『機動戦士ガンダム』の新食玩デビュー!超絶可動のフレームに甲を取り付けMSを完成させる「機動戦士ガンダム Gフレーム」
食玩シリーズからリリースされる本アイテム、「機動戦士ガンダム Gフレーム」。胸像と武装、そして可動フレームがセットになった“フレームセット”と、無可動ハンガーとアーマーパーツがセットになった“アーマーセット”を組み合わせることで、超絶可動と驚異の造形を再現したモビルスーツが完成する、全く新しいシリーズです。
完成するモビルスーツは110mmと食玩市場でも異例の大サイズ。もちろん、造形もサイズならではの高いクオリティとなっています。さらに特筆すべきは、その可動。肩の引き出しや胴体の反り、首の見上げるアクションなど「まさかここまで!?」という驚きの可動範囲が確保され、ポージングがとにかくはかどります。
また、造形も大いに見どころです。追加されたディテールと、それによるアレンジは、いわゆるスジ彫り、凹線だけで表現されるのではなく、形状としてしっかり表現。パネルライン前後の盛り上がりや、ニュアンスの増した面などをポージングせずとも楽しむことができます。
今回は、開発担当者様からいただいたコメントと合わせて、サンプルレビューをご紹介。圧倒的な完成度の「Gフレーム」、さっそくチェックしていきましょう!
“アーマーセット”“フレームセット”の双方をそろえると、νガンダムはこのようになります。後方に控えているのが無可動ハンガーパーツと胸像です。すでにして、食玩らしからぬ存在感がわかると思います。
開発担当者:Gフレームの魅力は、なんといっても可動です。内蔵された可動フレームは、広い可動範囲と汎用性を持って設計されています。パーツ数もかなりの数で、従来の食玩ガンダム商品とくらべて、110mmとサイズもかなり大きめです。このパーツ数とサイズで、いまままでは再現しきれなかったメリハリが効いたシャープな造形をも作ることができました。飾ってもよし、遊んでもよしの食玩として楽しい商品になっています。
各アイテムのレビューに入る前に、まずは開発担当氏が最大の魅力と語る可動についてチェックしてみましょう。まずは大胆なヒーロー着地で登場! 装甲がないとはいえ、圧倒的な可動範囲……!
開発担当者:ギミックに関しては首、肩、胸といった上半身の可動にはかなりの力を入れました。上半身はポージングのキモとなる部分なので、パーツ数も多く割いています。特に肩に関しては、食玩ながら前後、上下の方向にかなり広いスイング機構を導入し、この機構によりポージングの幅がグッと広がりました。
肩は鎖骨の部分で動き、このように大きく上にはね上げて手をクロスさせることも。
脚だって負けていません。可動をウリにしたハイエンドフィギュアでも難しい、立ったままでのハイキックでもこの通りです。
剣豪のような正座ポーズも静か、かつ美しく決まります。「フレームセット」のフレームは、とにかく遊び心地抜群。このフレームのためだけにデザインした新ガンダムとか、ちょっと見たくなってしまうほどです。
νガンダムで各部のディテールを確認。肩や胸などの構成は近年の立体物を取り入れながら、かなりオーバースペックな作りこみになっています。
開発担当者:食玩の中でも大きなサイズのため、ディテール関連もはっきりと出せました。従来では凹線を追加するアレンジが多かったのですが、今回は線と面を組み合わせることでGフレームとしてのディテールを造り上げています。目に入ってくる情報量がかなり増えて、見ごたえのあるアレンジになっています。
ふくらはぎ部分はディテールはもちろん、多くパーツを割いているというフレームに仕組まれた可動で、スラスターが展開、可動。側面の豊かな面とディテールにも注目です。
それでは、各アイテムをチェックしていきましょう。
νガンダムアーマーセット/フレームセット。フィン・ファンネルは一体成型ですが、ディテールもキッチリ入ってなかなかの存在感です。
サザビーアーマーセット/フレームセット。フレームは完全に共通ではなく、サザビーは脚部部分などがほかのアイテムと異なります。武装はビーム・ショット・ライフルとシールドが付属。
ユニコーンガンダム アーマーセット/フレームセット。解釈の多いユニコーンガンダムですが、劇中作画を踏まえて近年のがっしりした体型での立体化となっています。武装はビーム・マグナムとシールドが付属。
ではいよいよ、アーマーセットとフレームセットをあわせてみましょう。
νガンダムでまずは立ちポーズ。脚部の接地もここまで柔軟です。立ちポーズで重要なのが肩の位置ですが、これもフレームの可動で「大きく動かす」だけでなく、「柔軟な微調整」ができるのですっくとした立ち姿が美しく決まります。
飛行ポーズをイメージ。これもかなり美しく決まります。ギュッと腕を絞って体に引き付けるポーズもお手のもの。股間には3mm軸穴があり、さまざまなスタンドに対応しています。
立膝もここまで自然に。アーマーの跳ね上げと腰の反りの合わせ技でかなりいけます。もちろん膝は二重関節。
ラストシューティング風に。肩から腰、足までの流れるようなラインが心地よく決まります。肩の引き出し関節の威力がうかがい知れますね。いずれくるであろう、RX-78-2ガンダムが楽しみです。
「モニターが死ぬ!?」的、殴りあい宇宙。腰の入ったパンチを繰り出せるνガンダムももちろん、しっかりパンチを食らった演技のできるサザビーも素晴らしい。
ここからはサザビーへバトンタッチ。アーマーの大きいサザビーですが、ビーム・ショット・ライフルの両手で構えるカットもこのとおりお手のもの。
シールドで殴り掛かるアクション。さすがに頭部は可動が制限されますが、腰の可動を使えば視線を上下に振ることも十分可能です。
シャアのファイティングスタイルといえば足癖の悪さ。ハイキックもこれくらいはラクラク。
『逆襲のシャア』劇中での、ビーム・ライフルを叩き落としたハイキックもかなりニュアンスをつかんでディスプレイできます。
サザビー発進!のカット。νガンダムと同じく、これだけ動くと格好いい立ち姿を決めやすいのは本当にうれしいですね。
最後はユニコーンガンダムを。まずはビームマグナムを構えて。四肢を大きく開いた、2000年代以降に流行した射撃ポーズももちろん得意。
立膝をついて上を見上げる。首関節が大きく伸びあがっているのが確認できます。
フォアグリップは展開しないものの、ビーム・マグナムを両手で構える風のポーズも可能です。ビーム・マグナム自身もかなりの厚みがあり、安っぽい印象はありません。
ネオ・ジオング戦での格闘アクションも。肩の動きは本当に優秀で、ポーズに合わせて肩アーマーのアングルを適切に変化できるのが最高です。
最後に、フレーム共通部分を活かしたお遊びを。ユニコーンガンダム/フィン・ファンネル装備もできます。こういったお遊びはシリーズを重ねるほど増えそうで、そちらも楽しみですね。
開発担当者:Zガンダム、ドム、ガンダム6号機の第2弾は、かなりおっかなびっくりでラインナップを決めさせてもらいました。ユーザーの方々にどのように受け取ってもらえるのか、未だにびくびくしています。第3弾はかなり鉄板のラインナップを考えており、ドムを引き継いで、初代『機動戦士ガンダム』系のラインナップが入ります。予定通りならば、2018年夏ごろには第3弾をお届けできるかと。食玩という手に取りやすく、集めやすい商品ですので、今後もメイン機体からマイナーMSまで多くの種類のMSを取り揃えていきます。
遊びがいがある、というか、完全に可動フィギュアとして成立したオーバースペック食玩「機動戦士ガンダム Gフレーム」。まずは1体、アーマーとフレームをそろえて、関節がへたるまでお楽しみください!
DATA
機動戦士ガンダム Gフレーム
- セット内容
彩色モデル1体(全6種)
ガム1個 - 発売日:2018年2月19日発売
- 価格:500円(税抜)
- 販売元:バンダイキャンディ事業部
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