【週刊 電撃スパロボNo.006】S.R.D-Sアルトアイゼン&ソウルゲインを簡単仕上げで作る<その1>
■死の淵から蘇った“巨人” アルトアイゼン・リーゼ
【機体解説】
アルトアイゼン・リーゼは、アクセル・アルマー(ゲーム作品ではソウルゲインに搭乗)との交戦で大破した“PTX‐003C アルトアイゼン”に、開発者のマリオン・ラドム博士自らが大幅な改造を施したパーソナルトルーパー(人型機動兵器)である。全高:23.8m、重量:99.7t。パイロットはキョウスケ・ナンブ。
キョウスケの意見を参考とし「絶対的な火力をもって正面突破を可能とする」という、アルトアイゼンのコンセプトをさらに推し進めた機体として仕上がっている。アルトアイゼンは、アクセルとの激戦により四肢を奪われるほどの損傷を受けていたため、失われた右腕のリボルビング・ステークに代わって、より大型のリボルビング・バンカーが装備された。また、高効率反動推進装置テスラ・ドライブが新たに搭載されているが、改修によってさらに不安定さを増したバランスの調整と、突進力の向上に使われているため、長時間の飛行は不可能となっている。なお、機体名の“リーゼ”は“巨人”を意味する。
ちなみに、前述の戦闘時に失われたアルトアイゼンのパーツは密かに回収されており、プロジェクト・イデアランツの試作機フリッケライ・ガイストに流用され、後にアルトアイゼン・リーゼと再会するという数奇な運命をたどった。
なお、原型機であるアルトアイゼンは、ATX計画において“PTX‐003 ゲシュペンスト”をベースに地球連邦軍の次期主力機“ゲシュペンストMk‐III”となるべく開発されたが、時代に逆行したコンセプトが災いして採用が見送られ“古い鉄”を意味する不名誉な名前で呼ばれることになった経緯をもつ。
一方、アクセルが転移前にいた並行世界では、ゲシュペンストMk‐IIIとして制式採用されており、キョスケは特殊部隊“ベーオウルブズ”の隊長として、幾度となくアクセルと戦っている。
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TEXT by 黒峰澄一、電撃ホビーウェブ編集
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