プラモデル製作時の“かゆいところに手が届く”サポートツールを次々と発表する「プラモ向上委員会」より、エアブラシ塗装時の重ね塗り回数が把握しやすい新感覚ペイントベース「ペイントベース Turn in turn」と、筆塗装に必要な道具がまるっとセットになった「筆塗装セットAll in One」をレビューします!
ペイントベース Turn in turn
まず紹介するのは、エアブラシ塗装時の塗り重ね回数が把握しやすいという「ペイントベース Turn in turn」。一見すると円形が特徴的なペイントベース(塗装時の持ち手をさしておくところ)ですが、プラモ向上委員会らしいギミックが詰まったアイテムとなっています。さっそく見ていきましょう!
▲こちらが「ペイントベース Turn in turn」。DVDなどのディスク程度の大きさで、2個セットになっています。お値段は税込1,320円。
▲円形のペイントベースとなっており、上面にたくさん設けられた持ち手の差し込み穴は3mm径。ランナーなどを差し込んでも安定して保持してくれるサイズです。
▲内部に回転軸が入っているので、持ち手を差し込む上面はクリクリと回転します。
▲これにより、いちいちベースの向きを変えなくとも、差したい穴を正面に持ってくることができます。作業スペースがせまい場合などに特に便利なギミックです。
▲本体裏面には滑り止めラバーがついているので、持ち手を抜き差しするときや、回転させるときに滑りにくい設計となっています。
▲コンパクトサイズですが、内側の穴を使って互い違いにすれば、大きめのパーツでも干渉せずに差し込むことができます。
▲この“奥行”があることで、見た目以上にたくさんパーツを差し込むことができます。
▲ちなみに、モデラー御用達の“例の乾燥機”とも相性バッチリ。持ち手をつけたままフタを閉めることができました。
▲そして「ペイントベース Turn in turn」には、回転ギミックを利用した「重ね塗りの回数を管理する」方法が。写真の赤丸で囲った「起点マーク」にご注目ください。
▲まずは、この起点マーク付近に持ち手を差し込みます。
▲間隔を置きながら、順番に持ち手を差していきます。
▲同じように間隔を開けながら、一周分パーツを差しこみましょう。パーツが大きい場合は、内側の穴も使って干渉しないように配置していきます。
▲イメージとしては、写真のように区画を分けてパーツを差し込んでいきます。実際に持ち手やベースに、シールなどで番号をつけてしまってもいいでしょう。
▲こうして1番から塗装をはじめ、回転させながら順番に塗っていくことで、重ね塗りのカウントミスを防止します。エアブラシでの重ね塗り時など、複数回、塗膜を重ねなければいけないときなどに特に威力を発揮してくれる方法です。
▲ちなみにこれは推奨されている使い方ではありませんが、「ペイントベース Turn in turn」は塗料に強いPP素材なので、写真のようにガンプラを組み上げたままトップコートを吹きたいときなどにも便利です。
▲ガンプラには手を触れず、ベースを回しながらシュシュっと吹けます。
▲収納時には重ねることが可能なので、省スペースにも役立ちます。もちろん3枚、4枚と重ねていくこともできます。
▲おなじプラモ向上委員会の「モデリングコンテナ054」(のケース一段分)と並べるとこのような感じに。コンパクトに収納できてデスクトップで置き場所に困りません。ぜひとも試してみてくださいね!
筆塗装セットオールインワン
続いて紹介するのは、筆塗装入門に最適な「筆塗装セット All in One」です。名前のとおり、筆塗装に必要なツールがまるっとそろう便利なアイテムとなっています。
※本商品には筆、塗装用の持ち手は含まれていません。
▲こちらが「筆塗装セット All in One」のパッケージ。ティッシュ箱くらいの大きさです。税込で968円。
▲開けてみると、中にはホルダーとブラシ洗浄ボトルが。こちらもギミック盛りだくさんのアイテムとなっています。
▲まずは白いホルダーから見ていきましょう。上面の3つ並んだ丸部分は使い捨て式の塗料皿となっており、取り外すことができます。ホルダーには塗料皿用のダボがあるので、しっかりと固定することが可能。
▲塗料皿はハサミなどで簡単に切り離すことが可能。使い切ってしまったら、塗料皿単品でも販売されています。(3組1シート×8枚入りで税込330円)
▲ホルダーをひっくり返すと、なにやらプレート状のものが収納されているのがわかります。
▲こちらは取り外すと筆置きに。3本まで置くことができます。
▲取り外した筆置きは、写真のようにホルダーと連結することができます。使わないときはホルダーの裏に収納できるので、省スペースにも役立ちます。
▲実際に筆を置いてみるとこのような感じに。
▲筆置きは左右どちらにも取り付けられるので、左利きの人でもストレスなく使うことができます。
▲そしてホルダーの上面、赤線で囲った部分にはたくさんの4ミリ穴が開いています。
▲この部分には写真のように塗装用の持ち手や、ランナーなどを差し込むことができます。ホルダーはペイントベースも兼ねているんですね。これは便利!
▲そしてこちらはブラシ洗浄ボトル。ブルーのキャップが美しいです。
▲水や溶剤を入れ、中に入っている金属プレートに筆先をこすりつけて洗浄することができます。
▲ちなみに、写真のように塗料皿を一枚取り外せば…。
▲ブラシ洗浄ボトルをホルダーにセットすることも可能。ボトルの転倒防止にも役立ちます。
▲実際に筆塗装をすることを想定して、写真のようにセッティングしてみました。
▲まず筆をとり……。
▲塗料をつけ……。
▲プラモデルを塗り……。
▲筆を洗うという、一連の流れがこのアイテムひとつでできちゃうというわけです! まさにオールインワン!
▲ちなみにホルダーには傾斜がついているので、塗料が手前側に溜まってくれるのもひそかな便利ポイントです。
▲そして、これは推奨されている使い方ではないのですが、モデラー御用達の“例の塗料皿”がホルダーにピッタリハマるのもポイントです。
▲先に紹介した「ペイントベース Turn in turn」と同様に、とてもコンパクトに収納できるのもうれしいところです。
以上、プラモ向上委員会の便利アイテム「ペイントベース Turn in turn」と「筆塗装セット All in One」のレビューでした。今回紹介したアイテムはホビーショップやAmazon、あみあみなどで好評発売中です!
DATA
ペイントベース ターン イン ターン
サイズ:約φ111×H23mm(突起部分除く)
発売元:プラモ向上委員会
価格:1,320円(税込)
発売中
DATA
筆塗装セットオールインワン
サイズ:約169mm×96mm×30mm(ホルダー)、約91mm×65mm×21mm(筆置き)、直径約40mm×高さ約70mm(ボトル)
発売元:プラモ向上委員会
価格:968円(税込)
発売中