ガンプラで見る『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』(その18)HGUC 1/144 ネオ・ジオング

作例製作・文●本庄聖/編集●電撃ホビー編集部

 

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本コーナーでは、日曜朝7時よりテレビ朝日系にて放送されている『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』に登場したモビルスーツを、電撃ホビーマガジンやその別冊に収録された作例記事にて紹介します!

 

 

 

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物語もついに最終決戦! 今回ご紹介するのは、フル・フロンタルが搭乗するネオ・ジオングです。シナンジュを内包したその異様な容姿と戦闘力には、誰もが震撼したはず。キットもまた、HGUCとしては圧巻のボリュームであり、劇中の不気味さ、凄みを再現しています。

 

 

HGUC 1/144 ネオ・ジオング

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HGUC「ネオ・ジオング」。この超弩級キットを本庄聖が時間の許す限り徹底的に攻略。特に外装表面はディテールの追加に加え、半ツヤとツヤ消しを使い分けた塗装表現や、ウェザリングで面の情報量が格段にアップ。その巨大感をさらに引き出すことに成功している。また、アーム・ユニットは市販のボールジョイントを仕込み、劇中のような表情豊かな指の動きを実現。改修箇所は少ないものの、効果的にキットの魅力を最大限引き出すことに成功している。

 

 

超巨大キットをディテールアップと塗装表現で魅せる!

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今回はガンプラ史上最大級のキット、HGUC「ネオ・ジオング」を担当させていただきました。一年戦争のラストはジオンの象徴「ジオング」、そして今回、ネオ・ジオンのラストは「ネオ・ジオング」と、最後を飾るに相応しい機体だと思います。

 

▲作例前面。

▲作例前面。

 

▲作例背面。

▲作例背面。

 

設定上でもかなり巨大なMAを、しかも1/144でキット化。今まで経験したことがない圧倒的なボリュームです。こればかりは実物をご覧いただきたいところですが、大げさな表現ではなく、率直に「とんでもないボリューム」のキットですよ! ウェブや店頭での予約も好調なようで話題、人気の高さのほどが窺えます。では、前置きはこのくらいにして製作についての解説を進めていきます。

 

▲HGUC「ユニコーンガンダム(デストロイモード)」(フルアーマー・ユニコーンガンダムを使用)、BB戦士「ネオ・ジオング」とのスリーショット。その巨大さが実感できるだろう。

▲HGUC「ユニコーンガンダム(デストロイモード)」(フルアーマー・ユニコーンガンダムを使用)、BB戦士「ネオ・ジオング」とのスリーショット。その巨大さが実感できるだろう。

 

 

まず、普段ガンプラ製作をする上で、マスクをしていない方も多いかと思いますが、このキットに関してはマスクを用意することをオススメします。表面処理で発生する粉塵、塗装で舞う塗料の量は半端ではありません。鼻や喉を痛める恐れがありますので、マスクはぜひ着用してください。

 

キット自体はメガサイズモデルのようなパーツ構成で、直感的にストレスなく組み上げることができます。ただ、パーツ1つ1つの重さが凄いので、ランナーから切り離す時はねじ切れないように注意してください。後々の処理が面倒です。表面処理に関しては、やはり大きなパーツだけあって大変です。これは400番や600番からですと結構時間がかかるので、私は240番から思い切って面出ししました。パーツによっては320番からでも大丈夫かもしれません。その際、発生する粉塵には注意です! また、ペーパーなどの消耗も激しいので、作業をスムーズに行うためにも買い貯めしておいたほうがよいでしょう。

 

腕部に関して、外側、フレーム共に6本すべてに合わせ目があります。この処理は結構しんどいものがありますが、完成後の達成感は半端ないので、きっちり処理しましょう。後ハメ加工は写真の通りです。特に難しいことなく行えると思います。他の部分は合わせ目がほとんどないので、腕部が一番の山場かと思います。

 

 

アームユニットの後ハメ加工

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▲アーム・ユニットのヒジ関節は、前腕パーツを挟み込む方式だったため、一部スライドレールを切り欠いて後ハメ化。塗装後に写真のように上からスライドさせるようにはめ込んでいけばよい。

 

 

アームユニットの銃身

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アーム・ユニットの銃身(指?)は、基部にボールジョイント受けを埋め込み、指の根元にプラ板を丸く切り出した作った底板を作り、ボールジョイントを差し込んでいる。また可動部分を隠すカバーは市販パーツを加工して使用している。

アーム・ユニットの銃身(指?)は、基部にボールジョイント受けを埋め込み、指の根元にプラ板を丸く切り出した作った底板を作り、ボールジョイントを差し込んでいる。また可動部分を隠すカバーは市販パーツを加工して使用している。

 

▲完成した腕部。

▲完成した腕部。

 

 

プロペラント・タンク底面

▲プロペラント・タンクは底面のバーニアに、市販パーツ、シンチュウパイプ、シンチュウ線を組み合わせた噴射口を再現した。

▲プロペラント・タンクは底面のバーニアに、市販パーツ、シンチュウパイプ、真ちゅう線を組み合わせた噴射口を再現した。

 

 

サイコ・シャード発生装置

▲サイコシャード発生器は、内部を丁寧に塗り分けたのみに留めている。

▲サイコシャード発生器は、内部を丁寧に塗り分けたのみに留めている。

 

 

スカートアーマー外装

▲スカートアーマー外装はディテールが少ないと感じたため、パネルラインなどのディテールを劇中カットを参考に彫り込んでいる。

▲スカートアーマー外装はディテールが少ないと感じたため、パネルラインなどのディテールを劇中カットを参考に彫り込んでいる。

 

 

スカートアーマー内側のバーニア

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▲スカートアーマー内側のバーニアは、プロペラント・タンク同様に市販のシンチュウパイプやシンチュウ線でディテールアップ。バーニア基部の肉抜き穴は目立つ部分のみプラ板とエポキシパテで埋めている。

▲スカートアーマー内側のバーニアは、プロペラント・タンク同様に市販のシンチュウパイプやシンチュウ線でディテールアップ。バーニア基部の肉抜き穴は目立つ部分のみプラ板とエポキシパテで埋めている。

 

 

シナンジュ

▲シナンジュは単体でも成立するようにしっかり作り込んでいる。頭部はブレードアンテナをシャープに削り込み、モノアイを市販のクリアーパーツに置き換えている。

▲シナンジュは単体でも成立するようにしっかり作り込んでいる。頭部はブレードアンテナをシャープに削り込み、モノアイを市販のクリアーパーツに置き換えている。

 

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▲シナンジュ専用バズーカは設定通り丁寧に塗り分けた。

▲シナンジュ専用バズーカは設定通り丁寧に塗り分けた。

 

▲シナンジュ専用バズーカは2挺付属するため、劇中のような両手持ちも再現できる。また両脇の武装コンテナカバーも展開可能。

▲シナンジュ専用バズーカは2挺付属するため、劇中のような両手持ちも再現できる。また両脇の武装コンテナカバーも展開可能。

 

 

そして塗装ですが、こちらはメインとなる赤でビン15本、約150ml使用しました(原液です)。毎回塗装の度に調合していたのでは色が安定しなくなるので、ハイキューパーツさんの「エアブラシ用DPボトル改200ml」に調合した原液をすべてストックしておき、塗装の度に60mlボトルに小分けし、希釈したものを使用していきました。またパーツの油分をしっかり取るために、ファインモールドの「ご機嫌クリーナー」を使用しました。確実に油分を落とせるのでオススメです。またサーフェイサーは、今回NAOKI氏プロデュースのガイアノーツ「NAZCAメカサフ(ヘヴィ)」と専用シンナーを使用。強力な食い付きと、安定感のある均一な塗膜でこちらも非常にオススメの一品です! 色合いもよいです! ちなみにバズーカやディスプレイスタンドはこのサフを吹いたままの状態です。

 

最後にウェザリングですが、どうしても大型キットなので派手に汚しがちですが、1/144というスケール感を損なわないよう、他のHGUCと同様の具合で控えめなくらいにしています。

 

なにはともあれ、このキットはとてつもない迫力、存在感があります。値段も高価なキットですが、それに見合ったボリュームではないでしょうか。完成した時の達成感、ぜひみなさんも味わってください!

 

 

▲ユニコーンガンダム(デストロイモード)との戦闘シーンを再現。背部のアーム・ユニットもご覧のように大きく展開させることができる。ユニコーンガンダムとの対比がその桁外れな巨大さを如実に物語っている。

▲ユニコーンガンダム(デストロイモード)との戦闘シーンを再現。背部のアーム・ユニットもご覧のように大きく展開させることができる。ユニコーンガンダムとの対比がその桁外れな巨大さを如実に物語っている。

 

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COLORING DATA

赤…68番・モンザレッド:40%+81番・あずき色:40%+29番・艦底色:20%1+100番・マルーン:少々
茶…29番・艦底色:60%+81番・あずき色:20%+100番・マルーン:20%
グレー…40番・ジャーマングレー:70%+13番・ニュートラルグレー:30%
紫…67番・パープル:40%+71番・ミッドナイトブルー:40%+CR1番・色ノ源シアン:20%
※すべてGSIクレオスの「Mr.カラー」
および「色ノ源」

 

 

 

DATA

HGUC 1/144 ネオ・ジオング

  • 1/144スケールプラスチックキット
  • 発売中
  • 価格:27,000円(税込)
  • 発売元:バンダイホビー事業部

 

関連情報

 

(c)創通・サンライズ

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