お値段130万円！SF映画『2001年宇宙の旅』ディスカバリー号のプロップを完全再現した1/10モデルが海洋堂から誕生！豪華モデラー陣によるハンドメイド商品

公開日：2018年10月26日 17:00更新日：2018年10月27日 00:42

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電撃ホビー編集部

海洋堂より、SF映画『2001年宇宙の旅』ディスカバリー号の1/10スケールディスプレイモデル「Art Master 3D Discovery 1/10スケール -54フィートプロップ完全再現モデル（LIMITED）ディスカバリー号」が登場！　現在予約受付中です。

劇中に登場するディスカバリー号の迫力をそのまま体感できる!!

本アイテムは、1968年に公開されたスタンリー・キューブリック監督のSF映画『2001年宇宙の旅』の撮影に使用された54フィート（16メートル）モデルを1/10スケールで再現したもの。基本形状はアメリカの研究者アダム・ジョンソン氏の著書「2001 The Lost Science」に掲載された図面を参考に構築されています。

細部ディテールは数少ない写真と映画の画面から解析。資料が存在しないという左側側面については解明しているディテールを元に推測し、検証したうえで3D-CADにて原型を設計しています。

実物プロップの大きさについては54フィート説と57フィート説があります。プロップの設計上の大きさは57フィートでしたが、撮影上・製造上のさまざまな理由から完成したプロップは54フィートだったとのこと。しかし海外の研究者のあいだでも両方の主張があり、いまだ十分に解決されていません。劇中の宇宙船の設定も100～150メートルと諸説あります。

本アイテムは当初は57フィート説をもとに開発されていたそうですが、最終的には定説となっている54フィートが採用されました。

「Art Master 3D」シリーズ1弾となる本アイテムは、デジタル造形した原型をハンドメイドで仕上げるという「デジタル＋アナログ」のアプローチがなされています。

時代は粘土によるアナログ造形から3Dによるデジタル造形に移行し、新たな表現も可能となりました。海洋堂は「Art Master 3D」シリーズについて、“デジタル造形という手段を目的にせず、表現したい方向性をしっかりと見定め、デジタルとアナログのそれぞれの良さを融合した商品展開を提示する”と説明しています。

ハンドメイド制作には超豪華なモデラー陣を起用!!

商品のマスターモデルの制作は海洋堂のボーメ氏が担当。3Dプリントはハリウッドを中心とした映画用プロップを手掛ける世界随一の技術を持つ工場で行われます。それらの部材を岡正信氏が率いるモデラーチームが、ひとつひとつ丹念に仕上げます。

チームは素晴らしい作例を仕上げるモデラーや、ワンダーフェスティバル等の模型イベントの人気ディーラーなどで編制された模型のプロ集団。豪華なモデラー陣によるハンドメイド作品の販売という前代未聞のスタッフ構成となっています。

コックピット内にはLEDが4灯仕込まれており発光する仕様。スイッチはコマンドモジュール内に収められており、外観を損ねることはありません。

見所となるエンジン部のパイピング。このパイピングのモデル化は、非公認のものを含め過去に出されたモデルでは存在しないそうで、本製品で初めて実現しました。

YouTube海洋堂公式チャンネルにてアイテムの紹介動画が公開されていますのであわせてご覧ください！

●KAIYODO ART MASTER 3D LIMITED Discovery（YouTube海洋堂公式チャンネル）

最後に、海洋堂代表取締役宮脇修一氏のコメントが到着していますのでご紹介しましょう！

●海洋堂代表取締役宮脇修一（センム）氏のコメント

映画『2001年宇宙の旅』に登場するディスカバリー号はこれまでに何度も商品化を夢見るも、版権的な問題から正面を切って挑戦することが不可能でした。今年ついにその版権申請が通り、ディスカバリー号を公式に挑戦することが可能となりました。世界最高のディスカバリー号を作り上げたと自負していますが、念には念を入れて、最終的な監修をディスカバリー号の図面解析などで世界的に有名なアダム・ジョンソン氏にお願いしました。アダム氏からのいくつかの助言も反映し、究極の54フィートプロップモデルレプリカがここに完成しました。

これが模型史にその功績を刻むアイテムであることは自信を持って公言します。