バンダイが今ブロックを作ったらどうなる!?『ガンダム』『ワタル』のブロック感覚で楽しめるコレクションフィギュア「ブロックロス」が登場!『武者ガンダム』などをラインナップした意図とは?開発者インタビュー(前編)

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ブロック感覚で遊べる新コレクションフィギュアシリーズ「ブロックロス」がバンダイから発表! 簡単組み立て、ブロック感覚でのクロスパーツやフレームの組み替え、ブロックの付け替えによる形状変化とアイデアが盛りだくさんの新ブランドです。バンダイ トイ事業部から発売される、大注目の新商品“組み立てトイ”。今回は発表に合わせて、企画・開発の2名に取材を敢行。企画の成り立ちからアイテムの見どころまで、深掘りインタビューをお届けします。前編は企画編。「元祖SDガンダム」といった傑作シリーズの文脈を引き継ぎスタートした、「ブロックロス」のコンセプトに迫ります。


  • 知久氏

バンダイ トイ事業部企画1チームアシスタントマネージャー。「ブロックロス」の企画・開発に携わる。「元祖SDガンダム」直撃世代。

  • 笹田氏

バンダイ トイ事業部企画1チームチーフ。「ブロックロス」の企画・開発に携わる。好きなガンダムは『Zガンダム』。


新生組み立てトイ「ブロックロス」

▲「ブロックロス」は『ガンダム』シリーズ、『ワタル』シリーズが同時に発売・展開します。


――「ブロックロス」という企画はどこからスタートしたのでしょうか。

知久氏:『魔神創造伝ワタル』の商品を開発しようという話が初めにあがったのがきっかけですね。そこから玩具として『機動戦士ガンダム』シリーズにもチャレンジしたいというトイ事業部としての想いもあったので、「じゃあ『ワタル』と『ガンダム』で何かできることはないだろうか?」というのが企画のスタートです。

――そのなかで組み立てトイとして「ブロックロス」が生まれたんですね。

知久氏:『魔神創造伝ワタル』で、トイ事業部として何ができるか――。ホビー(事業部)はプラモデルとして、キャンディ(事業部)はお菓子として……そういったそれぞれの領域がありますが、今回我々としては組み立てトイがベストじゃないかということになりました。

――『ワタル』と『ガンダム』から組み立てトイが発売されるのは、80年代の『魔神英雄伝ワタル』や『SDガンダム』の一大ブームを思い起こさせます。

知久氏:トイ事業部のベストの選択肢として「ブロックロス」は生まれましたが、その企画の文脈にはやはり、往時の組み立てトイの一大ブームもあります。当時はトイ事業部からも「元祖SDガンダム」といったシリーズが出ていて、私もドンピシャの世代ですが、そういった原体験を活かしてなんとか形にできないかと。現在のトイ事業部ができること、『ワタル』『ガンダム』という作品、往時のブーム――と、すべてを集約したらこの「ブロックロス」にたどり着きました。

――組み立てトイ+ブロック玩具というコンセプトはどこから出てきたのでしょうか。

知久氏:集約していったアイデアのひとつに、バンダイからブロック玩具を仕掛けたいという目的があったんです。以前バンダイから発売されていた「メガブロック」にも携わっていたのですが、「バンダイのブロックって何だろう?」というのは、そのときからずっと考えていました。単純にブロックを作るだけではなく、作品の持ち味を活かした何かがバンダイならできないかなと。ブロック玩具の流れにもう一点加えて、トイ事業部としての魅力、玩具の魅力って何だろうと掘り下げたとき、ブロック遊びでフレームを組み替えることによって遊びの価値をひとつ上げられたらいいなと考えました。


『魔神創造伝ワタル』への「ブロックロス」の立ち位置

▲実際に売り場に並ぶことになるパッケージ写真です。

(C)創通・サンライズ
(C)サンライズ・R

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