精巧筋彫りのゲルググ・ウェルテクスにキャンディ塗装のシナンジュなど、電撃ガンプラアカデミー2019年10月編

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2019年10月に投稿された作品から、電撃ホビーウェブがピックアップした作品を紹介。全投稿作品はワンダースクールにて公開中です! 今月選ばれた5作品は以下のとおりです!

 

>>電撃ホビーウェブ presents 電撃ガンプラアカデミー

 

 

電撃ホビーウェブのピックアップの5作品

作品名:やっと完成させられました!(071914さん)

細部までとても丁寧に工作と塗装が行われており好感が持てる作品です。グラデーションやウエザリングも繊細に行われています。リアリティを追求した作風ですが、明るめに調色されたグリーンが華やかさを加えており、いいバランスに仕上がっていると思います、何よりもジムスナイパーカスタムへの愛情がよく伝わってくる気持ちのこもった作品です。

 

作品名:シナンジュ最終使用(招き金さん)

密度感が凄いので、一見MGと見間違えてしまう程です。本体のキャンディ塗装や各部のメタリック仕上げも丁寧なので、より大型キットと見間違えてしまいます。シナンジュはパーツ数が多く構成も複雑なため、各パーツのキャンディ塗装の色味を揃えるのが大変なのですが、多量のパーツを同じトーンで塗装されていることからも丁寧な塗装を施している事が伝わってきます。

 

作品名:HGUC 1/144 RX-121-1 ガンダムTR-1〔ヘイズル改〕(極貧の翔姫さん)

寒色系ホワイトの黒立ち上げのグラデーションは、かなり根気のいる塗装方法です。アプローチが雑だとシャドーが多く残りすぎてケバい印象になってしまいます。極貧の翔姫さんのグラデーション加減はとても繊細で柔らかさが感じられます。各部に塗られた赤もパステル調にしている事で、より華やかさが強調されていると思います。とても繊細で美しい仕上がりだと思います。

 

作品名:MS-06J ZAKU II Kimbareid base affiliation(アーさんさん)

アーさんさんは他にも2作品エントリーされていますが、どれもザク系の機体で統一感があるなか、各キャラクターに似合った色味やウエザリングに変化を持たせています。REザクII改もよかったのですが、丁寧なグラデーションとウエザリングが目を引くこちらの作品を選ばせていただきました。ご本人も仰られていますが、機体の性格上ウエザリングを強くしても似合うと思います。ただザクという機体は、ハードウエザリングもノンウエザリングも似合う機体なので難しいですね。

 

作品名:「ジョニーライデンの帰還」より、1/144ゲルググウェルテクス(あやぽんさん)

あやぽんさんの作品も大変丁寧で、清潔感あふれる仕上がりだと思います。全体に追加されたスジボリやディテールがとても上手なので、こちらも一見MGかと思ってしまうほどです。スジボリも細くシャープで、他の凹モールドも精巧に彫り込まれており、確かな技術を習得されている事がよくわかります。リゲルグのアーマーの装着方法も個性的でかっこいいです。とにかく1/144に見えないほどのディテールアップには驚かされる作品です。

 


電撃ホビーウェブの総評

今月もたくさんの力作をご投稿くださりありがとうございました。本コーナーの投稿作品を拝見していると、皆さんの工作技術・塗装技術がどんどん向上していることがわかります。特に常連の投稿者さんは新たな作品を作るたびに各技法が進化していることが伝わってきます。加えて作品に個性が出ており、それが洗練され、投稿当初はまだ明らかに初心者レベルの作品だった方が、この数年で脱中級レベルまで進歩した方もいます。模型に限らずどんな趣味でも続けて行くことはとても大切だという証明でしょう。特に今回の投稿作品は緻密で精巧なディテールアップで、一見キットのスケールを見誤るほどの情報量を持った作品が多かったように思います。これからも素晴らしい作品が数多く送られてくることを楽しみにしています。

 

ではまた来月。たくさんのご投稿をお待ちしております。

 

 


 

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