【虫注意】夏といえば昆虫研究!BANDAI SPIRITSの本気を見た「一番くじ 昆虫 LIFE with INSECT」フィギュアを撮り下ろし製品レビュー!
梅雨は長かったものの、始まってしまえば猛暑の続く夏。みなさまいかがお過ごしでしょうか。学生の方は今年は夏休みも短く、いまいちピリッと夏休みにならない日々ではないでしょうか。夏休みにするために、昆虫のくじはいかがでしょうか。フィギュアは1/1スケールです。一番くじです。「一番くじ 昆虫 LIFE with INSECT」です。
いやフィギュアですが、まるっきり本物なんですこれ。BANDAI SPIRITSの開発の本気を見る思いです。一つあるだけであなたの部屋が夢の昆虫博物館に、あるいはパニック映画のワンシーンみたいになってしまいます。PVC製で触り心地はいいのですが、起き抜けにD賞のジャイアント・ウェタと目があったりすると本当にギョッとします(しました)。“LIFE with INSECT”ってこういうことなんでしょうか。しかして、その完成度は折り紙付き。今回は一番くじのA賞からE賞、そしてラストワン賞のフィギュアを中心にレビューさせていただきます。夏といえば昆虫研究! 張り切って行ってみましょう!
A賞:ヘラクレスオオカブトフィギュア
昆虫の王様、カブトムシのなかでもさらに王と呼ぶべきキングオブキングス。メキシコ南部からブラジル中央部に生息するとのこと。とにかく大きい。サイズは約18センチですが、実際に手に取るとよりボリュームが感じられるはずです。
頭部をアップで見ていきましょう。複眼がなかなかつぶらです。可愛いらしい。頭部をあおってみると前胸や肢の付け根にある体毛がしっかり塗装されており、隙なし。
サイドビュー。上翅に折りたたまれた下翅が漏れ出してくるのでは? というくらいリアリティがあります。
今回はそれぞれ屋外撮影を敢行しています。日本の平和な森が一瞬でどこだかわからなくなります(日本です)。恐ろしい。
B賞:ギラファノコギリクワガタフィギュア
こちらはクワガタの王、ギラファノコギリクワガタ。こちらは中国南部から東南アジアと、ヘラクレスオオカブトからすればほぼ地球の裏側に生息しているのも面白いところ。やたら強そうな言葉の“ギラファ”ですが、哺乳類のキリンのこと。キリンの首のように大きく掲げられた大顎がトレードマークです。こちらは約12センチで一番コンパクトですが、12センチの昆虫がコンパクトというのもすごい話です。
魅惑の大顎をアップで。確かにキリンのようにも見えます。
背面から見ると左右の翅をたたんだライン(会合線)のいまにも開きそうな質感がすごいです。
木に張り付いてもらってみました。屋外撮影が本当に楽しいシリーズです。
C賞:ゴライアスオオツノハナムグリフィギュア
熱帯アフリカに生息する世界最大のハナムグリ。ハナムグリ自体は日本にもいますが、このサイズは何か別の生き物なのでは……? という存在感。約11センチではありますが、横幅がかなりあるためヘラクレスオオカブトと体感ではほぼ同サイズ。学名の“ゴライアス ゴライアス”がやたら格好いいですね。
下から見上げるとまるで怪獣です。唇舌周辺のディテールが凄すぎます。
こちらも木に止まってもらいました。甲羅の模様が勇壮で、まるでファンタジー世界の生き物のよう。
D賞:ジャイアント・ウェタフィギュア
ニュージーランドの固有種で、現在はリトルバリア島にしか存在せず、人工飼育と保護が続いているとのこと。固有の翅を持たないカマドウマの仲間で。体長は約10センチですがこれもボリュームはヘラクレスオオカブト並。20センチ近くの触覚が別パーツで付属と、こだわりの逸品です。
首回りを下から。執念の造形。これは夢に出ます。口周りの複雑でいまにも動きそうな形も強烈です。
目が合いました。迫ってきそうです。ちなみに温厚な性格とのこと。
すのこの上に来てもらいました。奥の植木鉢でサイズ感が伝わりますでしょうか。触覚が抜群にいい仕事をします。
E賞:デスクトップフィギュア(全3種)
セミの抜け殻カードスタンド、アゲハ幼虫コードフィギュア、カブトムシ幼虫ペンスタンドとかなりマイルドなメンバーが揃っています。とはいえいずれも本物感は抜群。セミの抜け殻は背中の切れ目がそのままカードスタンドになるアイデア賞のつくりです。
F賞:タオル
墨絵師 御歌頭(おかず)コラボ 墨絵デザインのタオル。迫力ある筆致で存在感があります。
G賞:アクリルキーホルダー
こちらは標本図鑑のようなディスプレイもできる、日本に生息する昆虫たち。ほぼ原寸大なので、フィギュアとサイズを比べるのも楽しいですね。
ラストワン賞/ダブルチャンスキャンペーン:ヘラクレスリッキーブルーフィギュア
コロンビア〜エクアドルに分布するヘラクレスオオカブトの亜種、リッキーの上翅の色が灰白色でわずかに青みを帯びた個体がこう呼ばれるそう。自然界でもごく稀に発見されますが、紫外線ランプで人工的にブルーヘラクレスを作るのも可能とのこと。
特徴の上翅。たしかに神秘的な風合いです(ほかの巨大昆虫たちもみな神秘的ですが)。
同じヘラクレスオオカブトなので、下面からは見分けがつきません。
日向でその青い上翅を。
以上、「一番くじ 昆虫 LIFE with INSECT」でした。実在のモチーフの立体化ということで、その真に迫った作りは瞠目せざるを得ません。見れば見るほど興味深く、図鑑を久しぶりに開きたくなってしまいます。ゲームでは捕獲対象になってたりして、馴染みのある昆虫も多くいるのも嬉しいポイント。一方で、虫が苦手な人は大丈夫だろうか……といらない心配をしてしまうほどのリアリティ。
また、レビューのとおり自然光での屋外撮影ともたいへん相性が良く、スマホを片手にちょっとそこまで、と散歩に持っていくだけでかなり面白い写真が撮影できます(今回のレビューでも、スマホを活用しています)。また、ほかのトイやアイテムとあわせての撮影も間違いなく楽しいはず! もう店頭ではくじが始まっていますので、みかけたらぜひチャレンジしてみてくださいね。
DATA
一番くじ 昆虫 LIFE with INSECT
- 全7等級23種+ラストワン賞
- 発売元:BANDAI SPIRITS
- 価格:1回680円(税込)
- 好評発売中
- 取扱店:書店、ホビーショップ、ゲームセンター、総合スーパーなど
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※「一番くじ」および「ラストワン」「ダブルチャンス」は登録商標です。