アメトイファンをロックオン！愛され続けて20年！「豆魚雷」の秘密基地に潜入【拝見！ホビーショップ】（2017年2月現在）

公開日：2017年2月10日 07:00

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

電撃ホビー編集部

電撃ホビーウェブ編集部が気になるホビーショップを紹介していく連載企画「拝見！ホビーショップ」。今回ご紹介するのは、ファンならおなじみ、日本で映画やアメコミのフィギュア＆トイのことならおまかせの「殿堂」ともいうべき「豆魚雷」さんの店舗を拝見します！

※本記事内容はすべて記事公開時の情報です。

豆魚雷高円寺店

▲お話を伺いに「豆魚雷」高円寺店さんへ。お店は高円寺駅南口から徒歩5分ほど、アクセスも良好です。

▲高円寺店さんに到着。1階がフラワーショップでわかりやすいです。

今回お店をご案内いただくのは、店舗マネージャーのバザロ米山さん。「豆魚雷」のスタッフの皆さんは自分の好きな映画・キャラクターにちなんだニックネームがあるそうです。米山さんの「バザロ」は原作に登場するバットマンの偽者が由来とか。

▲好きな作品は『バットマン』『ブレードランナー』『ゲーム・オブ・スローンズ』から『アドベンチャータイム』まで。ゲームは「ICO」ファンという米山さん。囲み写真は「バザロ」のアクションフィギュア（参考）。

Q：こちらで扱っている商品を教えていただけますか？

映画・ゲーム・アメコミのフィギュアやアパレル商品、海外の原書と日本語訳のアメコミまで幅広く取りそろえています。

▲看板を目印に2階のお店へ。入ると目を引くショーケースの数々。アメトイならではのスケール感のフィギュアがメインに並ぶ光景は、日本製品だけが並ぶお店とは雰囲気が違います。

Q：お店の歴史やこだわりを教えてください。

まだ日本で「フィギュア」という言葉自体が知られていなかった時代から、映画キャラクターやアメコミキャラクターのフィギュア・グッズの専門店として小さなお店からスタートました。魅力的なアメトイと多くのお客様に支えられて、おかげさまで2016年に20周年を迎えました！

▲「豆魚雷」さんは1995年、大宮にオープン。創業当時のお店と初代店長の大変貴重なお写真です。

アメトイがメインのお店ですが、「驚き」や「楽しさ」を大事にしているので、色んな“Amazing”をお届けします。

▲創業当時と変わらず、商品に「囲まれる」ワクワク感がたまりません。ホビーショップに行かないとわからない良さですね。

Q：お店を利用されるお客様について教えてください。

男性・女性問わず、年齢層は20代から50代のお客様が多いですが、小学生が「プレデター」を買いにくることもあります（笑）。アメコミヒーローが好きな方から、クリーチャーやホラーが好きな方までたくさんご来店されます。同じ趣味を持つ人同士の交流の場にもなっています。

▲店内の壁には有名人のサイン＆イラストがたくさん。メッセージのひとつひとつから、豆魚雷さんがどれだけ愛されるお店であるかがよくわかります。

Q：最近のお店の人気商品を教えてください。

フィギュアだと、90年代に「ケナー」が発売したトンデモないデザインのエイリアンをネカがアップグレードした、「エイリアン7インチフィギュア・シリーズ10」と、メズコトイズの「ワン12コレクティブ1/12 アクションフィギュアシリーズ」ですね。「ワン12コレクティブ」は全高約17センチの可動フィギュアで、ラインナップも豊富。造形も精巧で、おまけにコスチュームも布製でリアルな質感と、遊びやすくコレクション性も高いのが魅力です。

▲（左）「エイリアン/ 7インチアクションフィギュア・シリーズ10」。「ケナー社」とは懐かしい……／（右）「ワン12コレクティブ」のキャプテン・アメリカ

定番といえばTシャツですね。アメコミ・映画系のものを、本場アメリカから直輸入しています！

▲人気のアパレルもご覧の取り揃え。パーカーや帽子、バスタオルまであります。

国内メーカーの商品だと、「Gecco」が立体化をスタートさせたアクションRPGの「ダークソウル」シリーズ。「プライム1スタジオ」が3D立体造形を駆使して再現した『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クインなど、ハイクオリティフィギュアが評判です。

▲国内メーカーもクオリティが高い！　その存在感は進化したアメトイに囲まれても負けていません。

それから、アメコミ人気によって様々な作品が邦訳化されていて、マーベルコミックだと公開中の『ドクターストレンジ』の原作コミック。DCコミックスは「バットマン」と「タートルズ」が登場する異色作品「バットマン/ミュータントタートルズ」が売れ筋です。

▲棚に並んだコミックス。アメコミの「原点」がここにあります。（右上）『ドクターストレンジ』の原作（右下）「バットマン/ミュータントタートルズ」は確かに異色、内容が気になります。

Q：オススメ商品・新入荷品などを教えてください。

豆魚雷が独自に提案する「Amazing Artist Collection（アメージング・アーティスト・コレクション、以下AAC）」と「TORCH TORCH（トーチトーチ）」です。「AAC」は原型師や造形作家、フィニッシャーなどのアーティストが自らの手で制作した「完成品の状態の作品」を、「そのままお客様にお届け」しようという試みで、これまで5作品を製作、ご好評をいただいています。

▲高円寺店ではご自慢の「AAC」のすべてのラインナップが展示されている。この見本も、もちろん作家さんの手作りです。

「TORCH TORCH」とは、「豆魚雷」から、愛する映画を、ゲームを、コミックを「身に纏う喜び」を提供したいと、立ち上げたアパレルブランドです。第一弾として、全世界で絶大な人気を誇るアクションRPG「ダークソウル」とのコラボレーションを始動させました。

▲「TORCH TORCH」ブランドの『ダークソウル』Tシャツ。お店独自の商品開発にも情熱とこだわりを感じます。

Q：今後注目している商品や作品はありますか？

先程ご紹介いたしましたエイリアンのフィギュアを制作したネカが、SF映画の金字塔として知られる「ブレードランナー」の続編『ブレードランナー 2049』のライセンスを取得し商品をリリース予定です。『マッドマックス怒りのデス・ロード』のようなヒットもあるので、名作の復活は大注目です。

▲「ブレードランナー」「スターウォーズ」はもちろん、マーベル作品からキングコングまで2017年も話題作が目白押し。これからの「豆魚雷」さんにも、ますます期待ができそうです。

Q：最後に読者にメッセージをお願いします！

「豆魚雷」といえばフィギュアショップという印象が強いと思いますが、トークイベント開催や「豆魚雷CHANNEL」というニコニコ生放送も配信しております。また海外の人気コミックアーティストのサイン会を開催するなど、ホビーショップの枠を飛び出して楽しいことをどんどんやっていこう！　といろいろ企画しております。最新情報や店舗限定情報は、ブログ、Twitter、Facebookをぜひチェックしてください！　また、埼玉県の大宮には「豆魚雷」大宮店もあります。高円寺店とは一味違う楽しさが味わえると思います。これからも“Amazing”なキャラクターの世界を共有できるお店としてお客様を楽しませていきます！

▲もうひとつの店舗である「豆魚雷」大宮店。店舗発祥の地にある、こちらも強力な「アメトイ魚雷」発射基地です。

今回の「拝見！ホビーショップ」いかがだったでしょうか？　今ではアメコミ人気もすっかり定着していますが、それ以前の20年前からアメコミにこだわり、その魅力を発信してきた「豆魚雷」さん。改めてそのお店を訪ねてみると、進化しながらも、大切なものを忘れない、懐かしい雰囲気が残る「秘密基地」のようでした。ファンに支持されるお店には共通する居心地のよさがあるように思います。高円寺という街もぶらり散歩にうってつけのエリアです。休日に散歩かたがた「豆魚雷」さんへ……きっとアナタもロックオンされますよ。