【ガンダムビルドファイターズ連載】ガンプラエース付録をレッドウォーリアに付ける(3)
月刊ガンダムエース(毎月26日発売)連載のガンダムビルドファイターズ外伝『ガンダムビルドファイターズA-R(アメイジング レディ)』は、既刊の『ガンダムビルドファイターズA』の続編としてユウキ・タツヤの新たなる戦いが描かれています。
本連載『ガンダムビルドファイターズD-R』は、『ガンダムビルドファイターズA-R』と連動し、その登場機体を外伝のシナリオを手がけるスタジオオルフェ 千葉智宏先生に解説していただきます。
今月は、別冊の『ガンプラエース』発売記念企画! 「HGBF 1/144 ガンダムアメイジングレッドウォーリア」に、絶賛発売中の『ガンプラエース』付録「ガンダム・アスタロト用追加武装セット」をフクダカズヤが取り付け。いかにカッコよく取り付けていくか? 今回は、ミキシングに関するコラムも含めて紹介!
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1/144 ガンダムアメイジングレッドウォーリア+『ガンプラエース』付録 ガンダム・アスタロト用追加武装セット=ガンダムアメイジングレッドウォーリア・月鋼
こんにちは。フクダです。今回は「HGBF 1/144 ガンダムアメイジングレッドウォーリア」(以下、レッドウォーリア)の本体について。こちらは、頭部、腹部、下腕部のみの改造にとどめ製作しています。
頭部は「ひさし」の下に1ミリ厚のプラ板を貼り、外側に向かって薄くなるようV字に削っています。
顔は取り付けピンを切り、塗装後に接着する後ハメ加工を行っていますが、あごを引いた感じにしたかったので取り付け角度を変更しています。
特徴的なアンテナは「細くシャープに削る」とか「真ちゅう線に変更」といった工作はあえてしていません。少々長く感じた先端をちょっとだけ切り、パーティングラインを削ったのみです。
胴体は、全長に対し少々短く感じましたので腹部(A1-18)の上下に1ミリ厚のプラ板を貼り足して2ミリほど延長しました。
前腕部は合わせ目消しを行わずモールド化しています。これによりヒジ関節を塗装後に組む事も可能になります。またレッドウォーリアのハンドパーツでは付録キットを持つことはできないため、「ビルドナックルズ(丸)」のMサイズハンドを使用しています。さらに「あのポーズ」用に平手も用意しておきました。
レッドウォーリアの塗装は悩みどころですね。メタリック塗装もグロス塗装も似合うMSだと思います。ボクも最初はパールを使用したメタリック塗装にしようと考えていましたが、今回は「ガンダム・アスタロト用追加武装セット」との一体感を念頭に置いて製作していますし、形状もわかりやすい方がよいと判断したのでツヤ消しを選択しました。
COLORING DATA
赤…68番・モンザレッド:70% +174番・蛍光ピンク:30%
濃赤…100番・マルーン
黄…GX4番・キアライエロー
灰…333番・エクストラダークシーグレー
白…97番・灰色9号:60%+GX1番・クールホワイト:40%
※すべてGSIクレオスのMr.カラー、Mr.カラーGXを使用。
完成!
●ワンポイントコラム:ミキシングビルドで役に立つ「キャラクター性」
フクダです。編集部からの依頼で、ミキシングについて自分が気をつけている点をお話したいと思います。今回のレッドウォーリアとザクアメイジング(次週本格的にご紹介します)。ともに同じ武器を使用していながら装備方法や取り付け方法が異なります。
これは、スリム体形とどっしり体形、それぞれのガンプラが持つキャラクター性を考慮して装備方法に変化をつけているからです。一言で言うならばレッドウォーリアは「規格外の重量武器なのでそれに対応させるため、専用に設計された装備方法」、ザクアメイジングは「パワーで無理矢理使いこなす」という感じです。
例えばパイルバンカー・シールド。
ザクアメイジングが使う場合は、レッドウォーリアと違って手で持つようにしています。これは、「腕に3ミリ穴がなかった」ことも理由ではあるのですが、ベースキットがマッシヴな汎用機なので「対応していない武器でも手に持ってガシガシ戦う」という無骨なイメージを持たせるためです。
一方、スリムなレッドウォーリアの場合、重そうな武器を手で持つよりも腕に固定してしまった方が「殴った時により大きな力が伝わるように見えるのではないか?」という思考を取り入れています。また取り付け方法があるということから「専用に考案、設計された」といった効果が生まれ、違和感なくベースキットと馴染み一体感も演出できるのではないか? という理由もあります。
レッドウォーリアは上記のバンカー取り付け案とライフルの分割や武器合体などのアイデアも加え、「専用に考案、設計された」という演出(=レッドウォーリアの印象に合わせた改造)を強調しています。また、210mm対物ライフルのボディとガンブレイドを接続した武器「月鋼ガンブレイド」は、分割してバックパックからのサブアームで支えています。
これは、「両腕で持っていた210mm対物ライフルを月鋼ガンブレイド状態では片手で保持しなくてはいけないので、それに合わせた強化案」であり、月鋼ガンブレイドの武器合体自体も「レッドウォーリアのビームライフル甲と乙の武器合体をヒントに取り入れた案」となっています。またマーキュリーレヴやガンダムアメイジングエクシア、またHi-νガンダムヴレイブスーパーウェポンとのつながりを見せる構成のブレード状の武器として「同じ人物が作った」という印象を持たせているのです。
次週はザクアメイジングに付録武器を付けた「ザクアメイジング・月鋼」を紹介!
さらに、スタジオオルフェ千葉智宏先生の機体解説は
驚きのジュリアン・マッケンジー機!
製作は、あの本郷奏多さんだっ!
乞うご期待!
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