ブロック感覚で遊べる自由度の高い組み換え遊びが面白すぎる!子どもから本気の大人までハマる仕掛けが盛りだくさん!バンダイが満を持しておくる新トイシリーズ「ブロックロス」開発者インタビュー(後編)

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ブロック感覚で遊べる新コレクションフィギュアシリーズ「ブロックロス」がバンダイから発表! 簡単組み立て、ブロック感覚でのクロスパーツやフレームの組み替え、ブロックの付け替えによる形状変化とアイデアが盛りだくさんの新ブランドです。バンダイ トイ事業部から発売される、久々の組み立てトイということもあって気になることの多い本シリーズ。今回は発表に合わせて、企画・開発の2名に取材を敢行。企画の成り立ちからアイテムの見どころまで、深掘りインタビューをお届けします。後編はアイテム編。前編の文脈を踏まえて開発された「ブロックロス」そのものの魅力に迫っていきます。


前編はこちら⇒『ガンダム』『ワタル』のブロック感覚で子どもも大人も楽しめる新感覚コレクションフィギュアがバンダイから登場!武者ガンダムなどをラインナップした意図とは?開発者インタビュー!


  • 知久氏

バンダイ トイ事業部企画1チームアシスタントマネージャー。「ブロックロス」の企画・開発に携わる。「元祖SDガンダム」直撃世代。

  • 笹田氏

バンダイ トイ事業部企画1チームチーフ。「ブロックロス」の企画・開発に携わる。好きなガンダムは『Zガンダム』。


組み立てトイに必要なものは“ワンアイデア”

(前編より続く)


――『魔神英雄伝ワタル』や「元祖SDガンダム」のノスタルジーをも踏まえて、最新の玩具として開発が進んだんですね。

知久氏:「元祖SDガンダム」もそうなのですが、当時の組み立てトイはかならずワンアクション、ワンアイデアがギミックとして入っていましたよね。レバーで腕を振るとか。では、いま作る、そのワンアイデアってなんだろうと考えた結果、「ブロックロス」はそれがクロスビルド、組み替え遊びになっているんです。

――組み立てトイのアイデンティティであるワンアイデアとして、ブロックの組み替えギミックが搭載されているのですね。

知久氏:当時の私もそうでしたが、やはり改造が面白かったんですよね。その改造の敷居をグッと下げて、簡単にできたら面白いんじゃないかなというところからも「ブロックロス」の組み替えがワンアイデアとして入っています。もちろん、可動や造形といったマストの部分もしっかり煮詰めています。パッと見たときの形、質感――。思い出として残っている、組み立てトイの素敵な感動を継承した仕上がりを目指していました。


▲ABS製の装甲パーツは、玩具ならではの美しさを湛えています。


――この樹脂のてらりとした質感が実にトイらしくて嬉しいですね。

知久氏:往年のモデラーさんにも言われました(笑)。

笹田氏:先ほども出ましたが、質感は大事にしました。金型を磨くと、キラキラとした光沢が出るのですが、今回そこを少し抑えています。光沢はしっかりあるけどほんの少しだけマットっぽい、いまも昔も変わらない玩具的な質感、表面を目指しています。


▲てらりとした質感で実にかっこいい仕上がりに。


ブロックフレームの存在が決定したアレンジ

――デザインはどう決まっていったのでしょうか?

笹田氏:ブロックフレームありきなんですね。ブロックフレームに合わせる形状で、例えば脚や腕もブロックフレームに合わせた形状に直していきました。もちろんそうせざるを得ないのですが、逆にそれが、デザインの統一感を出して「ブロックロスのガンダム」という形状に仕上がったと思っています。いまも第3弾以降をいろいろ設計しており、同じようにこの規格にあうデザインに詰めていっています。ある意味制約なんですけど、ある意味個性。いままでのSDともプラモデルとも違う、「ブロックロス」ならではのアレンジができたかなと思っています。

知久氏:ガンダムに関しては等身バランスを何度もやり直しました。頭をどの大きさにするかというのはミリ単位で調整しました。一番いいバランスはどこだろうと探りつつ完成させた感じです。


▲考え抜かれた等身バランス。「ブロックロス」ならではのアレンジが完成!

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