『高寺成紀の怪獣ラジオ』第1回・ゲスト『カーレンジャー』岸祐二さんインタビュー！

公開日：2015年6月2日 13:30

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電撃ホビー編集部

“映画のまち”として知られる調布市の市制施行60週年を記念し、ラジオ番組『高寺成紀の怪獣ラジオ』が、5月1日より調布FMで放送中（毎週金曜 24:00～25:00）。これまでにプロデューサーとして『仮面ライダークウガ』や『電磁戦隊メガレンジャー』、『大魔神カノン』などの特撮作品を手がけた高寺成紀（たかてら・しげのり）さんが、今春より調布市にある角川大映スタジオに活動の場を移したことをきっかけに、この番組のパーソナリティーとして抜擢！　高寺さんの視線を通じて、さまざまな角度から特撮作品の魅力を語っています。特撮作品のキャストやスタッフをお迎えするゲストコーナー「特撮交友録」には、『激走戦隊カーレンジャー』のレッドレーサー・陣内恭介を演じた岸祐二（きし・ゆうじ）さんを皮切りに、『電磁戦隊メガレンジャー』のメガイエロー・城ヶ崎千里こと、たなかえりさん、スーパー戦隊や平成ライダーの主題歌、挿入歌を数多く手掛ける作詞家の藤林聖子（ふじばやし・せいこ）さんが登場（2015年5月放送分）。今回は、その記念すべき第1回と2回目のゲストとして登場した岸祐二（きし・ゆうじ）さんに、番組収録時の様子をお聞きしました。

▲岸祐二さん（左）と高寺成紀プロデューサー（右）。

――まず初めに、今回のラジオ番組への出演話がきた時のお気持ちからお聞かせ下さい。
岸：久しぶりの連絡だったんですけど、また何か高寺さんが悪巧みをしているということで、喜んで協力させていただきました。冗談でケンカみたいになることもあるんですけど、共感できることがたくさんある方なので、僕にできることなら何でもやらせてもらいたいと。

――実際に収録してみてのご感想は？

岸：僕が進行して高寺さんに喋らせるというのが当初からの目的のひとつでした。それが第１回目に僕を呼んでくれた意味でもあると勝手に解釈していたので、そういう意味では高寺さんに真面目にしゃべってもらう時間も作れたので、リスナーの皆さんに楽しんでもらえたらいいなと思っています。あと、敢えて言うなら、当時はヒーローというスタンスではなく、より楽しんでもらえる作品を作りたいといういち役者としてカーレンジャーに携わったので、聞いている皆さんにも、特撮の良さ、『カーレンジャー』の良さを感じてもらえたら嬉しいですね。

――収録を聞いて、仲の良さが伝わってきました

岸：普段は全然会わないんですよ。本当に久しぶりでしたね。高寺さんの作品には出してもらっていないので、『大魔神カノン』にしても『仮面ライダークウガ』にしても、そういう関わり（仕事の）じゃないんだな、という寂しさを感じながら、何年かにいっぺん「今どう？」っていうお話ができるっていうこと自体が楽しいんですけど……。いつかまた一緒に作品を作ることができればいいな……と思っています（笑）。

――番組中でも『激走戦隊カーレンジャー』の話題が出ましたが、本放送時から20年が過ぎた現在も多くのファンに支持されている理由は何だと思われますか？

岸：人の手によって作られる「温かさ」だと思います。いろんなスタッフのアイデアや思いがぎっしり詰まった作品だから、いまだに愛してもらっているのではないでしょうか。高寺さんが「こんなのどうかな」って持って来たアイデアを役者の僕たちやスタッフの皆さんが面白がって、またどんどん積み重なって一つの作品に仕上がっていく温かみが、一年を通して感じられる……そこが一番だと思いますね。

――それでは最後にメッセージをお願いします。

岸：いまはミュージカルを中心に舞台で活動させていただいているんですが、その出発点となったのは『激走戦隊カーレンジャー』なので、それをこれからも大事にして、それを誇れるような自分でいたいと思っています。現在、出演させてもらっている『レ・ミゼラブル』のジャベールという役が自分にとっての代表作になるように誠心誠意やっているところです。6月1日まで帝国劇場で上演（岸さん最終出演は5月31日）、その後も6月の名古屋から、福岡、、大阪、富山、静岡でも公演予定です。ミュージカルとか舞台とか興味がなくて縁がないと思っていた方は、これが縁だと思ってぜひ観てほしいと思います。あと、7月には、橋本さとしさん、石井一孝さんと「MON Stars」というユニット名で、コンサートなどの活動が並行してあります（http://www.cubeinc.co.jp/news/#44）ので、こちらもご期待ください。

――ありがとうございました。