【機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス】ヨーンとアイリスが出会った戦場、キリマンジャロ攻防戦を徹底解説!!あの巨大可変MAの謎にも迫る!
『月刊コミック電撃大王』で好評連載中のコミック、『機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス』。『電撃大王2017年6月号』に掲載されている第5話では、ヨーンとアイリスの出会いのきっかけとなった過去のエピソード、キリマンジャロ攻防戦が描かれました。今回はこのキリマンジャロ攻防戦について、対立構図や各軍の戦力、パイロットなどを紹介していきます。
▲宇宙世紀0087年、反地球連邦組織であるカラバはティターンズの拠点であったキリマンジャロ基地の攻略を目指し、作戦を発動します。
キリマンジャロ攻防戦とは、宇宙世紀0087年11月2日から3日にかけて行われた、カラバによるティターンズの拠点攻略作戦です。エゥーゴの支援を取り付けたカラバは、アウドムラとアムロ・レイ率いるMS部隊を投入し、キリマンジャロ基地の攻略作戦を発動したのです。
キリマンジャロ攻防戦の経緯
11月2日、エゥーゴによる宇宙からの援護射撃を受けたカラバが基地攻略を開始、基地を防衛するティターンズ部隊と戦端を開きました。一進一退の激しい戦闘が繰り広げられる中、ティターンズがMRX-009 サイコ・ガンダムを出撃させたことで、カラバは撤退。こうして1日目の戦闘は終結しました。
▲カラバはエースを含めた多くの戦力を投下し、果敢な攻撃を繰り返しました。しかし、1日目は基地の陥落には至らず、撤退を迫られています。
11月3日の早朝より、カラバが再び攻撃を開始。サイコ・ガンダムの脱落など、状況はカラバに有利に働き、最後にはカラバの潜入部隊によって基地は内部から崩壊、陥落したのです。
▲カラバは作戦の指揮権をエゥーゴのクワトロ大尉に委譲。クワトロとアムロの間で意見の違いなども見られましたが、最終的にカラバ部隊は基地の陥落に成功しました。
■カラバとエゥーゴの戦力
カラバはアウドムラを中心とする部隊を作戦に投入。エゥーゴはアーガマが軌道上からのミサイル攻撃で支援しました。
▲カラバはMSA-003 ネモやRGM-179 ジムⅡなどを主戦力としました。MSK-008 ディジェなどのワンオフ機も参戦しています。
▲カラバからはヨーン・ユルヤナやアムロ・レイなどのパイロットが参加。さらに、不測の事態で地球に降下したエゥーゴのカミーユ・ビダンとクワトロ・バジーナが、作戦に合流しました。
■ティターンズの戦力
ティターンズは基地防衛MS部隊をはじめ、試作段階にあった可変MAを投入するなど、大戦力でカラバに対抗しました。また、そもそもキリマンジャロ基地は険しい地形を切り拓いて作られた天然の要害であり、基地に設けられた固定砲台なども活用することでカラバの侵攻部隊を足止めしました。
▲RMS-106 ハイザックやRMS-108 マラサイなどが基地防衛にあたったほか、MRX-009 サイコ・ガンダムやRX-160 バイアランといった機体も参戦が確認されています。
▲「審判のメイス」のヒロイン、アイリスも当時はティターンズの一員としてMS-06K ザク・キャノンを駆り防衛戦に加わっています。
ティターンズの投入した可変MA
キリマンジャロ基地攻防戦においてティターンズが投入した可変MAが、MRX-009 サイコ・ガンダムです。絶大な攻撃力を備えるサイコ・ガンダムは、基地防衛の一画を担い、カラバに大打撃を与えたのです。
▲全身各所のメガ粒子砲に加え、モビルフォートレス形態への変形機構を備えています。アイリスも戦闘中にその姿を確認しています。
▲サイコ・ガンダムのパイロットは強化人間のフォウ・ムラサメが務めました。しかし、強化措置で身体に負担が掛かり一度は撤退を余儀なくされています。
ヨーンとアイリスの出会いのドラマの裏では、このように大規模な作戦が展開されていたのです。ひとつの作戦についても投入戦力や、その影響などが詳細に設定されているのがガンダムシリーズの魅力です。『機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス』でも、各勢力の動きなどを掘り下げていく予定なので、本編と合わせてお楽しみください。
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