【4K ULTRA HD Blu-rayでスゴい!】『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』を見に行ってみた!

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「MG 1/100 高機動型ザク “サイコ・ザク” Ver.Ka(GUNDAM THUNDERBOLT版)」のリリースや2017年春のアニメ第2シーズン始動など、盛り上がる『機動戦士ガンダム サンダーボルト 』ですが、12月22日、Blu-rayよりも高画質な映像が楽しめる「4K ULTRA HD Blu-ray」(以下、ULTRA HD Blu-ray)となった『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』が8,000円(税抜)にて発売されます。

 

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▲『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』ULTRA HD Blu-ray 価格:8,000円(税抜)

 

これに先立ち、同パッケージのプレス向け試写会が開催されました。そもそもBlu-ray自体、これ以上ないくらい綺麗なのに、それを上回るとはどういう意味なのか? まずはパナソニックより、ULTRA HD Blu-rayの説明が開始されました。
ULTRA HD Blu-rayとBlu-rayの映像技術の違いについて、同社の資料によれば、解像度、色空間(色の範囲)輝度(明るさ)のほか、データの圧縮技術や転送レートも向上しているとのこと。見た目に関わるのは解像度、色空間や輝度ですが、解像度は従来比4倍、色空間は2倍、最高輝度は100倍に向上しており、表にすると以下のようになります。

 

要素技術 Ultra HD Blu-ray Blu-ray 従来比
解像度 UHD(3840×2160ドット) HD(1920×1080ドット) 4倍
色空間 BT.2020 BT.709 2倍
HDR(最高輝度) 10,000nit 100nit 100倍
圧縮技術 HEVC(10ビット) AVC(8ビット) 2倍
転送レート 100Mpbs 40Mbps 2.5倍

 

 

 

 

 

 

 

 

※BT.とは色空間の規格。nitは輝度の単位で、1カンデラ毎平方メートル。1平方メートルで発せられる明かりが1カンデラ(ろうそく1本分程度)であれば、1nit。

 

 

用語になれていないと戸惑ってしまいますが、端的に言えば、「映像がより細かくなり(解像度)、色彩もより鮮やかになり(色空間)、表示できる明るさ(輝度)も高くなった」ということです。輝度に関しては「100倍」だと“眩しすぎる”と思ってしまいますがそうではなく、明るいところは飛ばず、暗いところは潰れずと、宇宙の暗闇から爆発のような瞬発的なきらめきまで、明るさの表現がより細かくなされている、ということです。つまりは、4Kで解像度も細かくなったけれど、色の美しさや輝きも向上しているのが、ULTRA HD Blu-rayといえるでしょう。

 

視聴に使われた機材は、パナソニックのBDプレーヤ「UB900」と、HDRに対応した4Kテレビ「DX950」。UB900については、ASCII.jpに詳しい解説が掲載されているのでご覧ください。

 

 

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▲パナソニックの「UB900」。

 

映画マニアは必買=4Kスンゴいっす「パナソニックUB900」試用レポート

 

試写は、従来のBlu-rayとULTRA HD Blu-rayの画面を並べ、映像を同時スタートして行われました。やはり、解像度が4Kということで、その細かさは際立っています。Blu-rayですら「精細だな」と思わせるのに、4KのULTRA HD Blu-rayは視力が上がったような感覚でした。また、色の美しさや輝きについては、戦闘シーンでは特にちからを発揮していて、フルアーマーガンダムに向かうビッグガンのビームが雷によって偏向されてしまうシーンや、サイコザクとフルアーマーガンダムが戦う廃コロニーのシーンなどは、ビームの閃光、爆光や廃墟のかたちなど、まさにディテールアップが施された感がありました。

 

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▲試写室にて画面をカメラ撮影したもの。左がULTRA HD Blu-ray、右がBlu-ray。違いがよくわかるシーンです。ULTRA HD Blu-rayでは、右下に伸びるコロニーの内壁、外壁の細かさをはじめ、光の明るさや星雲のディテールがよりハッキリと出ているのが分かります。※ちょっとだけ場面がズレており、写真撮影なので正確なものではありませんが、差はご覧いただけると思います。

 

 

 

パナソニックの説明によると、ULTRA HD Blu-ray化にあたって松尾衡監督にテスト映像を見ていただいた際は、元データとは表現が違ってくる場合もあるので、チューニングを控えめにしていたそうです。ところが監督はULTRA HD Blu-rayの表現力をもっと活かしたいとの意向で、よりURLTA HD Blu-rayに特化した仕上がりになったとのことでした。
ともあれ、ULTRA HD Blu-rayは、従来のBlu-rayよりもさらに美しい映像が楽しめることは間違いなし。今後の普及に期待したいところです。さいごに、松尾衡監督のコメントをご紹介します。

 

 

 

ガンダムの映像表現は新たなステージへ――

松尾衡監督自らが監修に携わり、HDRの効果を最大限活かした『サンダーボルト』ならではの映像表現!!

 

制作当初から想定していない仕様のものが世の中に出る事は、正直嬉しいとは言えないものです。ただ、「4K UHD BDを作りましょう」という意見が出てくれた事は、望外と考える事は出来るわけで、前向きに受け取ろうとしたのです。

パナソニックでの映像チェックは、そんな気分で向かったわけで、一歩下がった自分がいたのは事実です。

 

 

ところが、見せて頂いたテスト映像は驚きの連続。HDRという、初めて見る技術には驚きばかりで、「これを手に入れられるのか」という喜びばかりでした。もちろん想定した絵ではありません。

しかし、想定以上の魅力が付加されている。
解像度が上がる効能以上に、HDRには今までに無かった魅力がある。テレビは確かに発光体だ。しかし、今まで一番明るいものは真っ白。ただの白。眩しいくらいに明るくしても、自然な光じゃないんだ。
自然には当たり前にある”光”。ならば、最大限受け取りたい。
機器の限界を試すくらい、強烈にHDRの恩恵を受け取った映像にして欲しい。
新しい技術に触れると、我儘になるものなんだな。

 

 

必然として、2KのBDとは違う絵作りになっています。
でも、これも一つの回答なのだと言える仕上がりになっています。是非、今までのブルーレイや配信の映像と見比べて欲しい。最大数値の光は「サンダーボルト」に本当の雷を運んでくれたことに気づくはず。
久しぶりに感じる技術イノベーション。
次回はこれを確信犯で操ってみたい。
そう思わせる4K UHD BD初体験だった。

 

松尾衡<監督>

 

 

 

DATA

機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY 4K ULTRA HD Blu-ray

  • 価格:8,000円(税抜)
  • レーベル:EMOTION
  • UHD-BD:BCQA-0001:75分(本編:70分+映像特典:5分)
  • DTS-HD Master Audio(2.1ch)・リニアPCM(ステレオ)/HEVC/66G/16:9<2160p Ultra High Definition>
  • 日本語・英語音声収録/日本語・英語字幕付(ON・OFF可能)/1枚組
  • 発売・販売元:バンダイビジュアル

 

関連情報

 

 

(C)創通・サンライズ


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