ガンダムビルドファイターズA-R/D-R オリジナルモビルスーツ選手権 最終選考結果発表!(その1 ゲイジングハウンド/ジュ・ディ・オング)
ガンダムビルドファイターズシリーズにて、三代目メイジン・カワグチとして活躍するユウキ・タツヤの活躍を描いた外伝『ガンダムビルドファイターズA-R』(月刊ガンダムエース連載)と、その立体展開を行う『ガンダムビルドファイターズD-R』は、これまで「オリジナルモビルスーツ選手権」と題した、オリジナルのガンプラ作品を募集してきました。
そしてこのたび、ついにその結果を発表します! シナリオ担当のスタジオオルフェ千葉智宏先生、漫画の今ノ夜きよし先生をはじめ、プロモデラーでありメカニックデザインも務めるNAOKI氏ら制作陣が厳選した作品が、グランプリ作品・優秀作品として輝きました!
今回はグランプリ受賞作から、「ゲイジングハウンド」と「ジュ・ディ・オング」をご紹介します。
ゲイジングハウンド
作者:寝太郎23(37歳・岐阜県)
作品コメント:倒れた仲間、倒した敵をバトル中にゲイジングしながら闘うガンプラ!
【設定】AGE系の特徴であるパーツの入れ替え(ゲイジング)に特化した戦闘スタイルで破損したパーツを味方や敵から補充しながら闘うことにより生存率を上げています。
【製作文】ダークハウンドとスパローのミキシングです。各部はシャープ化し、面出しを丁寧に工作をしています。顔はスパローよりガンダムタイプを使用しています。眼帯をつけることで精悍な印象となりました。アピールの写真ではメテオホッパーのウイング部を取り付けています。先に倒された仲間のパーツを取り付けているというイメージです。海老川氏デザインのパーツを使用する事で統一したデザインを図っています。塗装は電撃ホビーと言えばAOZという事で、ヘイズルカラーを基調とし、ポイントで金を入れる事でガンプラバトルらしい、派手さも入れてみました。
電撃ホビーウェブ編集部より
“ゲイジング”という発想によって自由な組み替え遊びを実行しているコンセプトが、まず楽しい作品です。オプションのパーツも、作るのがたいへんだったことでしょう。そしてなによりも目を引くのが、しっかりとした工作と塗装の技術でした。コメントでも書かれていますが、面出しによる小気味いいエッヂや、フェイス部分の造形、胸部の細かい工作も光っていますね。右肩に施されたポリキャップ隠しのパーツもイケてます。
楽しい発想とそれを支える確かな技術が素晴らしい作品でした。
ジュ・ディ・オング
作者:にこらす刑事(42歳・埼玉県)
作品コメント:重装甲、重火器装備であるジュアッグを無重力空間で運用することにより、高機動性、高火力を実現。元々水陸両用なので気密性もバッチリ。ジオンの魂を具現化したようなフォルム、カラーリングはジオングを想起させるものに。多分強い。ハイパーバズを備えたクルーズモードに変形可能。隠し武器はビームマントであるWind blowing from Asia。
電撃ホビーウェブ編集部より
“遊び心満載”というよりは、むしろ遊び心以外は微塵もイラン! と思える心地いい逸品です。高い技術を持ちながら、何故カッコいい方面ではなくネタに走るのかっ!? その遊び心にオトナの余裕を感じさせてくれました。
作品は、『機動戦士ガンダムUC』に登場してキット化され、何かと話題になった「HGUC 1/144 ジュアッグ」と「HGUC 1/144 ジオング」のミキシング。一見簡単そうですが、ジオングのスカートを精度よく分割してスジ彫りを含むディテールアップをしていたり、頭頂部にブレードアンテナを仕込んだり、はたまたジュアッグの鼻(?)の先端に可動するモノアイを仕込むなど、地道な工作も行われています。
でもやっぱり言いたいのです。パーフェクトモードの足の付け方、何故内股なのかと。面白すぎると。そして、それがまた妙に似合っていて、にこらす刑事さん(このペンネームもまた……)の、ガンプラを楽しむセンスに脱帽です。
※にこらす刑事さん、「ネタではなくてホンキでカッコいいものを目指したんだ!」ということでしたらごめんなさい。確かにファーストガンダム直撃世代的には、正統なジオン系MSに見えます。
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