【それは池袋に具現化した、ただ一人の妖精……】『デュラララ!!×2』figma セルティを製品レビュー!
2016年についに完結した大ヒットアニメ『デュラララ!!×2』から続々とリリースされた人気可動フィギュアfigma。「平和島静雄」「折原臨也」「折原臨也 八面六臂ver.」に続き、池袋の「首なしライダー」こと「セルティ・ストゥルルソン」が満を持しての登場です。漆黒のバイクを馬のように操る謎の存在。新宿に出没する生きた都市伝説であり、物語の様々な人物に関わる重要なキャラクター。女性なのに顔が無い異色のフィギュアですが、さてその仕上がりは……?
まずは全身。黒いライダースーツに黄色いヘルメットという一見シンプルなデザイン。ボディラインがそのまま出るスーツなので、可動フィギュアの関節を自然に見せるのはかなり難易度の高いはず(軟質素材は腰のみ使用)。ですがまったく違和感なくキレイにポージングできます、スゴイ!
背面からの、背中から腰、太ももへの曲線が美しいのです。手首の可動域が広いので、鎌も様々な角度で自然に構えられます。
特徴的な猫耳のヘルメットの形状や塗装もバッチリ。スーツの塗装のツヤが絶妙で、艶めかしい起伏が強調されます。立たせるときは身体の中心が少しSの字を描くようにズラすと棒立ちになりにくいですよ。
鎌の持ち手は左右あるので、両手で構えることも可能です。腕~手首が華奢なので、無理に捻ったりしないよう注意。
相手と意思の疎通を行うための「モバイル端末」&専用左持ち手と、人差し指を伸ばした右手。他のfigmaと絡ませる時に会話シーンを作りやすい小道具ですね。「モバイル端末」は外れてなくすと悲しいので、両面テープで手首に貼ってもいいでしょう。
頭部はヘルメットを外した“影”のエフェクトパーツも付属。丸ごと外して交換するので、余ったヘルメットを抱えることもできます。
物々しい外見と能力ですが、本人は面倒見の良い(厄介事に巻き込まれやすい)常識人。ぜひコミカルなポーズも楽しみましょう。
「平和島静雄」「折原臨也」と比較。それにしても『デュラララ!!×2』キャラは、スレンダーな体格を崩さず可動フィギュアに落とし込んでいるのに驚きますね。
本作品は登場人物同士の関わりでドラマが生まれていくというストーリーなので、ほかのfigmaシリーズと組み合わせれば、セルティ1人で遊ぶよりも断然楽しめますよ。
以上、『デュラララ!!×2』よりfigma セルティ・ストゥルルソンでした。私も触るまではシンプルなデザインだから造形も単純かと思ってしまいました。ところがライダースーツのラインを崩さず豊かなポージングが楽しめるよう、絶妙に調整された技アリのボディに驚きました。そして遊びのシチュエーションを広げるために、ぜひ静雄と臨也も一緒に揃えたいですね。さらに御坂御琴やキリト、高坂桐乃と対峙させて『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』風に楽しむのもアリかと!(残念ながらセルティはプレイヤーキャラクターではありませんが……)
DATA
figma セルティ・ストゥルルソン
- ABS&PVC製塗装済可動フィギュア
- ノンスケール
- 全高:約15センチ
- 制作協力:マックスファクトリー
- 発売元:FREEing
- 販売元:グッドスマイルカンパニー
- 価格:5,074円(税別)
- 発売中
関連情報
(C)2014 成田良悟/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/池袋ダラーズ