【週刊 電撃スパロボNo.006】S.R.D-Sアルトアイゼン&ソウルゲインを簡単仕上げで作る<その1>
毎週月曜日更新! 『週刊 電撃スパロボ!』コーナー。
先週掲載の、メタリック塗装でバッチリ決めた「サイバスター(精霊憑依Ver.)」の作例もご好評をいただきましたが、実際にメタリック塗装を行うと、下地処理やエアブラシの掃除などなど、なかなか大変な部分もあります。
そこで今回からはあんなメタリック塗装を気軽に楽しめる! デフォルメキットである「S.R.D-S アルトアイゼン・リーゼ METALLIC EDITION」と「S.R.D-S ソウルゲインMETALLIC EDITION」を、手軽に、そして楽しく制作するコツをお届けします。
■モデラー:
富永高志(とみなが たかし)…電撃ホビーマガジンでも『スパロボ』関連作例を多く担当。
■METALLIC EDITIONを実際に作ってみる
編集部:今回からは、7月中旬ごろから発売予定の「S.R.D-S アルトアイゼン・リーゼ METALLIC EDITION(以下、アルト)」と、「S.R.D-S ソウルゲイン METALLIC EDITION(以下、ソウルゲイン)」を作っていくことにしましょう。
富永:すでに発売中の通常版と基本的に一緒ですから、サクッと素組みしてみるところからスタートしましょう。
編集部: 「METALLIC EDITION」と銘打たれていますが、こちら「メタリック成形」ではなくて、「メタリック塗装」なんですね。
富永: そうなんです。「アルト」の本体装甲は、シルバーをクリアーレッドでコートしてありますし、「ソウルゲイン」もメタリックブルーで塗装されています。せっかくなので通常版と並べてみましょう。
編集部: こうして較べてみると、“重厚さ”がぜんぜん違いますね。塗装もキレイですし、せっかく塗装されているんですから、これはぜひ活かして仕上げたいですよね。
富永: メタリック成形だと、どうしてもウェルドラインが出てしまいますし、成形色を活かしてキレイに作るというのも難しくなっちゃいますから、そういう意味ではメタリック塗装なのはありがたいですね。
■「簡単仕上げ」をするときの注意点
編集部: さて、組み立ての際に注意する部分ってありますか?
富永 : 元のキットがこういう塗装をして商品化することをそこまで想定していないために、発生する幾つかの注意点というものがあります。
まず、通常のランナーの上から塗装されているため一部パーツ同士の「合い」が非常にタイトになっている部分があります。そういうところは丁寧に、接続ピン上の塗装をデザインナイフなどで剥がしながら組み立てていきましょう。
編集部: コトブキヤのキットはもともとパーツ同士の合いが良いですからね……。
富永: あと、当然ですがアンダーゲートになっていない場所も多いので、どうしてもパーツ表面にゲート跡が出てしまう箇所が出てしまいます。
編集部: となると、そのあたりのリタッチが簡単仕上げ時のカギになりそうですね。
富永: そうですね。また、ゲート処理は方法によってはゲート跡が広がってしまう場合もありますし、作業中に塗装面を傷つけてしまうこともありますから、そのあたりのリカバーも含めてご紹介していきたいですね。
編集部: ちょっとしたミスで大きく塗装面を傷つけてしまっても、リタッチが可能なら気軽に製作できますね。
富永: はい。あとは、出来る限り入手し易いものを使って、可能な限り簡単にゲート跡をリタッチできるような方法を考えたいと思います。
編集部: というところで、次回に続きます!
■今回のまとめ
・全身のメタリック塗装を活かしつつ、違和感の軽減を狙う
・金額的にも入手しやすい塗料やマテリアルを使う
・初心者の方も気軽にトライできること
<DATA>
S.R.D-S アルトアイゼン・リーゼ METALLIC EDITION
■ノンスケールプラスチックモデル
■全高:約140 ミリ
■7月発売予定
■価格:5,500円(税抜)
■原型製作:糸山雄大
■発売元:コトブキヤ
■コトブキヤオンラインショップでのご購入はこちらから!
※コトブキヤショップ限定商品です。
※初回限定仕様に付属したエフェクトパーツ類は付属いたしません。
S.R.D-S ソウルゲイン METALLIC EDITION
■ノンスケールプラスチックモデル
■全高:約150 ミリ
■7月発売予定
■価格:5,500円(税抜)
■原型製作:丸家裕之介
■発売元:コトブキヤ
■コトブキヤオンラインショップでのご購入はこちらから!
※コトブキヤショップ限定商品です。
(C)SRWOG PROJECT