規格外の宣伝規模も話題！カプセルトイの新ブランド「TAMA-KYU（たまきゅう）」が始動！ブシロードクリエイティブに再び直撃!!

公開日：2019年9月9日 12:00更新日：2019年9月24日 22:33

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電撃ホビー編集部

ブシロードクリエイティブ社がおくるカプセルトイの新ブランド「TAMA-KYU（たまきゅう）」が2019年8月からいよいよ始動！　その立ち上げの経緯やブランドコンセプトなどをうかがった前回のインタビューに続き、今回はその始動直後の感触と怒涛の宣伝展開について、「TAMA-KYU（たまきゅう）」広報の森田彩奈さんに再びお話をうかがいました。

▲ブシロードクリエイティブ社の森田彩奈さん。いまだ正体が掴めない広報担当。

常識を超えた規模のPR作戦発動！

▲新宿駅の通路一面にTAMA-KYUポスターを展開！　カプセルトイとしてはまさに規格外の規模の宣伝となった。

――新宿駅でのポスタージャックを拝見しました。まさか本当にカプセルトイでこれほどの規模の宣伝をされるとは……！　反響はいかがでしたか？

森田：ここに私が載っておりまして

――は、はい

森田：田舎の祖母が大変喜んでくれまして、足腰悪いのにわざわざ上京して来てくれて、一緒にポスターの写真を撮りに行きました。

――めっちゃイイ話ですがそういうことではなく！

「ですよね」

森田：新宿駅でのポスタージャックをはじめ、首都圏主要7駅で宣伝ポスターを展開しまして、かなり多くの方に目に留めていただけたのではないかと思います。

――今回は個別の商品よりも新ブランドのアピールを重視している感じでしょうか。

森田：そうですね。まずは「TAMA-KYU」というブランドを知っていただきたいなと。

――テレビCMもかなり流されているようですが……。

森田：テレビCMは深夜アニメの枠に加えて、全国ネットの国民的アニメが放送されている夕方の枠でも流しています。あとカプセルトイは、全国の各地方で重点的に展開されている業者さんがいらっしゃるんですよ。なので、その地域のお客様やお取り引き先に向けて、地方は地方で別途ローカルCMを流していたりもしています。あとは新日本プロレスの田口隆祐選手に公式PR大使をしていただいていることもあり、興業内で告知いただいています。リングに「TAMA-KYU」ロゴを入れたり、パンフレットに情報ページを入れてもらったり！

――やはり何度聞いても耳を疑う広告規模ですが、ユーザーの反応はいかがでしょう？

森田：おかげさまでSNSなどでもかなり話題にしていただきました。まだ手探りの状態ですが、商品を筐体に補充するオペレーター（※）の方々からも「回ってるよ！」と好感触を聞いており、今のところ想像以上に順調と言っていいかと思います。

（※）カプセルトイの多くはメーカーが卸業者に商品を販売し、その業者が店舗の店先にカプセル自販機の筐体を置くという業務形態がとられる。そのため商品の売れ行きは、筐体に商品を補充する現場のオペレーターがいちばん先に把握することとなる。

YouTube、はじめました

――ネット向けにはどのようなPRを？

森田：YouTube番組『月刊TAMA-KYU』を制作・配信してます。こちらは「TAMA-KYU」の公式サイトからもリンクで飛べます。

▲YouTube番組『月刊 TAMA-KYU』を配信開始。新日本プロレスの人気レスラー・田口隆祐選手が番組MCを務めることでも話題に。

森田：毎月月始めに、この『月刊TAMA-KYU』を配信しつつ、「TAMA-KYUチャンネル」では他にも商品ごとのショートムービーやテレビCMの映像素材なども配信していきたいと思っています。

▲「TAMA-KYUチャンネル」では隠崎さんの日常を垣間見られます。

――これも従来のカプセルトイではあまり見られなかった展開ですね。

森田：面白がってもらえそうなことなら、どんどんやっていきたいですね。あと、これはまだまだ構想段階なのですが、いずれは「たまきゅう村」というひとつの村を舞台にしたドラマ仕立てのムービーなんかもできたらいいなと。商品は日常風景の中にさりげなーく映り込んでいるだけで、あくまでドラマとして作り込むような。

――面白そうですね！　どれだけ宣伝効果があるのかは未知数ですが……（汗）。

森田：夢だけはどんどん広がっています。

「ドラマの主題歌はサザンで！」

9月の注目アイテムは!?

――ブランド立ち上げの2019年8月は、「隠崎さん」などまず2点がスターティングアイテムとして登場しましたが、続く9月はどのようなラインナップとなるのでしょう？

森田：9月は3点のリリースを予定しておりまして、まず上旬にはポーチシリーズの「書類ポーチコレクション」が登場となります。前回の「カプセルかやくポーチ」よりは内容が大人向けですね。

▲婚姻届の他、料金未納通知、督促状、退職届と何やら不穏な書類が続く……。

――実在の書類を模したデザインですね。「婚姻届」はわかるとして、他のはなにやら不穏な内容が多いようですが……？

森田：これはきっと、ひとつのストーリーになってるんです。借金があったのに結婚したら、料金未納が発生して、督促状が来て、返済のために会社のお金に手をつけたのがバレて退職して……。

――めっちゃネガティブ！

森田：幸せなものよりも悲しいものの方がインパクトが強くていいかなと。「退職届」などは職場でチラ見せしてドッキリとして使っていただければ。

――会社で大問題になりかねません（汗）。

「布製でしっかりしてますし、ボールペンなども入って使い勝手もいいですよ」

森田：そしてこちらは「喜米」になります。9月下旬登場です。

――米袋風のデザインですがこれは…？

森田：ミニサイズのビーズクッションですね。お米の銘柄風のデザインに幸福感を感じる言葉を添えて。

――さっきは悲しいものの方がインパクトがあるとおっしゃってたような……

森田：それはそれ。ちょうど新米の季節になることですし。

――何がちょうどかはわかりませんが（ムギュ）……（ムギュムギュ）………。いかん、無言になってしまいますね、これ。

森田：つい触りたくなる感触ですよね。

▲無心に揉むことでリラックス効果あり!?

森田：アクセサリーとしてだけではなく、ハンドスピナーのような、手触りを楽しむ「フィジットトイ」としても楽しんでいただけるのではと思います。

――「たまのこし」だけ大きいようですが？

森田：「アタリ」だからですね。特別サイズです。ちなみに1種シークレットがあるのですが、こちらはネガティブな「ハズレ」の内容となっています。

――シークレットなのにハズレ！

森田：そしてこちらが同じく9月下旬に登場となる「キャラ寿司ぷよぷよフィギュアキーホルダー」です。

――わかりやすく可愛いアイテムですね。変わり種ぞろいの「TAMA-KYU」の中ではむしろ新鮮な感じが……。

森田：この「キャラ寿司」はシリーズとして今後も展開していけたらいいなと思っています。ただし「キャラクターを寿司にしていいよ」と言ってくれる版権元さんがいればの話ですが……。その点、セガさんはお優しくて。

――イクラみたいな見た目で内容的にもぴったりですしね。

森田：寿司だけにネタがよかったなと？

――そんなことは言ってません。

――これらのアイテムはどこに行けばゲットできるのでしょう？

森田：筐体に投入されるタイミングをオペレーターさんにお任せするカプセル商品の性格上、いつ、どこにあると確定的には言えないのですが、営業サイドの努力もあって、いわゆる大手家電量販店など主要売り場には、結構な面で置かせてもらえています。また見つけやすいように「TAMA-KYU」用のポップ（広告ボード）も用意させてもらいました。

森田：一部の売り場に限りますが、カプセルトイの筐体の上に設置されていますので、これを目印にしていただければと。

「筐体の上にこう……こんな感じで設置されてます」

気になる今後の展開は？

――ブランド立ち上げ時の広告キャンペーンが一段落したタイミングかと思うのですが、広報としての今後の目標は？

森田：TwitterなどSNSでの発信にも力を入れていきたいですね。『月刊TAMA-KYU』のチャンネル登録数と公式Twitter（@TAMAKYU_CP）のフォロワー数を増やしていくことが当面のネット展開での目標です。そのための施策としてフォロー＆RTキャンペーンなども積極的に行っていますので、ぜひチェックしてみてください！

――商品展開としてはいかがでしょう？

森田：今後は豪華クリエイター陣をお迎えしてさらにラインナップを充実させていく予定です。例えば、「TAMA-KYU」自体のブランドアドバイザーにも入っていただいている「ザリガニワークス」さんや、商品企画では「CHOCOLATE Inc.」さんにも参加いただいています。社内での創意工夫はもちろんですが、そういう実績のある外部の方たちのクリエイティビティもお借りして、ブランドを一緒に盛り上げていきたいなと。ぜひ9月以降の展開も楽しみにしていていただきたいですね。

――ありがとうございました。