トミーテック技MIX 英雄機「F-22&F-15E」 キットレビュー
エースコンバット F-22 ガルーダ1/F-15E メビウス1
トミーテック 技MIX
製作・文:宮田昌幸 (電撃ホビーマガジン2014年4月号掲載)
電撃ホビーマガジン本誌で好評連載中の、トミーテックの彩色済みプラモデル「技MIX」をピックアップしたコーナー「今からでも楽しめる技MIX」。ここでは本誌で紹介しきれなかった写真や、大きく載せることができなかった写真を、どどんと一挙掲載しちゃいます!
第一回は、2014年4月号掲載の「F-22 ガルーダ1 & F-15E メビウス1」です!
エメリア共和国空軍 第8航空団 第28飛行隊「ガルーダ隊」1番機。TACネーム「タリズマン」の乗機。首都グレースメリアが強襲された際に、僚機を欠いていたTACネーム「シャムロック」を2番機として緊急編成されて以降、この2機で数々の作戦に参加し、エースパイロットとして敵味方双方に広く知れ渡る存在となった。(製品紹介より)
独立国家連合軍 第118戦術航空隊「メビウス隊」1番機。大陸戦争における数々の作戦で戦果を上げ「今回の戦争で間違いなく最高のパイロット」と評された独立国家連合軍の英雄“メビウス1”の乗機。エルジア軍からは機体に記されたメビウスマークから「リボン付き」呼ばれ恐れられた。(製品紹介より)
●はじめに
今回、F-22はキットの雰囲気を活かして組み上げ、F-15Eのほうは実機のようにウェザリングをしてみることにしました。技MIXは普通のプラモデルと違い、パーツランナーごとに初めから塗装済みなので、なるべくキズを付けないようニッパーで各パーツを慎重に切り離し、説明書に従って組み立てれば、それほど手間がかからずカッコイイ機体ができます。好みでウェザリングなどを施し、自分なりの完成品に仕上げていくのがオススメです。
作例ではF-15E ガルーダ1にウェザリングを施してみましょう。手順としては、まずパネルラインに沿って、「Mr.ウェザリングライナー」(GSIクレオス)で線を描き込み、はみ出てしまったところはエナメル溶剤を付けた綿棒で拭き取ります。その後、気流に沿う形で後方に汚れを付けるべく、先ほどのライナーで細く線を描き、少量のエナメル溶剤を付けた綿棒を使い、軽く後ろへ流れた感じになるようにしていきます。実機では機体表面のパネルに退色が見られるので、こちらも手を加えていきます。Mr.ウェザリングライナーのグレーで、パネルの表面をなでる様に色をのせていき、やりすぎかなと思ったところは綿棒で慣らします。これを各所に繰り返し、おおむねできあがったところで、今度は排気ノズルが焼けた感じを出すべく、タミヤのウェザリングマスターの焼け色にて再現しました。
簡単に組み立てるだけなら数時間で完成させることができるので、入門用には最適です。また、ひと手間加えるだけで自分なりの完成品ができますので、チャレンジしてみてください。別売りの発光ユニットを使用するのもオススメです。
そのまま組み立てただけでも実機さながらの出来栄えになる彩色済みキット「技MIX」。ゲーム中でも大いに活躍した双方のエース機を簡単なウェザリングを中心に手を加えることで、英雄機と呼ばれた機体に相応しい見栄えに仕上げられます。
<関連情報>
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