『スパロボOG MD』に登場するグランティードをフルスクラッチで再現!<第2回>【電撃スパロボ No.52】

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模型製作・文●古木誠人/編集●電撃ホビー編集部

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今週の「電撃スパロボ!」では、先週のニコ生番組「突撃!電ホビステーション」でお披露目となったフルスクラッチモデル「グランティード」の完成状態をお届けしていきます。いよいよ発売まで1ヶ月となった『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』に登場する本機の、そのスーパーロボットらしい重厚なプロポーションを再現するため今回はポーズ固定モデルでの立体化となっています!

 

※これまでの製作の過程は、以下のバックナンバーをご覧ください。

第1回:『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』グランティード立体化進行中! ゲーム新情報も!【週刊 電撃スパロボ No.039】

第2回:『スパロボOG MD』に登場するグランティードをフルスクラッチで再現!【電撃スパロボ No.48】

 

グランティード

製作:古木誠人

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6月30日にシリーズ25周年記念作品第1弾として『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』が発売されます。グランティードはそんな本作のパッケージのセンターに位置している機体ですね。

 

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▲『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』のパッケージイラストではセンターに位置しているグランティード。

 

編集部から「せっかくの25周年記念なんで、センターで行っちゃいましょー! グランティード立体化!!」と、以前のゼルヴォイド製作依頼の時のような軽いノリでお仕事依頼が来まして、また軽く「了解で~す!」と返事しちゃったよ~(涙)。まぁ、いいんですけどね(笑)。

 

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ゼルヴォイドの製作時はコトブキヤの「サイバスター(精霊憑依Ver.)」のキットを一応(!)のベースにしましたが、今回立体化するグランティードに関しては、当然ベースとなるキットが無いので、ポリエステルパテ(以下ポリパテ)を練りまくって、盛りまくって、削りまくって、製作していきました。あとプラ材なども使用しています。

 

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●頭部/胴体
非常に複雑な形状しています。頂戴した設定画を見ながら「さて、どうやって形状出しして行くか?」と、しばらく考え込んでいましたが、なかなか良い案が浮かばず。結局、他の部位を作って後で、一番最後に作ることになりました。設定画をながめつつ、ひたすらポリパテの盛り削りを繰り返して形状出しを行っていき、場所によってはプラ材も使用しています。形状が複雑なので、マスク、ヘルメット、耳パーツ、ツノ部に分けて作っています。

 

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▲製作中の頭部~胴体。

 

頭部側面のパーツは、1つ原型を作った後、複製して両サイド揃えています。各部位、形状出しを行った後、一度組み合わせて頭部全体のバランスや身体全体のバランスを確認して調整。結局、3回ぐらい作り直しました(笑)。

 

一方、胴体は一番最初に手を付けた部位です。編集部から送られてきた設定画の中に正面図があったので、それを製作するサイズに拡大コピー、それを基に作って行きました。コピーした用紙をプラ板に貼り付けて切り出し、ポリパテを盛り付け、削り込んで形状を出していきます。

 

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▲初期段階の胴体。胸部のディテールは一つのみポリパテで製作し、複製して増やしている。

 

胸の形状のディテールは複雑な形状をしているので、個々に分けて形状出しを行いました。複数必要な部位は複製して対応。胸の中央のパーツは、ポリパテで原型を作った後、クリアレジンに置き換えています。また、脇の部位なども片側だけ作り複製して左右揃えています。

 

●腕部

頭部と同様に厄介な部位でした。特に手首がね~(笑)、大変でした。

 

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肩アーマー、上腕、前腕は、正面図、背面図を拡大コピーした用紙をプラ板に貼り付けて切り出し、ポリパテの盛り削りで形状出しをしました。各部位、片側だけ原型を作り、複製して左右揃ろえています。

 

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そして厄介な部位、手首ですが、左右の手のひらは側面図を拡大コピーした用紙を切り出し、板状のポリパテに貼り付けて削り込んで形状出し。各指は、工具の六角棒レンチねんど状シリコン型取り用で型取り、ポリパテに置き換え、それにポリパテを盛り、削り込んで形状出しをしました。左右の手のひら、左右の親指、その他指4本を作った後、複製してレジンに置き換えて左右の指を揃えていきます。

 

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▲複製前の腕部。この時点では指先のディテールは入っていない。

 

左右の手首を揃えた後、各指の先端にディテール入れを行いました。ピンバイスで穴を開け、エバーグリーンの直径1ミリのプラ棒の先端をシャープに削り込んだ物を差し込んで再現しています。

 

●脚部

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▲シンプルにして特徴的な脚部。正面からみた状態はまさに設定画通りの造形となっている。

 

他の部位と比べて、シンプルかつ特徴的な形状をしています。胴体や腕部と同様に正面図、側面図を拡大コピーした用紙を利用して、ポリパテの盛り削りで形状出しをしました。

 

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▲左は複製前のもの。右は複製後、足首にポリパテを盛って角度をつけたもの(左足)となる。

 

1本まっすぐな状態の物を作り、複製後、左右の足底部にポリパテを盛り付け、角度をつけています。足首の側面に着くパーツは1つ原型を作り、複製して数を揃えています。

 

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こうして、ゼルヴォイドを製作した時とは違った難しさがありましたが、なんとか完成しました。塗装を想定したパーツ分割にしていなかったので、マスキングがとても大変でした……が、こうして立体にしてみると「さすがスーパーロボットだよなー」と、その魅力を再認識しました。

 

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格好いい機体なので、コトブキヤさん、プラキット化! 是非ご検討お願い致します(笑)。この機体、まだまだ秘密が色々あるようです。機会があれば、その辺りも再現してみるのもオモシロイかもしれません。ではまた。

 

COLORING DATA

・白…GX1・クールホワイト
・青…GX5・スージーブルー
・橙…GX4・キアライエロー + GX3・ハーマンレッド・黄…GX4・キアライエロー
・赤…GX3・ハーマンレッド
・緑…GX6・モウリーグリーン + GX1・クールホワイト
・灰…116番・RLM66ブラックグレー + GX2・ウイノーブラック

DATA

スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ

  • プラットフォーム:PlayStation4/ PlayStation3
  • 2016年6月30日発売予定
  • 価格:8,200円(税抜)/PS3&PS4通常版、11,800円(税抜)/PS4初回限定生産版
  • 発売元:バンダイナムコエンターテインメント

関連情報

スーパーロボット大戦 公式サイト

最新作!『スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ』

 

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