【機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス】“アクシズの騎士”オーラフ・デールが駆るMS-14J リゲルグ。歴戦の勇士がパイロットを務める高機動MSに迫る!!
本日、9月27日は『機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス』第9話が掲載された、『月刊コミック電撃大王2017年11月号』の発売日です!! “アクシズの騎士”オーラフ・デールと銃火を交えるヨーン。オーラフの巧妙な作戦にはまり、絶体絶命の危機を迎えたヨーンはピンチから脱出できるのでしょうか!?
今回は、オーラフの乗機であるMS-14J リゲルグを徹底解説!! さらに原型機となったゲルググやそのバリエーションを紹介していきます。
MS-14J リゲルグとは――?
一年戦争後、ジオン公国軍残党の一部は小惑星基地アクシズに落ち延び、そこで再起をはかります。彼らが持ち込んだゲルググを近代化改修した機体が、このリゲルグです。全天周囲モニターやリニア・シートといった内装システムの更新や、装甲材質の改善などが行われた結果、リゲルグはグリプス戦役~第一次ネオ・ジオン戦争当時のスタンダードだった第二世代MS相当の機能を獲得するに至りました。当初は新兵の訓練用の機体として用いられていましたが、後にその性能が評価され実戦でもその姿が確認されています。
リゲルグの外見上の特徴で目につくのは、大型化した肩部装甲「ウイング・バインダー」です。その内部には3基のスラスターのほか、武装なども搭載されています。またバックパックも新設計のものに変更されており、肩部スラスターと合わせて高い機動力を発揮しました。
原型機となったゲルググは、バックパック等を換装することで高機動仕様など様々な状況に対応できました。このことから、ゲルググからリゲルグへの改修は構造的に容易だったのではと考えられます。
MS-14J リゲルグ(オーラフ・デール機)
“アクシズの騎士”オーラフ・デールの駆るリゲルグ。頭部や胸部に、ゲルググイェーガーと共通した形状のパーツが見受けられます。一年戦争時からゲルググに搭乗していたオーラフだけに、本機の扱いに熟練しておりヨーンを翻弄しました。
リゲルグの武装
リゲルグの武装は、原型機のゲルググと同じくビーム・ライフルやビーム・サーベルを主体としたものでした。これに加えて、腕部にグレネード・ランチャー、バックパックにミサイル・ポッド、そして肩部には円盤型の機雷を搭載するなど、バリエーションに富んだ装備が特徴です。シールドは持ちませんでしたが、これは高機動時の姿勢制御などに影響がないようにするためだったと考えられます。また、オーラフ機はゲルググイェーガーのビーム・マシンガンを装備していたことから、ゲルググ系MSの装備であれば互換性があったと思われます。
ビーム・ライフル
ビーム・ライフルは実戦用と練習用の2タイプが用意されていたと言われます。前者は、ザクIIIのものと似たタイプで、高出力かつグレネード・ランチャーが装備されていました。後者はゲルググと同タイプのものだったとされます。
オーラフ機は、ゲルググイェーガー用のビーム・マシンガンを装備。通常のビーム・ライフルよりも連射性能が高く、より高い攻撃力を発揮しました。
グレネード・ランチャー
前腕部にはグレネード・ランチャーが内蔵されています。装弾数は2発でしたが、弾頭の変更も可能で、様々な状況に対応可能な副兵装として活用されました。なお、原型機やバリエーション機ではビーム・スポットガンなど、異なる兵装を装備していました。
弾頭にダミーバルーンを搭載することもあり、ガンダム[グリンブルスティ]との戦闘ではこうした装備を駆使してヨーンを追い詰めました。
ミサイル・ポッド
バックパックの右側にはミサイル・ポッドが取り付けられていました。一斉射を行うことで弾幕を展開するなど、面制圧などに威力を発揮しました。MSの耐ビーム防御技術が確立していたこともあり、ミサイルは命中すれば相手に確実にダメージを与えられる有用な手段と言えます。
ミサイルは18発を搭載していたようです。こうした多弾倉ミサイルは、第一次ネオ・ジオン戦争期のポピュラーな武装の1つでした。
円盤型宇宙機雷
3基のスラスターを内蔵する肩部ウイング・バインダーには、円盤型宇宙機雷が装備されていました。特殊兵装に分類される装備ですが、敵の進行方向への設置や、戦域から離脱する際に散布して目くらましとするなど用途は多彩でした。
ウイング・バインダーの余剰スペースに装備された円盤型の機雷。運用する場面を選ぶ兵器でしたが、オーラフは敵と距離を取る際に使用しています。
ゲルググの近代化改修機であるリゲルグのように、他のMSでもこうした改修が行われたケースがあります。このように緻密な設定とバリエーションの系統が定められている点がガンダムの魅力。電撃ホビーウェブでは、『機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス』に登場するMSの設定を解説していきますので、本編と合わせてお楽しみください!!
関連情報
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