練習は必要ナシ!?世界初ホイラープロポで操縦するドローンレース開催!
2016年11月25日に京商から発売された、地上35センチを滑空する全く新しいレース用ホビードローン「DRONE RACER」(26,000円)。これまでのドローンはスティックプロポによる空モノRC的な操作で動かすものが主流だったが、このDRONE RACERは高度な超音波センサーや6軸ジャイロの搭載により、RCカーのようにホイラープロポでの簡単な操作を実現! これにより、ドローン初心者でも箱から出してバッテリーさえ充電すれば、すぐにドローンレースができる!というのが最大のウリ。
とはいえ「でも空モノは墜落するし、本当にそこまで簡単なの?」という疑問はごもっとも。というワケで、2月4日にDRONE RACER初となるイベント「KYOSHO DRONE RACER RACE in SPLASH」が、京商のサポートにより「ドローン・サーキットSPLASH横浜ベース」で開催されるというので行ってきました。
世界初!? ホイラープロポによるドロ-ンレース開催!
会場となった「ドローン・サーキットSPLASH横浜ベース」は、横浜市青葉区にあるドローン専用の屋内飛行エリアで、普段はFPVで操作する最高速度100km/h以上という本格的なレーシングドローンのユーザー達が集まる場所。
いつもならハイレベルのドローンマニア達で賑わう、こちらのドローン専用飛行エリアだが、この日集まった参加者はドローンでの空撮好きや、RCカー好き、果てはこの日はじめてドローンに触れたという親子連れなど、いつもとは違う顔ぶれが多い。
イベントはレースの合間に体験会が行なわれる形で進行。レースは6名ひと組で5組の予選レースが行なわれ、オーバルコースを3周してトップでゴールした1名が勝ち抜けて準決勝へ進出。2回目の予選レースは残った5名で行ない、ふたたびトップゴールした1名も準決勝へ。
準決勝は予選レースを勝ち残った10名と、ジャンケンによる敗者復活の2名を加えた12名により、6名ひと組のレースを2レース開催。コースを3周し、それぞれのレースの上位3名が決勝戦にコマをすすめた。
■世界初!ホイラープロポで操縦するドローンレース!
決勝レースを征し、表彰台に立った3名はこれがドローンレース初参加という初心者ばかり。優勝したのは、まったくのノーマル機体(ボディはG-ZERO)で参加した森岡研介氏。
ふだん、森岡氏は趣味でDJI Phantomによる空撮を楽しんでいるとのことで、機体重量が130gのDRONE RACERは風のない日に近所の公園で飛ばしている程度とのこと。しかし、DRONE RACERのコーナリングはRCカーのドリフトに近い感覚もあるので、そういったものを楽しんだことのある方なら、ドローン未経験でもすぐにレースをできるようになるのでは?と、コメントしてくれました。
高度なフライト技術の習得ナシに誰でも簡単にドローンレース!
予選レースの合間にはDRONE RACER体験会も行なわれ、事前登録した20名が京商スタッフの指導のもと、はじめてDRONE RACERを体験。参加者のなかにはRCカーの操縦経験はあるが、ドローンは初めてという人もいたが、数分の体験会の間に参加者すべてがDRONE RACERをホバリングさせ、オーバルコースを周回できていたのが印象的だった。
また、会場にはこれまで発売されたDRONE RACER用オプションパーツや、これから発売されるFVPユニット、対応スティックプロポなどに加え、有志が作ったインディカーやF1を彷彿させるオリジナルペイントが施されたボディなどの展示も行なわれ、ユーザーの興味をひいていた。
京商の鈴木明久社長は、「今回のイベントの経験をもとに、今後も参加者全員が楽しめるイベントを開催し、DRONE RACERをよりいっそう盛り上げて行きたい」とのこと。
高度なフライト技術の習得ナシに誰もが簡単にドローンでのレースを楽しめるDRONE RACER。レースだけでなく、航空法の規制対象外の130グラムをいかしたアウトドアでの遊び提案など、今後の展開に期待したい。
■DRONE RACER
DATA
DRONE RACER
- 価格:26,000円(税抜)
- 発売元:京商
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