【FMO】コラム・2012年上半期のフィギュア市場はどうなっていたか?

更新日:2013年11月25日 12:39
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フィギュアマニアックスオンライン

フィギュア業界トレンドウォッチ

データで見る2年間のフィギュア業界の変化

 

中国工場やら女性向けフィギュアの状況やら、最近のトレンドをコラムにしてきましたが、実際にどんな変化が起きてるか、データで見てみましょう。

記事とデータは「フィギュアマニアックス2012SUMMER」で掲載したもので、今年の前半分1月から6月のデータをまとめたもの。その期間に実際に発売された美少女系のフィギュアについてまとめてあります。少し前の記事ですが、いま読んでもらうのも面白いだろうということで、掲載します。

2012年の1月から6月、上半期の一般販売フィギュアをめぐる状況はいかなるものだったか、データにまとめたものが以下の記事になります。基本となったデータは編集部調べで、一般販売されたいわゆる美少女フィギュア。プライズ、くじは外してあります。

※が付いていいるのが、新たに今回付け加えたコメントになります。

 

●発売点数
スケールフィギュア、スタチューとも呼ばれる固定フィギュアは280弱。いわゆるアクションフィギュア系は100前後。これに加えて美少女フィギュア系のトレーディングフィギュアもありますが、これは定義が少し難しいところながら20強というところ。総計すれば、だいたい400種類くらい出たことになります。
限定版・受注品なども加えたシリーズ別では、BEACH QUEENSが24種、figmaが15種、ねんどろいどは48種! figma&ねんどろいどは美少女でないものもいろいろ交ざっていますが。
月別だと各月に70程度が発売されていますが、2月のみ40程度。以前出版した「美少女白書2011」という本で2010年の発売点数を調べた際も、2月(それと8月)のみ少なかったので、この辺りの傾向はその時と変化はないようです。

※2月が少ないのは旧正月の影響? また、今年後半はかなり遅れ気味だったので点数は減ってるかも。

 

●作品別・キャラクター別
作品別で多かったのは20強(再版を含めたら30以上)の『東方プロジェクト』。グリフォンエンタープライズがその2/3以上を占めてます。目立つところでは『魔法少女まどか☆マギカ』が10強、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『僕は友達が少ない』などが10弱。『一騎当千』シリーズや『ToHeart2』シリーズもあいかわらず多めでそれぞれ10強ありますが、いずれもカラーバリエーションものが多くなっています。
キャラ別では、ミクがミクモシリーズが6種出た影響もあって10強。新キャラでは『電波女と青春男』のエリオが10弱というのが目を引きます。2010年には1年で関羽30弱、タマ姉20弱と突出していましたが、いずれもフィギュア化は続いていても多少落ち着いています。

※キャラ傾向に関してはまた現在の傾向とはがらっと変わっていますね。

 

●メーカー別
いろいろ含めると50程度のグッドスマイルカンパニー、固定フィギュアで30弱のコトブキヤ、再販も含めると30強のグリフォンエンタープライズというあたりが数多くリリースしています。これもまた一昨年と同傾向。他に固定フィギュアの上位は、20強のウェーブ、20弱のアルター、同じく20弱のダイキ工業など。

 

●スケールと価格
固定フィギュアのスケール表記では、1/6が50前後、1/7が50弱、1/8が100強、1/10が20強(ほとんどBEACH QUEENS)、1/5以上は10弱。40%以上が1/8スケール。1/6の平均価格は12,000円程度。これは価格の高いコールドキャスト製品が多いためでもあります。対して、1/7は9,000円程度。これがボリュームゾーンの1/8になると8,000円弱。
ちなみに、2010年のデータだと、1/6こそ同じくらいで変化がありませんが、1/7は8,000円前後、1/8は7,000円強だったので、いずれも1,000円程度上がっています。2年前にも中国の工場がコストアップしているという話は出ていましたたが、確実に価格に反映されているようです。

※考えてみると2年で1000円アップというのはかなりのもの。中国の工場は前の記事に書いたようにさらに状況が変化しているわけですし……。

 

※おわりに

というわけで、半年前の記事ですが、いろんな傾向が見えて面白いと思います。特に価格の上昇が顕著に表れた点は、データをまとめていても「なるほど」と思ったところでもあります。

雑誌掲載時のまとめとして、くじ、プライスの勢いがますます増えそうというのと、女性向けフィギュアの市場が出来つつあるというのを書いていたのですが、現在まさにその通りになっています。

2013年のフィギュア業界はどうなっていくのか、また機会があればデータをまとめてみたいところです。

 

 

 


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