督・脚本:ジャスティン・リン
  • 共同脚本:サイモン・ペッグ、他
  • 全米製作者組合、プロデューサー:J・J・エイブラム
  • 出演:クリス・パイン、ザッカリー・クイント、カール・アーバン、ゾーイ・サルダナ、サイモン・ペッグ、ジョン・チョウ、アントン・イェルチン、他
  • 配給:東和ピクチャーズ
  • 上映時間:123分
  • 10月21日全国公開予定

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関連情報

 

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