「ままま式あぴミク」３Dモデル立体化計画【第２回】

「ままま式あぴミク」を３Dプリンタで出力しちゃおうという、実は冒険的なこの企画。第２回となる今回は、実際にミクさんを出力するための行程を、声優・三澤紗千香さんとともに勉強していくぞ！

「初音ミクさんはよく楽曲を聴いているので大好きです！」
と、のっけから期待を抱く三澤さんとともにやってきたのは、神田にある東京リスマチックさんの「立体造形工房」。こちらで立体造形出力のサービスを行っているということだ。
２０１２年４月からサービスを開始し、当初はほとんどが企業からの発注だったが、最近では個人からの発注も増加しているとか。

ご協力いただいた「立体造形工房」さん。神田駅から歩いて５分ほどの立地だ。
http://www.lithmatic.net/3dprinter/

「特にワンフェスなどのイベント前には個人のお客様が多くいらっしゃいますね」

そう答えてくれたのは、今回３Dプリンタについてご教授してくれる、コワモテだけど優しい東京リスマチックの兼松さん。早速三澤さんとともに「立体造形工房」の中へとお邪魔した。

工房の中に入ると、我々を出迎えてくれたのは噂に聞きし３Dプリンタ、３D-SYSTEMS社製「Z-Printer650」。お値段は2,000万円ほどとのこと。
「大きい！　これを使うんですね！　」
と三澤さんのテンションも急上昇。

まずは、ユーザーから入稿されたデータのチェックを行う。完璧なデータであれば問題ないが、２Dを３Dに置き換える段階で不具合が生じることがあるので、それをデータ上で修正していく。

修正が完了したら、プリンタで出力。立体の素材は石膏パウダーで、立体部分だけがノリで固められた薄い石膏の層を何枚も重ねていく。ノリ入りのインクは通常のカラープリンタと同じようにCMYK形式のインクを使用するため、立体は彩色済みの状態で出来上がる。最終的にはそれを石膏の中から掘り出し、この後に控える仕上げの行程を行えば完成。

薄い石膏パウダーの層を何枚も重ねていく。ちなみに今回の「ままま式あぴミク」は317枚の層で作られている。
ざっとではあるが、こんな感じで出力が完了する。次回は修正したデータを使用して、三澤さんがより詳しく出力過程をレポート、そして念願の３D「ままま式あぴミク」完成写真の公開となる予定だ！　しばし待たれよ！

■ANGEL Project 旗揚げ公演 HATUNE Appearnce『夏祭初音鑑』
開催日時：2013年8月21日(水)～29日(木)
会場：ベルサール秋葉原 B１
住所：東京都千代田区外神田3-12-8 住友不動産秋葉原ビルB１

■チケット情報
金額　：　4,410円 （税込／全席指定）
＜一般発売＞チケットぴあ
2013年7月20日（土）10：00～
チケットぴあ　http://pia.jp/t/hatsune/
Pコード　：　205-496
※未就学児のご来場はご遠慮ください。

主催：はつあぴ夏製作委員会／ANGEL Project
特別協賛　：株式会社ドミノ・ピザ ジャパン
協賛　：エイベックス・エンタテインメント株式会社
ハクバ写真産業株式会社
協力　：NOTTV
illustration＆3D modeled byままま
(C)Crypton Future Media,INC.www.piapro.net

■『夏祭初音鑑』「ままま式あぴミク」最新情報はこちら！
ANGEL Project公式／http://angelproject.jp/event/

■東京リスマチックさんの公式サイトはこちらから！
東京リスマチック／http://www.lithmatic.net/

■三澤紗千香さんの公式ブログはこちら！
きらきらさちか／http://ameblo.jp/misawasachika/

■取材協力：（社）3Dデータを活用する会・3D-GAN／http://www.3d-gan.jp