【ガンダムビルドファイターズ連載】“てのひらで楽しむガンプラ”クランシェ★アスタを作る(その2)
月刊ガンダムエース(毎月26日発売)連載のガンダムビルドファイターズ外伝『ガンダムビルドファイターズA-R(アメイジング レディ)』は、既刊の『ガンダムビルドファイターズA』の続編としてユウキ・タツヤの新たなる戦いが描かれています。
本連載『ガンダムビルドファイターズD-R』では、A-Rの登場機体を外伝のシナリオを手がけるスタジオオルフェ 千葉智宏先生に解説していただきます。今月は、ザクアメイジングのバリエーション機「ザクアメイジング・マリンタイプ」と、「ザクアメイジング・ラピッド」が解説されていますので、ぜひお読みください!
そして作例では、前回千葉先生が解説した「クランシェ★アスタ」をフクダカズヤが製作! 今回は、爪と頭部の工作をお送りします。
手に乗せてみたくなるガンプラ
作例記事:1/144 クランシェ★アスタ(その2)
モビルスーツ形態の太モモに、鳥型時は爪になるパーツを配置しています。これには、単純な動きでシルエットが大きく変化するギミックを取り入れています。鳥型時では自立できるよう、そしてモビルスーツ時でも不自然な見え方にならないよう注意しました。キットのパーツにプラ板やポリエステルパテで造形していますが、最終的にはキットのパーツはほとんど残っていませんね(笑)。
展開する爪の部分はプラパイプやプラ板の積層から。製作したアスタ用のパーツはシリコン型を製作、レジンキャストで左右分揃えています。スネから下はキットのままですが、ひざ関節部が後ハメできるようにスネのパーツを加工しています。
フロントアーマーはレジンブロックから削り出して製作しています。原典のクランシェカスタムにはない独自のデザインとしたため、股関節の可動範囲が極端に狭くなってしまいました。そこでフロントアーマーの左右のパーツはサイドアーマーに取り付け、そちらと連動して動くようにして可動範囲を確保しています。
アイディア段階での頭部は2パターンでどちらにするか悩んでいました。目まで隠れているバイザータイプと目が露出しているツインアイタイプの2つです。この時点ではまだファイターが決まっていなかったのですが、後にプリンセス用との報を受け、ツインアイタイプに決めました。理由は単純に「目があった方がスペシャル感があるから」です。
フェイス部分はキットを芯材にポリエステルパテから削り出し製作しています。一般的な1/144スケールのガンプラに比べて目は大きく設定しました。これはまだ幼さの残るファイターが操縦していることをガンプラから感じとれる工夫としています。
次回は、胸部や腕部、武装の加工について、ご紹介します。
DATA
HG 1/144 クランシェカスタム
■1/144スケールプラスチックキット
■発売中
■価格:1,404円(税込)
■発売元:バンダイホビー事業部
関連情報
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